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2015年04月12日

アロンソ、マクラーレンで引退の意向を示す

AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)元世界王者のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は9日、問題を抱えてはいるものの、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)でキャリアを終える意向を示した。

 フェラーリ(Ferrari)を去り、高額の複数年契約で今季からマクラーレンに復帰したアロンソは、今季第3戦中国GP(Chinese Grand Prix 2015)への準備を進める中、引退前に他のチームへ移る考えについて否定した。

 合同テストでのクラッシュにより開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)を欠場し、第2戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)では途中リタイアとなってしまったアロンソは、「あと何年になるにせよ、F1で15年、16年、17年間くらい過ごせば十分だ」と語った。

「恐らくはフェラーリの時と同じで、そこで人生の一部に幕を閉じることになるだろう」

 スペイン出身で33歳のアロンソはまた、引退後にチームのマネジメントに関わるつもりはないと主張している。

 アロンソは、「マクラーレンでキャリアを終える」とし、「マネジャーになるつもりはないし、もう十分だ。僕らスポーツマンというのは闘志を持っているから、勝負の世界は好きだけど、年齢やこれまで成し遂げてきたことを考えると、別の道を模索することになるだろう」という考えを明かした。

「幸運にも年間王者になれたし、多くのGPで勝利を収めてきた。だから今はトロフィーを獲得することよりも、自分やチームの仕事に対する喜びと誇りの方が大きいと感じることがある。人生には優先順位が変わる境地に到達する時がくるのさ」

 アロンソは、2005年と2006年にルノー(Renault)でF1選手権連覇を果たすと、2007年に移籍したマクラーレンでは、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とチームメート同士で衝突するという苦い経験を味わっている。【翻訳編集】 AFPBB News


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マクラーレン、マレーシアGPでの進歩は「極めて大きい」

マレーシアGPでマクラーレン・ホンダが非常に大きく進歩したことが確認できたと、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは語った。

 マクラーレンとホンダのパートナーシップが今季復活したものの、苦しいスタートを切っており、2戦の中で完走を果たしたのは1度だけ(開幕戦オーストラリアのジェンソン・バトンの11位)、予選では一度もQ2に進出できていない。

 しかしブーリエは苦しんだ冬季テスト、あるいはオーストラリアと比較して、マレーシアではきわめて大きな進歩が見られたと述べている。
 マレーシア決勝では、フェルナンド・アロンソもバトンも後方集団の中で走ることができたものの、最終的にはパワーユニットのトラブルでリタイアに終わった。

「ポイントは獲得できなかった。確かにフォース・インディアの前を走ったが、我々が目指しているのはそこではない」とブーリエ。

「絶対的なパフォーマンスの評価はポールポジションや優勝を争うようになった時に行うことであり、今はまだその段階ではない。今はバルセロナテストとオーストラリアとの比較で評価しており、それに関しては非常に大きな違いが見られた」

「ドライバーはふたりともマシンバランスとドライバビリティにポジティブな感触を持っていた。それは非常に重要なことだ。この調子で前に進み続けなければならない」

 ブーリエは、パワーユニットの信頼性を改善していく必要があると認めている。

「よくなったのは確かだが、さらに一歩前進する必要がある。補助パーツの信頼性はダイナモ上で向上させることが可能だが、テストであまり走行できなかったため、これから細かい問題を解決していかなければならない」
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F1現地直送:ホンダ・パワーユニット、熱の次はターボに新たなトラブルの可能性

 マレーシアGPの金曜夜、ホンダはジェンソン・バトンのパワーユニットを交換した。正確には6つで構成されているコンポーネントのうちCE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(エナジーストア)、MGU-Kを除く3つのコンポーネンツである、ICE(エンジン本体)とTC(ターボチャージャー)とMGU-Hだ。これは開幕戦のスタート前にブロウしたケビン・マグヌッセンのパワーユニットのトラブルリストと同じである。

復帰初戦は無念のリタイアとなったアロンソ

 この状況を確認したあるレース関係者は「ホンダはターボになんらかの問題を抱えている可能性がある」と読む。ICEだけでなくTCと同軸で接続されているMGU-Hを交換しているということは、超高速で回転しているターボがなんらかの原因で破壊され、ターボに接合しているICEとMGU-Hにもダメージを与えた可能性が考えられるからだ。

 もし、この推測のとおりであれば事態は深刻かもしれない。ターボが破壊される理由のひとつとして、ターボ軸が危険速度を超えた可能性が考えられるからだ。超高速で回転するターボの軸は、わずかな「ねじり」や「うねり」でも振動が発生し、その振動数が回転軸の速度と一致すると増幅し、危険な状態となる。それが危険速度である。F1の場合、MGU-Hの上限が毎分12万5000回転なので、それを回すターボも、その上限ギリギリで稼働させるのが一般的だ。

 危険速度を超えないようにするためには、振動そのものを起こさないよう部品の精度を上げることの他に、軸自体の強度を上げる、または軸が「ねじり」や「うねり」を起こしにくいよう全長を短くするという方法がある。しかし、その改善は容易ではない。パワーユニットは開幕前にホモロゲート(認証)されており、勝手に仕様を変更できないからだ。特に軸の全長を短くするには、ターボとMGU-Hのレイアウトの変更も同時に行わなければならないため、大きな使用変更となる。シーズン中に変更が許されるのは、安全性に問題があり、かつパフォーマンス向上に繋がらない場合のみだ。

 しかしホンダの新井総責任者は、それ以外にも仕様を変更する目的はあると説く。

「今回マレーシアGPに投入した2基目のパワーユニットは、オーストラリアGPとまったく同じものではありません。もちろん信頼性目的で仕様を変更したものもあれば、承認しなくてもいい部分で設計を変更したものもあります。そうやって日々進化しないと(メルセデスに)追いつけませんから」

 しかし、投入した2基目のパワーユニットは2台ともレースでトラブルに見舞われた。しかも、バトンは再びターボに不具合を発生させている。

 オーストラリアGPで熱に苦しんだホンダが、今度はターボに悩んでいるとしたら、頭の痛い問題となることは間違いない。今後ホンダが、どのような対応をとるのか注視したい。
posted by Ayrton at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ホンダF1[Honda F1] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ベッテル「子どもの頃の夢がかなった。勝因は高温」フェラーリ日曜コメント

2015年F1マレーシアGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは優勝を獲得した。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「「Grande gara, bella macchina!」(「最高のレース、美しいマシン」の意)」
「ついイタリア語を使ってしまって申し訳ない。でも今日は僕にとって特別な日なんだ。何と言っていいか分からない。言葉にならないよ。子どものころからのひとつの夢がかなっただけでなく、たくさんの夢が一緒になったような感じがする。表彰台の上でドイツとイタリアの国歌が流れるのを聞き、見下ろすとメカニック、エンジニアをはじめチームの皆がいる……最高の瞬間だった」

「チームの雰囲気は前からよかったけれど、さらにどんどんよくなっている。今日大事なのはこの瞬間を共に楽しみ、祝うこと。僕はこれまで頻繁にチームを移ってはこなかったけど、新しいチームで勝つとほっとするね。フェラーリに加入して以来、心から歓迎してもらっているのを感じているし、協力し合って状況を改善するべく努力している」

「いつも言っているようにポテンシャルは大きい。冬の間にこれほど大きく前進できたことを確認できて嬉しい。(ドライバーがひとり変わったし)バックグラウンドで大きな変化があった。そういうときには簡単にはいかないものだけど、皆がポジティブな面を見ていた」

「去年とは比べられない。去年も(レッドブルの)マシンは優れていたけれど、僕がうまく力を引き出せなかった。フェラーリに来て、最初からいい感触を持っていた。今日は特別な日だ。僕自身もチームも優勝したのは久しぶりだからね」

「毎戦同じポジションに立ちたいけれど、現実的に考えないとね。メルセデスは今日は少し苦戦したが、彼らのパッケージは素晴らしい。僕らは1戦ごとにギャップを縮めていき、彼らのすぐ後ろの位置に常にいられるようになることを目指す」

「メルセデスは(今日は)高温に苦しんでいたのだと思う。予想していた以上にね。逆に僕らは予想していたほどは苦しまなかった。その両方の要素によって、僕らが強さを発揮して彼らを正々堂々と負かすことができたんだ」

「次のレースはまた違うタイプのサーキットで行われる。ここよりかなり涼しいコンディションになるだろう。メルセデスは当面は暑いコンディションで苦労するだろうけど、(中国では)力を発揮するはずだ」

「彼らは常に最速だ。でも今日、僕らは彼らの弱点を利用することができた。次も全力で戦い、どこまでやれるか見てみたい」
posted by Ayrton at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホンダ「パワーユニットの問題でリタイア。速さが見えただけに残念」/マレーシアGP日曜

2015年F1マレーシアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは共にリタイアを喫した。

ホンダF1プロジェクト総責任者 新井康久
「フェルナンドは今日いいペースを発揮していましたが、ERSの冷却の問題により彼をリタイアさせなければなりませんでした。もちろん非常にがっかりしています」

「ジェンソンは接近戦が繰り広げられている集団の中で走っており、我々は何とかポジションを維持しようと努力しているところでしたが、彼のマシンにターボの問題が起きてしまいました」

「2台のリタイアは、コンペティティブなレースのコンディションの中でパワーユニットを酷使した結果であり、このサーキットで直面した高温のコンディションによるものではありません」

「トラブルについてさらに調査を行い、上海戦の前に改善するつもりです」
posted by Ayrton at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マクラーレン・ホンダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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