前日の日本GPを戦い終えたばかりの中嶋は、集まったファンを前に元気な姿を見せ「残り2戦は来年の始まりだと思ってやっていく」と意気込みを語った。
F1ドライバーとして初の母国グランプリを戦った中嶋だったが、決勝のオープニングラップでマシンの挙動を乱したレッドブルのデビッド・クルサードと接触する不運に見舞われ、フロントウィングにダメージを負ってしまう。
このため緊急でピットに戻り、大幅に順位を落としてしまった。この日のイベントのトークショーで中嶋は「正直残念でした。でも、あれはしょうがないですからね」と無念さをにじませながら、「最初の予定では、燃料を結構軽めにして、ばしばしオーバーテイクするつもりだったんですけど、あれでワンストップに切り替えました。あとは青旗と戦いながらでしたね。ある意味開き直って、60何周があっという間でした。もっと走っていたかったですね」と日本GPを振り返っている。
結局15位でチェッカーを受け、望んだ結果は残せなかった。
しかし、「僕の特技はものを忘れることです。悪いことはどんどん忘れます」と次に気持ちを切り替えている。来季もウィリアムズでF1に参戦することが決まっており、「来年はいい年にしたい」と決意を見せると、今シーズンの終盤に向けて「残り2戦は来年の始まりだと思ってやっていきます」と力強く語っていた。
私生活にも話は及び、「愛知出身なんですけど、巨人ファンなんです。古いけど斎藤雅樹選手の大ファンです」と明かす。
普段はイギリスで生活を送る中嶋だが、日本のインターネットサイトを通じ野球の結果はつねにチェックしているとのこと。
また、「日本は本当にいい国です。冷たい空気の中で温泉に入ってぼーっとするのもいいですよね。温泉は最高です」と日本のよさを熱く主張する。
トークショーの後は、電気シェーバーでキウイフルーツの表面の毛を剃る「シェービンググランプリ」が行なわれた。
客席から選ばれた6名のファンと一緒に参加した中嶋は、「秘策を思いつきました」と自信満々。
その秘策とは、ある程度剃ったところで、残りは手で揉んで表面を滑らかにするというものだったため、反則と見なされた中嶋はまさかの予選落ちを宣告される。
「やったもん勝ちだと思ったんですけど」と主張し、観客の笑いを誘っていた。決勝には子供2名、女性1名が進み、中嶋が審判を担当。最終的に女性のファンを優勝と決め、中嶋のサイン入りキャップとシェーバーを優勝商品として手渡すが、中嶋は「決勝に残った人、誰もシェーバー使いませんね」と苦笑していた。
そして、あらためてファンに向け、「たくさんの方に来ていただいてありがとうございます。今年の日本GPは終わりましたけど、来年は鈴鹿です。最高の状態で帰ってきて、最高のレースを見せられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と意欲的に語るも、最後の「応援よろしくお願いします」でうまく口が回らず言い直すことになり、「シェービンググランプリで予選落ちしたショックですかね(笑)」と最後まで明るい表情でファンを楽しませた。
[ISM]
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