先日、L.ディ・モンテツェーモロ社長は、F1は通常の透明なやり方で運営されておらず、管理者を必要としていないと語り、各チームはテレビ放映権などで得た収益の分配金をより多く得られるべきだと主張していた。
これに対しB.エクレストン会長は、イギリスの新聞『タイムズ』紙の20日発行の土曜版で反論し「フェラーリはほかのどのチームよりも、かなり多くの分配金を得ている。彼らは自分たちがどれくらい稼いでいるか正確にわかっているだろう。彼らはそれほどバカじゃない。それほど利口でもないけどね。彼らはおよそ8,000万ドル(約71億円)多く稼いでいるんだ。彼らがコンストラクターズチャンピオンを獲得した場合、今年は獲得しているが、マクラーレンが獲得した場合よりも8,000万ドル多く手に入れるんだ」とフェラーリが他チームよりも多くの分配金を得ていることを明らかにした。
F1世界選手権が始まった1950年から現在まで唯一参戦を続けているフェラーリは、F1で最も人気があり成功したチームでもある。
その特殊性や重要性を評価して、フェラーリが収益分配金をより多く受け取っていることは公然の事実だったが、その金額が明らかにされたのは今回のB.エクレストン会長の発言が初めてであった。
さらにB.エクレストン会長は「彼(L.ディ・モンテツェーモロ社長)が明らかにしなかった唯一のことは、フェラーリがほかの全チームより多くもらっている追加の分配金のことと、過去数年間フェラーリが得ている特別なもののことだ…… 彼らが気にしている『全体的な支援』はすでにF1にはあるんだ」とフェラーリが礼遇されている事実を隠していることを批判し、収益分配は十分に行なわれていることも強調した。
また、フェラーリが追加の分配金を受け取ることになった経緯についてB.エクレストン会長は、2003年に他の自動車メーカーがF1とは別のレースシリーズを設立する動きを見せていたとき、フェラーリのみがその動きに加わらずB.エクレストン会長と新協定に合意したからだと説明。
「彼らはほかの自動車メーカーと対立した唯一のチームだった。なぜ、彼らは対立したのか…… それは8,000万ドルが入ってくるからだ」と明かした。
そして、L.ディ・モンテツェーモロ社長に対し「彼がすべきことは、金を要求するよりも、フェラーリが得ている追加の分配金をすべてのチーム間で分配することだ」とその批判を封じ込めた。
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