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2009年09月17日

ルノー 故意クラッシュを認める

ルノーは、現地時間(以下、現地時間)16日、昨年のシンガポールGPで故意のクラッシュを起こした不正工作を認め、これに関与したフラビオ・ブリアトーレ氏とパット・シモンズ氏のチーム首脳2人がチームから離脱したことを発表した。『ロイター』通信が伝えている。
ルノーは、昨年のシンガポールGPで当時ドライバーだったネルソン・ピケJr.に故意のクラッシュを指示し、チームメイトのフェルナンド・アロンソを優勝に導いたとの疑いでFIA(国際自動車連盟)の告発を受けている。
ルノーは16日の声明を通じ、この告発について異議を唱えないことを明らかにし「また、マネージング・ディレクターのフラビオ・ブリアトーレとエグゼクティブ・ディレクター・オブ・エンジニアリングのパット・シモンズがチームを離脱したことを発表したい」と続けている。
F.ブリアトーレ氏とP.シモンズ氏は処分を受けるため、来週21日にフランス・パリで開かれるFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)に予定通り出廷することになっている。
F.ブリアトーレ氏は、前身チームのベネトンで1994年と1995年にミハエル・シューマッハとともにチャンピオンを獲得し、2005年、2006年にはルノーでF.アロンソと2年連続でドライバーズとコンストラクターズのダブルタイトルを手に入れた。
また、F.アロンソの個人マネージャーも務めている。さらに、F1の商業面を支配するFOM(フォーミュラワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン会長はビジネスパートナーで、イギリスのサッカーチームを共同所有している。最近ではFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)の中心人物としてF1分裂問題にも関わっており、また派手な私生活でセレブ雑誌に取り上げられることも多い。
一方、P.シモンズ氏は事実上レースの戦略面を指揮しており、その離脱はルノーにとって大打撃になると思われる。
両者の後任はまだ発表されていない。
FIAのマックス・モズレー会長は、先日、この事件は2007年に起こったマクラーレンのスパイ事件よりも重大だと主張していた。
WMSCは、ルノーの恒久的な選手権追放などの重い処分を科す可能性もある。
N.ピケJr.は、すでにFIAに対し故意クラッシュの詳細について証言し、その7月30日付けの声明文が後日メディアにもリークされた。
その中で、N.ピケJr.は昨年9月28日にF1史上初のナイトレースとして開催されたシンガポールGPのレース前に、チーム代表のオフィスでF.ブリアトーレ氏とP.シモンズ氏に会ったとFIAの調査官に明かしている。
N.ピケJr.は「シモンズ氏は、ブリアトーレ氏が同席する中、僕に『セーフティカーを出動させることで』チームのために自分のレースを犠牲にする意志があるかと聞いてきた」と声明文の中で語っている。
さらに当時の自分は、2009年の契約が更新されるか不安定な状況で「とても傷つきやすく感情的な精神状態」であり、このことに合意すれば自らの立場がよくなると考えたと明かしている。
そして「シモンズ氏は僕を部屋の角の静かなところに連れて行って、地図を使って、僕がクラッシュすべきコース上の正確なコーナーを指差した」と具体的に当時の様子を説明している。
このレースでは、F.アロンソは12周目にピットストップし給油を行なった。その直後の14周目、N.ピケJr.が容易にマシンを排除できない場所でクラッシュしたため、セーフティカーが出動。当時のルールではセーフティカー出動中でピットレーン閉鎖中の給油は違反だったため、多くのライバルがペナルティを受けて後退する中、F.アロンソは先頭に立ち、そのままトップでチェッカーを受けた。なお、F.アロンソはチームの不正工作について一切知らなかったと主張している。
また、N.ピケJr.は成績不振のため今年8月にルノーから解雇されている。
P.シモンズ氏は先日のベルギーGP中にFIAの事情聴取を受けており、この内容もメディアにリークされている。この中で、FIAの調査官からクラッシュが起こることを知っていたのかと尋ねれたP,シモンズ氏は「その質問には答えたくない」と応じていた。さらに、「ウソをつくつもりはない。ウソはついていないが、少しばかり自分の立場を保留している」とも語っていた。
先日、ルノーとF.ブリアトーレ氏は、N.ピケJr.とその父で元F1王者のネルソン・ピケ氏が虚偽の主張をして脅迫を行なったと非難し、フランスで刑事訴訟の手続きを始めていた。
[ISM]
posted by Ayrton at 20:38| Comment(0) | TrackBack(3) | F1ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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