F1の公式サイト『Formula1.com』とステファンGPの公式サイトが伝えている。
セルビア人のゾラン・ステファノヴィッチ氏が立ち上げたステファンGPは、撤退したトヨタのマシンを使用して今年のF1エントリーを目指し、ドライバー候補には前ウィリアムズの中島一貴の名前も挙がっていたが、FIA(国際自動車連盟)は参戦を認めなかった。
今季は当初13チームのエントリーが予定されていたが、USF1が開幕直前に参戦を断念。FIAは新たに13チーム目のエントリーを認めることなく、12チームで開幕を迎えた。
しかし来季は26台をグリッドに並べることを目指しており、13チーム目の選考を再開した。
エントリー表明とともに、Z.ステファノヴィッチ氏はF1基準のレース用サーキットを建設する意志も明らかにした。
Z.ステファノヴィッチ氏は、セルビアの首都ベオグラードの郊外に、2年以内の完成を目指す技術総合施設ステファン・テクノロジー・パークを建設することを発表。
サーキットはその一角を占め、またチーム拠点の役割も果たすことになる。
Z.ステファノヴィッチ氏は「これは、熱意あるハイテク企業として我々を知らしめたいということ、そして長期のF1参戦について我々が真剣だということの証明だ。
我々は施設や組織の点で間もなくトップチームと肩を並べると考えており、ステファン・テクノロジー・パークはそれらのチームと比較されることを目指しているので、将来、多くの前向きな進歩があることを期待している」と抱負を語っている。
FIAは7月にも2011年チームについて発表すると見られている。
[ISM]