チーム代表のマーティン ウィットマーシュ氏は「2014年のマクラーレンのF1レースドライバーとして、ケビンがジェンソンに加わることを喜んでいる」と来季のラインナップについて明らかにした。
前日13日、セルヒオ ペレスがわずか1年でマクラーレンを離れることを自らのツイッターを通じて発表していただけに、K.マグヌッセンの起用は予想通りととらえられた。
K.マグヌッセンは21歳のデンマーク人。マクラーレンからF1デビューするルーキーは、2007年のルイス ハミルトン以来となる。L.ハミルトン同様、K.マグヌッセンも下位カテゴリー時代からマクラーレンの支援を受けており、今季はフォーミュラ・ルノー3.5シリーズのタイトルを獲得した。
父ヤンは元F1ドライバーで、1995年に1戦のみマクラーレンから出場、1997年にはスチュワートから参戦した。しかしデビュー当時は注目されたものの、すぐさま第一線から退いている。
K.マグヌッセンは自らのF1デビューに「すごくうれしい」と喜びを表わし、「小さい子どものころからずっと、マクラーレンでドライブするのが僕の夢だった。マクラーレンのF1ドライバーになるという目標を達成するために、人生のほぼ毎日を捧げていたと言っても過言ではないよ。みんなの期待を裏切ることはしない」と、意気込みを語っていた。
チームメイトとなるJ.バトンは、2009年F1王者で来季がマクラーレンでの5シーズン目となる。2014年は現行の自然吸気2.4リッターV8エンジンに替わり、ERS(エネルギー回生システム)搭載の1.6リッターV6ターボエンジンが導入されるなど、大幅なレギュレーション変更が行なわれるが、J.バトンの豊富な経験がチームに貢献すると期待されている。
K.マグヌッセンは「ジェンソンは、間違いなく理想的なチームメイトだよ。もちろん、すごく速いだけでなく、とても経験豊富で技術面でもかなり優れている。彼はF1ワールドチャンピオンだ。いつの日か僕がなりたいと願っているものだ。彼からできる限り多くのことを学びたいと強く誓っているよ」と、J.バトンを自らの目標に掲げていた。
M.ウィットマーシュ代表は、K.マグヌッセンについて「彼がF1マシンをテストするときはいつもすごく速いし、とても丁寧だった。そして彼のフィードバックは、一級品だったよ」と高く評価している。
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