彼の『CT05』はテレビで見てもそれとわかるほどリヤタイヤが傾いていた。
「リヤのトラックロッドが折れてしまっていたんだ。
ぶつかってもいないのに、こんな所が壊れるなんて初めてのことだよ。
どうにもマシンの挙動がおかしいのでマシンを止めたんだけど、コースマーシャルには『いい所に止めてくれた』って感謝されたよ。
でも、スクーターに乗せられてピットに戻る途中、人一人がやっとというくらいの狭い所をすり抜けるんだ。
もう川に落ちるんじゃないかと思って、レースよりこっちのほうが緊張したね」と、小林可夢偉。
オープニングラップでライバルのマルシア勢が2台とも消える絶好の機会だったが、残念ながらケータハム勢の2台もまたその後を追う結果となった。
ラベル:ケータハム