可夢偉は2週間前のベルギーGPでアンドレ・ロッテラーにレースシートを譲り、今季初めてグランプリウィークエンドで走行しなかった。ロッテラーはスパ・フランコルシャンでアップグレードされたCT05シャシーを試したが、レーススタート直後にリタイアを喫している。
ケータハムは4日、可夢偉が再びコックピットに戻ることを発表したが、フリー走行1回目では彼に替わってフォーミュラ・ルノー3.5に参戦しているロベルト・メルヒがステアリングを握る。
可夢偉は「ケータハムのために働いているし、常にチームの決定を尊重している。クルマに戻り、再びレースをするのが楽しみだよ!」
「僕たちは努力しているし、夏休み前のハンガリーでドライブして以来、新しいアップデートの投入と同時にパフォーマンスをクルマに与えてきた。モンツァのトラックでアップデートの感触を味わうのを楽しみにしている」と語った。
一方、F1マシンを初めてドライブする機会を与えられたメルヒはチームに感謝の意を表している。
メルヒは「初めてのF1フリー走行セッションに参加できることを光栄に思うし、この機会をケータハムに感謝したい。長い間望んでいたことなんだ」
「この数週間、チームと密接に働いてきたから、この機会に向けて準備は整っていると思う。5日は僕にとって非常に特別な1日になるだろうし、決して忘れない日になるだろうね」と述べている。