管財人の手に渡った後もケータハムは運営継続に向けた努力を続け、クラウドファンディングの手法でファンからのサポートを得つつアブダビGP参戦を目指してきた。最終戦アブダビGPに参戦することを正式に発表したのに続き、チームは小林可夢偉がステアリングを握ることを発表。可夢偉はチームリリースに加えて自身の『Facebook(フェイスブック)』でも最終戦に向けた意気込みを語っている。また、チームのリリースには『Smith & Williamson(スミス&ウィリアムソン)』に所属する管財人であり、暫定チーム代表のフィンバー・オコンネルが喜びのコメントを寄せた。
小林可夢偉
「おかげさまでアブダビGPに出場できることになりました。この数週間は決して簡単な状況ではなかったで、再びステアリングを握りケータハムF1チームと一緒に仕事ができることが嬉しいです。チームをサポートしてくれたファンのみなさまに感謝します。このチームはどんなときも全力を尽くしてきましたし、決してあきらめることはありませんでした。アブダビGPを戦うにふさわしいチームです。ですからクラウドファンディングプロジェクトのおかげで再びレースを戦えることになり非常に嬉しいです。これからは僕たちの番です。この週末全力を尽くして、チームの未来のためにも今シーズンをいい結果で締めくくりたいと思います(原文ママ)」
フィンバー・オコンネル(ケータハム・スポーツ・リミテッド共同管財人)
「チームはアブダビのレースウイークエンドに可夢偉を迎えられることを喜んでいる。可夢偉は高い才能を持つレースドライバーであり、彼はレースカーに乗っているべきで、それこそ彼の居場所だとチームは批評した。ケータハムF1にとって不安定な時期が続いた後、チームは再建計画の一部として再びマシンを披露できることをうれしく思っており、世界に名を馳せる可夢偉のようなドライバーと共にレースするのはこれ以上にないことだ」