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2007年05月10日

ホンダ スペインGPプレビュー

スペインGPプレビュー
開幕戦のオーストラリアから3戦続いたアウェーでのレースから、グランプリもようやくヨーロッパに戻ってくる。
今週末の第4戦は、バルセロナ・カタルニアサーキットで行われるスペインGPである。
ここはHonda Racing F1 Teamにとっては、数多くのテストをこなしているコース。
GPに先立ち、チームは、4日間の合同テストを終えたばかりである。
中本修平シニア・テクニカル・ディレクター:
スペインGPに向け、最新の空力パッケージを中心に、多くのメニューをこなした。
膨大なデータを収集し、最適なセットアップを見つけることができ、特に、空力性能は、向上している。
タイヤとのマッチングも良く、周回ペースや信頼性のレベルは安定している。
しかし、全体的に進化しているものの、まだやるべきことは多い。
ジェンソン・バトン:
このサーキットはよくテストで走っているから、あらゆるコーナーを知りつくしてる。
ここでいいタイムを出すためには、何よりもダウンフォースをしっかり付けることだ。
それからドライバーとしては、高速コーナーでは思いきって攻めないといけない。
抜けるポイントは、そんなにはない。
しいてあげれば、スタート直後の1コーナーかな。
その後展開が落ち着いてからも、無理をすれば抜けないことはない。
でもかなり、むずかしいね。
新設されたシケインはものすごく滑りやすいし、ここでガクンとペースが落ちるし、トリッキーなコーナーだ。
ここでは、ひとつの小さなミスが大きなタイムロスにつながる可能性がある。
ここができたために、去年までは超高速で突っ込んでいた最終コーナーへのアプローチも、すっかり普通になってしまったね。
ルーベンス・バリチェロ:
これだけ、ここでテストをやってると、ほとんどホームサーキットと言っていいくらいだ。
他のドライバーもそうだと思うが、コースについて自分の手のひらの中と思うくらい知ってるよ。
1周の走行は、だいたいこんな感じだ。
最終13コーナーを立ち上がると、長いメインストレートが待っている。
ここでエンジンを全開にすると、巨大なグランドスタンドに跳ね返って、ものすごい音響になる。
周回のたびにこれを聴くのも、ここを走る楽しみの一つだね。
そこから下りながら、右への1コーナー。
時速310kmからフルブレーキで、一気に2速まで落とす。
そして左に切り返す2コーナーだ。
立ち上がりでは一気に加速して、長い右の3コーナーに飛び込んで行く。
ここはグリップに有利ばニュータイヤだったら、全開だね。
時速300kmまで加速してから、短い右の4コーナーへ。
ここは下りながらのヘヤピンで、2速で抜けながら5コーナーに向かう。
路面がうねっているから、タイヤをロックしないように気をつけないといけない。
中速の左6コーナーに向かって、再びフル加速。縁石にしっかり乗りながら、裏ストレートへとつながる7コーナーをクリアする。ここから8コーナーへと向かいながら、再び速度は時速300kmを超える。このあたりは路面舗装が新しく、すごく滑りやすい。フルブレーキングで、2速にシフトダウン。そこから加速して、長い右の9コーナーに向かう。
終盤区間は新しくシケインができたことで、右左右の複合コーナーになった。
去年までの高速右コーナーに比べると、一気に遅くなってしまったね。
ここの立ち上がりは、盛り上がっている縁石にマシンを強くぶつけないように。
エンジンを全開にしたら、あとはまた素晴らしいエキゾーストサウンドを堪能するだけだ。
[FMotorsports F1]
posted by Ayrton at 21:35 | TrackBack(0) | ホンダF1[Honda F1] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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