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2015年04月12日

F1現地直送:ホンダ・パワーユニット、熱の次はターボに新たなトラブルの可能性

 マレーシアGPの金曜夜、ホンダはジェンソン・バトンのパワーユニットを交換した。正確には6つで構成されているコンポーネントのうちCE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(エナジーストア)、MGU-Kを除く3つのコンポーネンツである、ICE(エンジン本体)とTC(ターボチャージャー)とMGU-Hだ。これは開幕戦のスタート前にブロウしたケビン・マグヌッセンのパワーユニットのトラブルリストと同じである。

復帰初戦は無念のリタイアとなったアロンソ

 この状況を確認したあるレース関係者は「ホンダはターボになんらかの問題を抱えている可能性がある」と読む。ICEだけでなくTCと同軸で接続されているMGU-Hを交換しているということは、超高速で回転しているターボがなんらかの原因で破壊され、ターボに接合しているICEとMGU-Hにもダメージを与えた可能性が考えられるからだ。

 もし、この推測のとおりであれば事態は深刻かもしれない。ターボが破壊される理由のひとつとして、ターボ軸が危険速度を超えた可能性が考えられるからだ。超高速で回転するターボの軸は、わずかな「ねじり」や「うねり」でも振動が発生し、その振動数が回転軸の速度と一致すると増幅し、危険な状態となる。それが危険速度である。F1の場合、MGU-Hの上限が毎分12万5000回転なので、それを回すターボも、その上限ギリギリで稼働させるのが一般的だ。

 危険速度を超えないようにするためには、振動そのものを起こさないよう部品の精度を上げることの他に、軸自体の強度を上げる、または軸が「ねじり」や「うねり」を起こしにくいよう全長を短くするという方法がある。しかし、その改善は容易ではない。パワーユニットは開幕前にホモロゲート(認証)されており、勝手に仕様を変更できないからだ。特に軸の全長を短くするには、ターボとMGU-Hのレイアウトの変更も同時に行わなければならないため、大きな使用変更となる。シーズン中に変更が許されるのは、安全性に問題があり、かつパフォーマンス向上に繋がらない場合のみだ。

 しかしホンダの新井総責任者は、それ以外にも仕様を変更する目的はあると説く。

「今回マレーシアGPに投入した2基目のパワーユニットは、オーストラリアGPとまったく同じものではありません。もちろん信頼性目的で仕様を変更したものもあれば、承認しなくてもいい部分で設計を変更したものもあります。そうやって日々進化しないと(メルセデスに)追いつけませんから」

 しかし、投入した2基目のパワーユニットは2台ともレースでトラブルに見舞われた。しかも、バトンは再びターボに不具合を発生させている。

 オーストラリアGPで熱に苦しんだホンダが、今度はターボに悩んでいるとしたら、頭の痛い問題となることは間違いない。今後ホンダが、どのような対応をとるのか注視したい。


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2015年01月18日

FIA、ホンダにシーズン中のパワーユニット開発を許可。範囲は「他社の平均」

FIAは2015年に新規参入するホンダに対し、シーズン中のパワーユニットの開発を条件付きで認めることを明らかにした。
 FIAは昨年末、パワーユニットのホモロゲーションの期限がレギュレーションに明記されていないとの指摘を受け入れ、メルセデス、フェラーリ、ルノーが2015年シーズンに開発を続けることを許可した。しかし今年から参戦するホンダに関しては、昨年のライバルたちと同様に2月28日を期限とし、シーズン中のアップデートを禁止するのが公平な措置であるとの見解を示した。
 マクラーレンとホンダはこれに不満を持ち、先週月曜、ホンダの代表者がF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングと会い、エンジン凍結規則に関する話し合いを行った。
 その結果、FIAは先週金曜、全チームに対し、さらなる規則変更を通知した。
 ホワイティングが送った通知には、シーズン中にホンダが他の3社と同程度の開発を行うことを許可すると記されている。
“新マニュファクチャラー”は他のエンジンメーカー3社がシーズン中に使用できるトークン(開発点数)の平均ポイントを使用することが許される。
 パワーユニットのパーツにはパフォーマンスに対する重要度に応じて“トークン”が割り当てられており、その年によって開発に使用できるトークン数が決められている。合計66トークンのうち、2015年にはメルセデス、フェラーリ、ルノーは32トークンを使用してパワーユニットの変更を行うことができる。
 今年はシーズン中のアップデートが認められ、32トークンを開幕前に使い切る必要がない。開幕戦の時点で3メーカーがシーズン中のアップデートのために残したトークン数の平均を割り出し、その点数をホンダがシーズンの中で使用することをFIAは許可した。
「2015年に参戦するマニュファクチャラー4社はシーズン開幕時に公認されたパワーユニットを使用し、各々がシーズン中にアップグレードする機会を等しく持つように定めるのが公平であると我々は考える」とホワイティングからの通知には記されている。
「従って新マニュファクチャラーには、他の3マニュファクチャラーが使用できるのと同じトークン数を使用することを許可する。そのトークン数は3社の平均とする」
「例えば、2014年のマニュファクチャラー3社の、シーズンスタート時に未使用のトークンがそれぞれ8、7、5である場合、新マニュファクチャラーはシーズン中に6トークンを使うことが許される(平均値の小数点以下は切り捨て)」
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2014年12月26日

渋谷&横浜にバトンのF1初優勝マシン『ホンダRA106』が展示

 2006年のF1ハンガリーGPで、ジェンソン・バトン(ホンダ・レーシングF1チーム)が第3期のホンダF1に初優勝をもたらしたマシン『RA106』が、渋谷と横浜で展示されることになった。
 このマシン展示は、今月12月26日(金)に横浜のそごう横浜店をスタートするF1写真展「F1 ART SCENE 写真展」にあわせて行われるもので、年明けには横浜に続いて東京・渋谷の西武渋谷店にもバトンのF1キャリア初優勝マシンとなった『RA106』が展示される。
 写真展は、横浜、渋谷、そして池袋の3カ所で順次開催されることになっているが、『RA106』が展示されるのは横浜と渋谷のみ。入場料は無料だ。
 この「F1 ART SCENE 写真展」では、1964年のホンダ初参戦からの歴史をたどりながら、F1の世界を写真で堪能することができるほか、今シーズンを中心とした最新情報も案内される予定となっている。
【開催概要】
F1 ART SCENE 写真展

<会場・日程>
○そごう横浜店
会場:3階=シーガルコート
日程:2014年12月26日(金)〜2015年1月7日(水)
時間:午前10時〜午後8時
※12月31日(水)は午後7時まで

○西武渋谷店
会場・会期:B館1階=「Hondaの原点へ」/2015年1月1日(木)〜1月19日(月)
※マシン展示(B館1階=特設会場)は1月8日(木)〜1月19日(月)のみ
会場・会期:A館7階=写真展本会場/2015年1月8日〜1月18日(日)
※A館7階=特設会場のご入場は閉場の30分前まで。最終日1月18日(日)は午後5時閉場
時間:午前10時〜午後9時(月〜土)、午前10時〜午後8時(日・祝休日と1月2・3日)

○西武池袋本店 ※マシン展示はありません
日程:2015年1月1日(木)〜1月7日(水)
時間:午前10時〜午後9時(月〜土)、午前10時〜午後8時(日・祝休日と1月2・3日)
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2014年09月04日

ホンダ「来年からメルセデスに勝つことができる」

2015年にパワーユニットサプライヤーとしてF1に復帰するホンダは、最初のシーズンからメルセデスと戦い、何度か勝利を収めることができると、F1総責任者である新井康久氏が語った。
 ホンダはマクレーレンと提携し、2015年からF1に参戦する。2014年からF1のエンジンレギュレーションは大幅に変わり、それを機にメルセデスのパワーユニットが圧倒的強さを発揮、一方フェラーリとルノーは後れをとっている。
 3社より1年遅れで参戦するホンダだが、メルセデスと戦えるとの確信を持っているという。
 F1公式サイトのインタビューにおいて、今季最強のメルセデスと同様のスタートを切り彼らに対抗できると思うかと聞かれ、新井氏は「私たちはメルセデスに対抗できると自信を持っています」と答えている。
 逆にフェラーリやルノーのように苦戦する可能性は、と問われた新井氏は、次のように述べた。
「この2社は来年は必ず挽回してくるはずです。私たちも彼らと戦える位置にいられるでしょう」
「メルセデスはシャシーとパワーユニットの間に完璧なバランスを見出したのだと想像しています。他はそれができなかった。ですから私たちはマクラーレンと一体になって作業しています。それが(成功を収めるための)唯一の道なのです」
 2015年にどういう期待を持っているかと聞かれ、新井氏は最初のシーズンから勝てると信じていると述べた。
「F1は私たちの戦略の中でも非常に重要な要素。そしてホンダにとって勝つことは極めて重要です」
「私たちはブランド知名度を向上させたい。来年何度かレースに勝つと私は心から信じていますし、それによってこのブランドにとってポジティブなメッセージが世界的規模で送られることになるでしょう」
「ヨーロッパのファンは特に、ホンダはスポーツカーブランドだと考えています。2015年にはF1参戦に合わせてスポーツタイプのロードカーが発売されます。ホンダはスポーツカーを作っているというメッセージを送り出すためのカタリストとして、F1を活用していくつもりです」
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2014年09月03日

ホンダ、2016年以降はパワーユニット供給先拡大も

ホンダのF1総責任者である新井康久氏が、F1パワーユニットを2016年以降にはマクラーレン以外にも供給する用意があると語った。
 ホンダはマクラーレンとの契約を結び、2015年にF1に復帰する。初年度はマクラーレンに独占的に供給し、2016年以降もマクラーレンがメインパートナーではあるが、供給チームを増やす可能性はあるということだ。
「2015年にはマクラーレン以外に供給する予定はありません。でも2016年以降は、他のチームやパートナーから供給を求められた場合には、その状況について検討します」と新井氏はF1公式サイトのインタビューにおいて語った。
「ただし2016年もマクラーレンがF1でのメインパートナーであることに変わりはありません。2016年以降に他のチームに供給することになったとしても、常に私たちの一番の目標は勝つことです。必ずしも投資の還元を求めるのではなく、より多くのデータを得てエンジンの改善を目指します。勝てばそういったものは自然についてきますから」
 新井氏は、新マクラーレン・ホンダの初テストは来年ヘレスにおいて行う予定であると語っている。
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2014年09月02日

ホンダ、F1パワーユニットの開発状況を語る。初走行は来年ヘレスと明言

 マクラーレンと2015年以降のパワーユニット供給契約を結びF1に復帰するホンダ。F1の総責任者である新井康久氏(本田技術研究所取締役専務執行役員四輪レース担当)が、2015年型マクラーレン・ホンダの初走行は来年のヘレステストで行う予定であると語った。
 マクラーレンはメルセデスとの提携を今季末で打ち切り、来年からはホンダの新パワーユニットを搭載する。初テストがシーズン終了直後のアブダビテストで行われるのではないかとの推測もなされていたが、新井氏は来年のシーズン前テストでデビューさせる予定であると明言した。
 F1公式サイトのインタビューにおいて現在の開発状況を聞かれた新井氏は次のように答えた。
「開発プランの範囲内です。エンジン、正確に言うとパワーユニットの全体のシステムチェックを行える状況ですが、シャシー抜きでということになります。パワーユニットとシャシーを一緒にして完全なマシンとしてチェックを行うにはまだ時間がかかります」
 パワーユニットとシャシーが一体になるのはいつかとの問いに、新井氏は来年初めになるだろうと述べた。
「今後数週間のうちにシミュレーターを使用し、来年初めにコース上での走行をスタートします。ヘレスになる可能性が高いでしょう。その時にホンダのエンジンとマクラーレンのシャシーが一体となったマシン、つまりホンダ・マクラーレンを初めて披露することになるでしょう」
 公式なお披露目はヘレスにしても、それ以前にデータ収集のために走らないのかとの質問に対し、新井氏はこれを否定している。
「今の段階では、2014年中にデータ収集を行う予定はありません。ヘレスが初となります」
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2014年06月03日

新井康久氏(ホンダF1)、「日本人ドライバーも育てたい」

2015年シーズンからマクラーレン・チームとタッグを組んでF1復帰を果たすことが決まっているホンダでプロジェクトの責任者を務める新井康久氏が、国内のテレビ番組の中でその意義を次のように語った。
一つはF1に参戦することによる技術的な革新。
具体的には大幅な燃料制限とERS(エネルギー回生システム)等により、これまでとは比べものにならないくらい燃料消費やパワーセーブに新たな技術の進化が期待できるという。
またもう一つ、日本人F1ドライバーの育成もメーカーとして意義があるという。
再び若手の日本人ドライバーを育てる一助となりたいが、ただF1はレースの世界であるので十分な成果に繋がるだけのポテンシャルを持っていなければならない、と付け加えた。
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2014年06月02日

メルセデスが語るホンダのメリットとデメリット

 メルセデスのエンジン責任者を務めるアンディ・コーウェルが、他より1年遅れて新エンジン規定のF1に参戦するホンダのメリットとデメリットについて語った。
 2014年F1には2.4リッターV8エンジンに代わり1.6リッターV6ターボのパワーユニットが採用された。ホンダは2015年にパワーユニットサプライヤーとしてマクラーレンと組み、F1活動を再開する。
 ドイツのAuto Motor und Sportのインタビューにおいて、ホンダや今後F1に参入するかもしれないエンジンマニュファクチャラーにとって、後からの参戦はアドバンテージになると思うかと聞かれたコーウェルは、メリットとデメリットの両方があると答えた。
「プラスもマイナスも両方ある」とコーウェル。
「フェラーリ、ルノー、メルセデスには冬季テストおよび今年1年の経験がある。実際に走った経験から、どこに問題があるか、それをどうやって解決すればいいかが、我々には分かる。その間、ホンダは観察することしかできない。だからこの点については我々にアドバンテージがある」
「一方、我々は限られた条件の中で現在のエンジンの開発を続け、同時に来年2月のホモロゲーションに向けて2015年の準備を行わなければならない。ホンダは写真から学んだり、データから分かるエンジンパフォーマンスから学習したりして、2015年シーズンに100パーセント集中できる。ただし、我々3社から自由に情報を得られるものの、それは深い情報ではないのだ」
 昨年末、当時フェラーリの代表を務めたステファノ・ドメニカリは、「2014年シーズンの間に他のマニュファクチャラーが見舞われるトラブルにホンダは対処することができ、それがアドバンテージになる」と述べていた。
 ホンダF1総責任者である新井康久氏は昨年、2015年からの参戦にはメリットもデメリットもあるとの考えを示している。開発に時間をかけることができ、他のチームの問題を観察できるのはアドバンテージではあるが、ライバルたちの問題への対処方法、パフォーマンスを向上させる方法については想像するしかない、と彼はコメントしている。
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2014年05月31日

マクラーレン、“ホンダの噂”について声明を発表

 イギリスのSky Sportsは、マクラーレンがホンダによる株式取得の噂を否定したと報じた。
 レポートによれば、1988年から92年までマクラーレンにエンジンを供給していたホンダが、現在バーレーンのマムタラカト・ホールディング・カンパニーが保有するマクラーレンF1チームの株式を取得するとされている。
 しかし29日、マクラーレンは発表した声明の中で、そのような情報が的外れであると述べ、ホンダによる株式取得の噂を否定した。
「最近の報道に反し、ホンダは我々に対し、マクラーレンを買う意志がないことを通知してきた」
「ホンダの焦点は、新しいF1パワーユニットの開発にすべて向けられている」
 マクラーレンは今シーズン限りでメルセデスとの長年におよぶパートナーシップを終了、来年からホンダのパワーユニットを搭載する。
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2014年05月16日

復帰のホンダエンジン、11・25デビューか

2015年からマクラーレンへのエンジン供給でF1に復帰するホンダのエンジンが、今季閉幕直後の11月25、26日にアブダビで行われる合同テストで初の実地走行を行う可能性が13日、浮上した。マクラーレンのエリック・ブリエ取締役(40)=フランス=が「少しでも早く走らせたい。アブダビ(での初走行)を考えている」と明かした。F1は今年から新型エンジンに移行。ホンダの復帰が来季になることでマクラーレンは現在、メルセデスエンジンを使っている。
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2014年05月15日

ホンダF1スタッフ、現場視察に抜かりなく

すでに2015年シーズンより旧知のマクラーレン・チームとパートナーを組んでのF1復帰が決まっているホンダ。
ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなった今回のスペインGP会場でもそのスタッフの姿が目撃された。
メディアに確認されているのはホンダのF1プロジェクトを統括する新居章年・技術コーディネーション担当ディレクターと佐藤英夫/モータースポーツ部長の2人。
とりわけ新井氏は前戦の中国GPでもパドックに姿をみせていて、現場での情報収集とコンタクトに余念がないようだ。
しかし注目のマクラーレン・チームは今回バトン11位マグヌッセン12位と大苦戦。
かつて常勝を誇った名門がポイント獲得さえままならない状況に、ホンダとしてさらなる責任を感じ取った筈だ。
ラベル:ホンダF1 ホンダ
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2014年04月23日

ホンダ、2015年のエンジン供給はマクラーレン限定

来季エンジン供給でF1に復帰するホンダだが、2015年に関してはマクラーレン以外のチームに供給する予定はないと明かした。現地時間(以下、現地時間)19日、『ロイター』通信が伝えている。
 ホンダ四輪レース担当の新井康久は、「2015年はマクラーレンが唯一の顧客だ。来シーズンに集中したいので、その先のことは考えていない。もちろん、来季いい結果を出して、他のメーカーの様子を見たい。我々のエンジンもしくはパワーユニットを希望するチームがあれば、2016年以降に供給することはできるが、今のところ予定はない」と語った。
 ホンダは世界的な経済危機とコース上の不振により、2008年末にF1を撤退。チームは2009年にブラウンGPとなり、メルセデスエンジンと現在はマクラーレンに移籍したジェンソン・バトンにより、両チャンピオンシップを制した。
 市販車にも適用できる、効率的なハイブリッド技術を採用するF1の動きによって、ホンダはエンジン供給元として復帰を決めたとのことで、「我々の決断の大きな理由の1つは、今年導入された新たなレギュレーションだ」とも話している。
 ホンダとマクラーレンという組み合わせは、F1史上もっとも成功した関係の1つであり、1988年から1992年にかけてアイルトン・セナとアラン・プロストが複数のタイトルを手に入れている。
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2014年02月09日

ホンダ、F1開発の拠点はさくら市(栃木県)に

015年シーズンからマクラーレン・チームをパートナーに再びF1にエンジン・サプライヤーとして参戦するホンダでは、その国内の開発拠点を栃木県さくら市に置くことを明らかにした。
同地にはF1ばかりでなくこれを含めた4輪モータースポーツ全体の開発が行われるという。
これまでは同じ栃木県の芳賀町にある本田技術研究所「4輪R&Dセンター」に拠点を置いていた。

なおF1の現地活動を支えるのはイギリス・ミルトンキーンズにあるファクトリーで、こちらでも様々な対応が行われることになっている。
同社によれば、新しい1.6リッターV型6気筒ターボのパワーユニットは順調に開発が進められているということだ。
ラベル:さくら市 ホンダ
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2014年02月07日

ホンダ社長「F1のパワーユニット開発は順調」

 ホンダは、2015年からマクラーレンに供給する新型パワーユニットの開発が順調に進んでいることを明らかにした。

 ホンダは7日、東京・青山の本社で2014年のモータースポーツ活動計画を発表し、同社の伊東考紳社長がF1のパワーユニットについて、順調に開発を進めていると語った。

 また、今年1月には、四輪モータースポーツの開発拠点を、現在の本田技術研究所四輪R&Dセンターから、同県さくら市にある新拠点内に移転し、F1を含めた開発体制をさらに強化したと説明。さらに、英国ミルトンキーンズにある活動拠点では、今年6月にダイナモや組み立て設備などの導入完了を予定しており、2015年の実戦に向けて盤石な体制を築いていくことも強調した。

 先月末にスペインのヘレス・サーキットで行われたF1合同テストでは、ルノーのパワーユニットにトラブルが続出。チャンピオンチームのレッドブルは4日間でわずか21周(トップのメルセデスは309周)しか走れなかった。
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2013年12月26日

The Challenging Spirit of Honda

本田技研工業は12月26日、「第43回東京モーターショー2013」のホンダブース内で放映したスペシャルムービー「The Challenging Spirit of Honda」を同社ホームページ内(http://www.honda.co.jp/Racing/news2013/18/)で公開した。

 6分17秒のムービー内では、ホンダのF1初参戦当時に撮影されたモノクロ映像を使用。ゼロからのチャレンジ開始から初優勝までの軌跡を紹介し、さらに2015年からのF1再挑戦に向けた意気込みを語る本田技術研究所 取締役 専務執行役員 四輪レース担当 新井康久氏のインタビューも集録。終盤では研究施設内で開発中のエンジン映像が初公開されており、エンジンサウンドの高まりとともにエキゾーストパイプが赤熱するシーンなどもファン必見の内容となっている。
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2013年12月06日

ホンダ ライバルチームの進歩を懸念

2015年にエンジンサプライヤーとしてF1に復帰するホンダは、2014年シーズン中に他メーカーが進歩することを懸念している。

F1では来年から1.6リッターV6ターボエンジンが使用されるが、ホンダは今年5月、2015年からマクラーレンにエンジンを提供することを発表し、ワークスチームとしてF1に参戦していた2008年シーズン以来7年ぶりにモータースポーツの頂点に復帰することになった。

他メーカーより1年遅れての新エンジン提供に、本田技術研究所取締役の新井康久氏は同社が不利な状況になることを懸念している。

「2014年からの参戦には有利な点と不利な点がある」と、新井氏はFIAのオート誌に語った。「F1シーズンの間に様々なことが起こる。我々は、どのような状況になるのかを観察できる幸いな立場にある」

「しかし、我々には観察することしかできず、問題を確認するために物理的にトラックにいることはできない。他チームは問題を改善することができ、レースとともに進歩することができる。彼らがどれほど進歩するのか、我々には分からない。我々のエンジニアは想像に頼らなければならない」

その一方で、新井氏はマクラーレンとの提携が成功すると信じている。1988年シーズン、マクラーレン・ホンダは1レースを除いて全てのレースで優勝を飾っている。

「我々には素晴らしい歴史がある。1988年、16レース中15レースで優勝を飾った。しかしそれ以上に重要なことは、互いの勤労倫理と進歩に対する共通の関心があることだ。優勝を追いかける時のメンタリティまたは感覚が同じであり、それが非常に重要なことだ」
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2013年10月22日

ホンダ、アロンソ獲得のためギャラを折半か

デンマークのタブロイド紙『Ekstra Bladet』は、マクラーレンとホンダの再ジョイント初年度にあたる2015年のエースにフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を指名している。実際のところ、『Ekstra Bladet』の記事は多分に希望的観測が織り込まれたものだ。

しかし、ドイツ『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙の記事は、アロンソのマクラーレン行きを単なる憶測に留めない。

同紙によると、ホンダがアロンソのばく大な年俸をマクラーレンと折半する方向で了承したというのである。

このような話にも、フェラーリ代表のステファノ・ドメニカリは動じない。

「フェルナンド(アロンソ)を失う恐れなどない」と、ドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌に語るドメニカリ。

「彼とは契約で結ばれているし、このあいだも残留の意志を表明している。われわれは相思相愛の間がらさ」

アロンソとフェラーリの契約は2016年のF1シーズン終了まで残っている。
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2013年10月20日

ホンダ、新F1エンジン音を公開

 ホンダは18日、2015年のF1復帰に向けて現在開発を続けている新F1エンジンのサウンドを自社のホームページで公開した。

 ホームページには、「2015年参戦に向け、現在開発中のF1エンジンが、先日、初めて始動しました」と記され、「今後開発をさらに加速してまいります」と綴られている。

 ホンダは、2015年からマクラーレンにエンジンとエネルギー回生システムを供給するパワーユニットサプライヤーとしてF1に復帰することを今年5月に発表。このエンジン音は、先日の日本GPで来場者先行ながらすでに公開されている。


■ホームページはこちら
http://www.honda.co.jp/Racing/news2013/15/?from=copy
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2013年09月27日

ホンダがアイルトン・セナの鈴鹿最速ラップをCGで再現。『3D-View』を公開

 ホンダは、クルマと人の豊かな関係を考える“dots(ドッツ)”プロジェクトの一環として、1989年にF1日本グランプリでマクラーレンMP4/5・ホンダを駆りアイルトン・セナが鈴鹿サーキットの当時最速タイムをマークした際のデータをもとに、エキゾーストノートや走行軌跡を、3DのCG映像でさまざまな視点から体験することができるコンテンツ『3D-View』を公開した。

 この3D-Viewは、1989年のF1日本グランプリ予選で、セナが鈴鹿サーキットの当時最速ラップを出した際に記録された実際のアクセル開度や、エンジン回転数、車速の変化などの走行データを解析することによって再現したエンジン音と、3DのCG表現技術によってよみがえらせた走行軌跡を、さまざまな視点から楽しめるというもの。

 ホンダは“dots”の中で『Ayrton Senna 1989』という最新の技術により緻密に再現し、新しい体験を生み出すプロジェクトを展開しており、このコンテンツはその取り組みのひとつとして完成したもの。すでにこのプロジェクトではセナの当時最速ラップを音と光の演出で再現したムービーや、MP4/5のサウンドをクルマに同期させドライブを楽しめるiPhone4アプリ『Sound of Honda』がリリースされている。

dots lab by internavi『Ayrton Senna 1989』
http://www.honda.co.jp/internavi-dots/dots-lab/senna1989/
Ayrton Senna 1989
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2013年09月20日

マクラーレン・ホンダがアロンソ獲得を検討との報道

 マクラーレン・ホンダがフェルナンド・アロンソの獲得を視野に入れているとスペインのメディアが報じている。

 スペインのMarcaは、2015年にF1に復帰しマクラーレンにパワーユニットを供給するホンダは、すぐに勝てるような体制を築きたがっており、大本命のドライバーはアロンソであると伝えた。

 マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、Sportsmailから、アロンソを雇いたいと思うかと聞かれ、「可能ならそうしたい」と答えたという。

 The Independentによると、ジェンソン・バトンは、マクラーレンはアロンソと交渉しているのかという質問に対し、「それは聞いたことがない。本当だ」と答えている。

 しかしもしアロンソと組むことになれば嬉しいともバトンは述べている。
「すごくわくわくするだろうね」というバトンの言葉をThe Guardianが伝えた。
「F1にはチームメイトとして組んでみたいドライバーがたくさんいる。僕は33歳で、いまや現役最年長のグループに入るけれど、それでもまだ学ぶことはたくさんあると思う。学ばせてくれるドライバーが何人かいるし、経験あるドライバーふたりが組むのはチームにとってもプラスになる」

 アロンソは、2007年にマクラーレンで走ったものの、当時のチーム代表ロン・デニスとの確執により、契約を打ち切って1年でチームを離脱した。

 現在アロンソはフェラーリと2016年末までの契約を結んでいるが、チームとの関係が以前ほど良好でないとの見方もあり、さまざまな推測が持ち上がっている。
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2013年08月16日

鈴鹿、マクラーレン・ホンダMP4/6デモ走行ドライバー発表

鈴鹿サーキットが、今年25回目となる同サーキットでのF1日本GPを記念して、マクラーレン・ホンダMP4/6をF1日本GP(10月13日決勝)期間中に走らせることを明らかにしていたが、そのデモ走行を担当するドライバーを16日(金)に発表した。1991年の優勝マシン、マクラーレン・ホンダMP4/6のステアリングを握るのは、ホンダのエースドライバーである伊沢拓也だ。

伊沢は現在、スーパー・フォーミュラとSUPER GTに参戦し、ともにチャンピオンを争える位置につけている。また、伊沢は9月21日(土)、22日(日)に鈴鹿サーキットで開催されるWTCC(世界ツーリングカー選手権)日本ラウンドにスポット参戦する予定。

マクラーレン・ホンダMP4/6の走行は、F1日本GP決勝日の10月13日(日)、鈴鹿サーキットの国際レーシングコースで行われる。
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2013年08月12日

ホンダ、スポーツカーレースにも新ターボ・エンジン投入

ホンダはすでに2015年からかつてのパートナーであるマクラーレン・チームに新F1ターボ・エンジンを供給することが決まっているが、一方スポーツカーレースを担当するアメリカ・ホンダでも新型のターボ・エンジンを投入することを明らかにした。

それによればこちらのエンジンは2.2リッターのV型6気筒ターボで現行のインディカー・エンジンがベース、小排気量の直噴ターボエンジンは新しいLMP1レギュレーションの下で、高い戦力を発揮すると自信をみせている。
『HR22T』と命名されたこのエンジンはWEC(世界耐久選手権)やALMS(アメリカン・ルマン・シリーズ)で使用される予定という。

なおF1のほうは同じV型6気筒ターボだがさらに小さい1.6リッターになる。
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2013年08月11日

故アイルトン・セナ選手の愛車『NSX』がオークションに

元F1チャンピオンである故アイルトン・セナ選手の愛車だった黒の『NSX』が、イギリスの著名オークション・サイト『イーベイ』に出品されていることがわかった。

故セナ選手は生前3台のNSXを所有していたとされるが、これはその中の1台で1993年製、購入後17年間大事に保管されてきたクルマという。

オークションの締め切りは17日(土)ということだが程度が良いことから相当な価格が付けられるものとみられている。
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2013年08月05日

新型「NSX」の試作車両をミッドオハイオで世界初公開

Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス 社長:岩村 哲夫)は、現地時間2013年8月4日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
アメリカン・ホンダモーターは、新型「NSX」試作車両の世界初公開となるデモンストレーション走行を、インディカー・シリーズ第14戦「ホンダ・インディ200・アット・ミッドオハイオ(米国オハイオ州ミッドオハイオ・スポーツカー・コース)」にて、決勝日である8月4日に行いました。

デモンストレーションを行ったのは、2015年に北米で発売するのを皮切りに全世界で販売を予定している新型NSXの試作車両となります。すでに公表している通り、新型NSXはオハイオ州のメアリズビル四輪車工場に隣接する場所に設立予定の四輪車生産工場「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」での2015年の量産開始に向けて、現在ホンダR&Dアメリカズで開発を行っています。

新型NSXは、軽量なボディに次世代の直噴 V型6気筒エンジンをミッドシップレイアウトで配置するとともに、走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWDレジスタードマーク(Super Handling - All Wheel Drive)」を搭載した新しい走りの価値を提案するスーパースポーツモデルです。新型NSXのSPORT HYBRID SH-AWDレジスタードマークは、エンジンと高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせるとともに、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動する電動式の四輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステムです。

●新型NSX開発責任者 テッド・クラウスのコメント
「新型NSX試作車両のデモンストレーション走行を、このミッドオハイオでお見せできたことは大変感慨深いものであります。そして私たちは、2015年に世界中のお客様に、スーパースポーツモデルとして新しい走りの価値を提供すべく、新型NSXの開発を強力に推進しています」

※ 動画はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=wOKBYCpGMo8
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2013年07月25日

ホンダ、アイルトン・セナの鈴鹿F1最速ラップを音と光で再現

ホンダは、クルマと人の豊かな関係を考える「dots(ドッツ)」プロジェクトの一環として、1989年のF1を戦ったマシン「マクラーレン・ホンダ MP4/5」で、アイルトン・セナが鈴鹿サーキットを走行した際のデータを元に、アイルトン・セナのドライビングを、音と光で楽しめるムービーを作成し、インターナビのウェブサイト「dots lab by internavi」内に公開した。
http://www.honda.co.jp/internavi-dots/dots-lab/senna1989/
このムービーの作成にあたっては、1989年のF1日本GP予選で、アイルトン・セナが鈴鹿サーキットの当時世界最速ラップを出した際に記録された実際のアクセル開度や、エンジン回転数、車速の変化などの走行データを解析し、世界最速ラップ1周分のエンジン音を再現。さらに、実際の鈴鹿サーキットのコース上にスピーカーとLEDライトを設置し、アイルトン・セナの最速ラップをエンジン音と光の演出で再現した。アクセル開度などのテレメトリーデータは、インターナビのウェブサイト上で動画として公開されている。これらのムービーはホンダの「Ayrton Senna 1989」プロジェクトの取り組みの一つとして作成された。
また、往年のホンダ車のエンジン音をiPhoneで気軽に無料で楽しめるアプリ「Sound of Honda」に、マクラーレン・ホンダ MP4/5のサウンドを25日(木)に追加。このアプリは、車載オーディオにiPhoneを接続することで車載スピーカーからエンジン音を聞くことができるほか、iPhoneの加速度センサーなどで感知した情報を元に、クルマの走行状況に応じて音が変化する。
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2013年07月23日

ホンダF1「フルワークス参戦は考えていない」

ホンダF1プロジェクトの責任者を務める新井康久氏は、2015年にF1に復帰するにあたり、2008年までのようにフルワークス体制で参戦するのではなく、得意分野のパワーユニットに集中するのがベストであると考えたと語った。
 ホンダは2015年にパワーユニットサプライヤーとしてマクラーレンと組み、F1活動を行うことを決定した。
 ホンダは今年の秋にもエンジンを始動する予定であり、英ミルトンキーンズにF1活動の拠点を置くことも発表している。
 今回のF1参戦ではパワーユニットの供給に専念すると、本田技術研究所 取締役 専務執行役員 四輪レース担当の新井康久氏は語った。
「シャシー開発に関与することは考えていない」と新井氏。
「今回我々は、エンジンとERS(エネルギー・リカバリー・システム)から成るパワーユニットの供給しか考えていない」
「前回の参戦を通して、シャシー開発の役割を果たし、レースマネジメントを行い、エンジン製造も行える状態に、自分たちは至っていないということを知った。それはかなり難しい」
「従って、シャシー開発とレースマネジメントのエキスパートであるマクラーレンがそのエリアに集中し、ホンダは我々の得意分野であるパワーユニットの開発に専念するのが一番いいという結論に達した」
「両者の組み合わせによって、チームがベストの形で機能するようになる」
 2014年、F1エンジンレギュレーションが大きく変更され、1.6リッターV6ターボエンジンが採用される。
「新しいレギュレーションが2014年に導入されることによってホンダはF1復帰の決断を下した」と新井氏。
「環境技術とF1がひとつになり、新たなレーシングを作り上げていくと感じた。それは素晴らしい方向性であり、復帰する気になった」
 2015年に活動を開始してすぐに成功を収めることができると考えているかと聞かれた新井氏は、「十分な自信は持っているが、まだ確信には至っていない」と答えた。
「これからの1年半で、ゆるぎない確信を持っていると言える状況に到達できることを願っている。大きな期待を持って応援していただければ大変嬉しい」
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2013年07月16日

ホンダF1エンジン、年内テスト開始も実走行は否定

既報のように2015年シーズンから「旧知」のマクラーレン・チームをパートナーとしてF1復帰を決めているホンダでは、この秋にも試作エンジンの始動を行うとみられている。
ところが海外メディアを中心としてこれが「年内に実車走行」と報じられ、ホンダはわざわざ否定するコメントを出す事態となっている。

開発に当たっているとみられる本田技術研究所(栃木)の新井康久氏(四輪レース担当取締役)は、今年の秋にもエンジン始動を予定していることは認めたものの、新レギュレーションに伴うERS(エネルギー回生システム)を含めたパワーユニットとしての始動は来年まで待たなければならないと英誌の取材に強調した。

なおホンダF1の現地活動の本拠は英国のミルトンキーンズのファクトリーに設けられることがすでに発表されている。
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2013年07月14日

ホンダF1エンジン、この秋にも最初の『火入れ』

2015年シーズン、マクラーレン・チームとタッグを組んでF1に返り咲くことが決まっているホンダは、新たに開発する1.6リッターV型6気筒ターボエンジンの最初の始動(火入れ)がこの秋にも行われる見通しであることを明らかにした。
ホンダはすでにF1活動の拠点が英国ミルトンキーンズのファクトリーになることを発表しているが、基本的に開発は国内で行われることになっていてそれは栃木県内にあるホンダ技術研究所になるとみられている。
ただ新しいF1レギュレーションでは単にエンジン本体だけではなく、ERS(エネルギー回生システム)やバッテリー等関連した複雑なシステムの開発が不可欠。
加えてライバルたちは2014年シーズンから実戦で揉まれるのに対し、ホンダは2015年までベンチでの開発を余儀なくされることからそのハンディは大きいとみられる。
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2013年07月11日

ホンダ、F1活動拠点を発表

2015年からマクラーレンにエンジン供給するHondaが11日(木)、イギリスのバッキンガム州ミルトンキーンズに、欧州におけるF1活動拠点を構えることを発表した。以下、Hondaのプレスリリース。

Hondaは、この度、英国バッキンガム州ミルトンキーンズに、欧州におけるF1の活動拠点を構えることを決定しました。

すでに発表しましたとおり、Hondaは、FIA※1フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に、パワーユニットサプライヤーとしてMcLarenとのジョイントプロジェクトのもと、2015年から参戦します。

今後、Hondaはこの拠点を基盤として、欧州でのF1レース活動における体制を構築し、2015年シーズンからの参戦に向けた準備を進めていきます。株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター(栃木)で開発されたエンジンを含めたパワーユニットのリビルドやメンテナンス、サーキットサービスを、この拠点で行っていきます。

なお、この拠点は、MUGEN EURO Co., Ltd.※2がミルトンキーンズに構える新社屋内に設置され、HondaのF1をはじめ、WTCCなど欧州におけるモータースポーツの活動拠点としての役割を担い、2014年6月の稼働開始を予定しています。

・新拠点概要:
所在地 英国バッキンガム州ミルトンキーンズ MUGEN EURO Co., Ltd.内
活動内容 F1レース活動における欧州の拠点と位置づけ、エンジンを含めたパワーユニットのリビルドやメンテナンス、サーキットサービスを行います。その他、WTCCに携わるHondaエンジニアの活動拠点になります。

新井康久(株式会社本田技術研究所 取締役 専務執行役員 四輪レース担当)
「今回、英国でのF1の拠点が決定し、参戦に向けての具体的な準備に入りました。今後、ファンの皆さまの期待に応えるべく、2015年に向けてパワーユニットの開発を加速し、新たなホンダサウンドを響かせることができるように頑張っていきたいと思います」

※1 FIAとは、(国際自動車連盟)の略称
※2 MUGEN EURO Co., Ltd.は、株式会社M-TECの英国子会社
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2011年12月02日

ホンダ社長「F1に興味はあるが他に優先するものがある」

 ホンダは、2014年からマクラーレンのエンジンパートナーとしてF1に復帰するとの報道を改めて否定した。
 先月、ドイツのアウト・モーター・ウント・シュポルトは、F1が2014年に新しいV6ターボエンジンを導入する際に、マクラーレンが日本のホンダと再び提携する考えがあるとの、チーム情報筋の話を伝えた。
 マクラーレンは現在、メルセデスから無償のエンジン供給を受けているが、2013年以降は有償のエンジン、いわゆる“カスタマー”契約に切り替わる。
 これについて、マクラーレンのマネージングディレクターを務めるジョナサン・ニールは、「全く的外れなことだ」と、先週このウワサを否定した。
 さらに30日には、ホンダの伊東孝紳社長が東京モーターショーの会場において、次のように語ったとYallaf1.comが伝えている。
「それは全く根拠のないウワサでした」
「もちろん興味はあります。しかし、我々にはF1より優先すべきものがあると思っています」
[オートスポーツweb]
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