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2014年04月25日

F1に火花復活? “華やかなF1”狙いさまざまな提案

 F1チームが、マシンをビジュアル的により華やかに見せるための変更を行うことを目指し、かつてのF1マシンのように火花が出るようにするなど、さまざまな案を検討している。
 F1ストラテジーグループに所属するビッグチームは、昔のF1マシンが見せたようなドラマチックなビジュアルを取り戻す必要があると考え、今後数週間にわたってそのための手段を検討することを決めた。
 ビッグチームはF1改善のためのさまざまなプランを準備しており、そのほとんどがコスト削減を狙うものだが、それと同時にF1の見た目の華やかさを向上させるための提案も行っている。
 例えば、現在のブレーキダクトは空力面でのメリットを得るため複雑なデザインになっているがこれを廃止し、ブレーキディスクが光るようにして見た目のインパクトを狙うという提案がなされている。
 また、アクティブサスペンションを復活させるという議論の中で、それに伴い1990年代初期までのようにマシンが火花を散らすようにすることが可能かどうかについても検討されている。
 走行中の火花はチタン板が路面と接触して起こっていたが、1994年にアンダーフロアのプランクが導入されたことで、発生しなくなった。
 他にもF1を改善するためのさまざまな提案があり、セーフティカー後にスタンディングスタートを行う案、決勝のレース距離を短くする案などがあると考えられている。
 多数の提案が今後数週間にストラテジーグループにおいて検討され、合意に達した案については、F1コミッション、その後FIA世界モータースポーツ評議会の承認を得た上で実現することになる。


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2014年04月24日

1周早いチェッカーの珍事、経緯が明らかに/中国GP

中国GPでチェッカーフラッグがレースが終わる1周前に提示されるというミスが発生したが、ドイツメディアがその背景について伝えている。
 56周のレースの55周を終えた時点、つまり本来より1周早く、トップを走るルイス・ハミルトンに対してチェッカーフラッグが振られた。
 F1のスポーティングレギュレーション43.2条には、「いかなる理由であれ先頭の車両が所定の周回数を完走する前、または規定の時間が経過する前にレース終了の合図が出された場合は、先頭車両がその合図が出る前に最後にラインを横切った時点でレースが終了したものとみなされる」と定められている。
 つまり、中国GPのケースではハミルトンが54周を走りきった時点でレースが終了したとみなされることになった。
 このアクシデントにより、チェッカー直前に行った小林可夢偉のオーバーテイクは無効となり、順位が17位から18位に変更されることになった。
 この極めて珍しいミスがどのようにして起きたのか、ドイツのAuto Motor und Sportは次のように説明している。
 ハミルトンは、56周レースの55周終わりにチェッカーフラッグを受けた。驚いた彼は一瞬ペースを緩めたが、チームからプッシュし続けるよう指示されている。
 チェッカーフラッグを担当するオフィシャルはすぐに間違いに気づいてフラッグを引っ込めたため、2位以下のドライバーたちはフラッグを受けていないという。そのオフィシャルの名前は明らかにされていないが、中国自動車クラブのメンバーだということだ。
 このミスは無線における誤解によって起きたとAuto Motor und Sportは報じている。
 レース終盤、中国のレースディレクターのチョアン・タオはFIAのレースディレクター、チャーリー・ホワイティングに対し、最終ラップに入ることをドライバーたちに知らせる必要があるかどうかを問い合わせた。ホワイティングはそれは必要ないと答え、タオはフラッグマンにその旨を伝えたが、その過程で誤解が生じたと考えられている。同誌は、おそらく「今、フラッグは必要ない」の「ない」の部分が聞こえなかったというようなことによって混乱が生じたのではないかと記している。
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2014年04月21日

F1中国GPで失態! チェッカーフラッグを誤り、可夢偉の順位を奪う

 F1第4戦中国GP決勝は、規定周回数の56周より2周少ない54周チェッカーとなり、最終ラップでオーバーテイクを成功させた小林可夢偉の最終順位は17位ではなく、18位になることが分かった。
 レース後にFIAが発行した中国GP決勝の結果には、優勝したルイス・ハミルトン以下の周回数が54と記されている。このプレスリリースには、注釈として、「スポーティング・レギュレーション第43条2項に従い、レース終了は54周になる」と記され、55周の終わりにレース終了の合図、すなわちチェッカーフラッグがレースリーダーに振られたことが説明されている。
 スポーティング・レギュレーションの第43条2項には、次のようにある。
「いかなる理由にせよ、先頭車両が予定されていた周回数を消化する前、または規定の時間が経過する前に決勝レース終了の合図が出された場合は、その合図が出される前に先頭車両がラインを最初に横切った時点で決勝レースは終了したものとみなされる」
 これは、中国GPのチェッカーフラッグを降る人物が誤って55周終了時にハミルトンへチェッカーを示したことが分かっている。
 よって、(規定周回の)最終ラップにマルシャのジュール・ビアンキをオーバーテイク、17位でチェッカーを受けたケータハムの小林可夢偉は、54周終了時点の18位に。この影響を受けたのは可夢偉だけだった。
1/L.ハミルトン/メルセデス
2/N.ロズベルグ/メルセデス
3/F.アロンソ/フェラーリ
4/D.リカルド/レッドブル
5/S.ベッテル/レッドブル
6/N.ヒュルケンベルグ/Fインディア
7/V.ボッタス/ウイリアムズ
8/K.ライコネン/フェラーリ
9/S.ペレス/Fインディア
10/D.クビアト/トロロッソ
11/J.バトン/マクラーレン
12/J-E.ベルニュ/トロロッソ
13/K.マグヌッセン/マクラーレン
14/P.マルドナド/ロータス
15/F.マッサ/ウイリアムズ
16/E.グティエレス/ザウバー
17/J.ビアンキ/マルシャ
18/小林可夢偉/ケータハム
19/M.チルトン/マルシャ
20/M.エリクソン/ケータハム
R/R.グロージャン/ロータス
R/A.スーティル/ザウバー
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2014年04月17日

F1チーム、アクティブ・サスペンション復活も視野に

先にジャン・トッドFIA会長が提唱した予算削減案を拒否したF1チーム側(6チーム)だが、その一方で同じ目的のためアクティブ・サスペンションの復活を考えていることが明らかとなった。
アクティブ・サスペンションはかつてロータスが先鞭を付けて一時代を築いたが、現在のレギュレーションでは禁止されている。
しかしチーム側によれば、現代のメカニカルでコントロールされるサスペンションは高度に進化してコストが増大しており、むしろ電子制御でコントロールされるアクティブ・サスペンションのほうが費用対効果が高いのだという。
チーム側は他にも18インチのホイールの導入などいくつもの提案を用意しているということで、5月1日にはこれらの検討会議を行うということだ。
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2014年04月13日

「可夢偉の走りはインテリジェント」英誌によるバーレーンGP全ドライバー評価

 英AUTOSPORTが2014年バーレーンGPを戦った22人のドライバーを10点満点で評価した。今回の最高得点9点を獲得したのは優勝を獲得したルイス・ハミルトンら3人だった。小林可夢偉も戦闘力の劣るマシンで最大限の結果を出したと高く評価されている。
 英AUTOSPORTのF1担当編集者エド・ストローは、今季F1第3戦を振り返り、9点を3人、8点を4人につけた。
 9位を与えられたのは、ルイス・ハミルトン、セルジオ・ペレス、ダニエル・リカルドだった。
 ハミルトンは2番グリッドからスタート、ポールポジションを獲得したポールシッターのニコ・ロズベルグを1コーナーで制し、2連勝を挙げた。
「Q3最後のラップではロックアップしコースからはみ出すというミスを犯したため、最初の走行でマークしたタイムで2番グリッドに甘んじることとなった」とストロー。
「スタートでロズベルグの前に出たものの、ファーストスティントで彼を引き離すだけの速さはなかった」
「セーフティカー出動により不利になったが、タイヤで有利なロズベルグからのプレッシャーに冷静に対処し、素晴らしい防御を見せた」
「ペース自体はロズベルグほど優れてはいなかったが、レースのテクニックとしてはハミルトンの方が上だった」
 ペレスは4番グリッドから3位を獲得し、フォース・インディアに移籍して初の表彰台に上った。
「今シーズン最初の2戦は散々な結果に終わったものの、今回、立派に戦って2012年イタリアGP以来の表彰台を獲得した」
「金曜から彼はロングランにおいてメルセデスパワーユニット搭載車以外では最速だった。1周の速さもあり、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグより明らかに走りがスムーズだった」
「決勝では積極的に戦って激しい3位争いを制した。素晴らしいの一言だ」
 リカルドは予選で3番手タイムを出しながらペナルティによって13番グリッドからスタート、しかし最終的に4位まで順位を上げた。
「バーレーンGPでは、レッドブルのふたりのドライバーのうち、リカルドの方が優れていたことに議論の余地はない」
「リカルドはスムーズで速く安定していた。さらに序盤、セバスチャン・ベッテルとのホイール・トゥ・ホイールの戦いに恐れることなく立ち向かったのは立派だった」
「キミ・ライコネンとのバトルの中でコースオフするなど何度か苦労した瞬間もあったものの、チャンスを逃さずベッテルを追い抜き、この週末の見事な戦いを締めくくった」
 8点を与えられたのはロズベルグ(ポールポジション、2位フィニッシュ。「ハミルトンを破ってポールを獲得、決勝でも速さで勝っていたが、平均的なスタートによってリードを失った」)、フェルナンド・アロンソ(9番グリッド、9位フィニッシュ。「予選Q3でエンジンパワーを失い10位に沈んだ。決勝1周目に見事な走りで順位を上げるが上位に食い込めず。フェラーリの今のレベルを示す結果となった」)、ジェンソン・バトン(6番グリッド、17位完走扱い。「予選で素晴らしいパフォーマンスを見せ、決勝でもいいレースをしていた。クラッチトラブルがなければ5位を獲得できていたはず」)、ダニール・クビアト(12番グリッド、11位フィニッシュ。「再び自分より経験あるチームメイトに予選で勝ち、冷静なレースをした。トップレベルの仕事をする速さと精神力があることを今回も証明」)。
 可夢偉は18番グリッドスタート、15位という結果だった。予選、決勝共に、可夢偉は最大限の仕事をしたとストローは評価、7点を与えている。
「小林はQ1でQ2のカットオフまでわずかコンマ4秒まで迫り、マシンの力をほぼ最大限に引き出していたと考えられる」
「今回もインテリジェントなレースを戦い、自分より遅いマシンに対しては必要な時に効率的にオーバーテイク、押さえ切る見込みがない相手に対してはリスクを冒さず時間を無駄にしなかった」
「最終スティントでは燃料をセーブしなければならず、前を行くパストール・マルドナドとマックス・チルトンに挑戦することはできなかった」
「彼は現状で望み得るほぼ最大限の仕事をした」
 英AUTOSPORTによる2014年第3戦バーレーンGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル:7点
ダニエル・リカルド:9点
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
ニコ・ロズベルグ:8点
■フェラーリ
フェルナンド・アロンソ:8点
キミ・ライコネン:7点
■ロータス
ロマン・グロージャン:7点
パストール・マルドナド:4点
■マクラーレン
ジェンソン・バトン:8点
ケビン・マグヌッセン:6点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:7点
セルジオ・ペレス:9点
■ザウバー
エイドリアン・スーティル:5点
エステバン・グティエレス:6点
■トロロッソ
ジャン−エリック・ベルニュ:5点
ダニール・クビアト:8点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:7点
バルテッリ・ボッタス:6点
■マルシャ
ジュール・ビアンキ:5点
マックス・チルトン:6点
■ケータハム
小林可夢偉:7点
マーカス・エリクソン:6点
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2014年04月05日

2014F1 バーレーンGP 土曜フリー走行

third free practice results - 2014 Bahrain F1 グランプリ

Pos. ドライバー コンストラクターズ Time Laps
1. L・ハミルトン Mercedes 01:35.324 12
2. N・ロズベルグ Mercedes 01:35.439 12
3. S・ペレス Force India 01:35.868 10
4. V・ボタス Williams 01:36.116 10
5. F・マッサ Williams 01:36.364 8
6. J・バトン McLaren 01:36.394 8
7. F・アロンソ Ferrari 01:36.454 12
8. N・ヒュルケンベルグ Force India 01:36.455 11
9. D・クビアト Toro Rosso 01:36.680 16
10. K・ライコネン Ferrari 01:36.772 13
11. K・マグヌッセン McLaren 01:36.822 8
12. J・ヴェルニュ Toro Rosso 01:37.030 11
13. D・リチャルド Red Bull 01:37.119 11
14. E・グティエレス Sauber 01:37.325 18
15. A・スーティル Sauber 01:38.089 24
16. 小林 可夢偉 Caterham 01:38.400 17
17. J・ビアンキ Marussia 01:38.736 15
18. P・マルドナド Lotus 01:38.880 21
19. M・エリクソン Caterham 01:38.971 18
20. R・グロージャン Lotus 01:39.208 17
21. S・ヴェッテル Red Bull 01:39.225 8
22. M・チルトン Marussia 01:39.597 14
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2014年03月23日

「可夢偉の強さに驚くばかり」:英誌によるF1第1戦全ドライバー評価

英AUTOSPORTが2014年オーストラリアGPを戦った22人のドライバーを10点満点で評価した。最高得点を獲得したのはF1デビュー戦で表彰台を獲得したケビン・マグヌッセン。1年のブランクの後にF1に復帰した小林可夢偉にも高い評価が与えられた。
 英AUTOSPORTのF1担当編集者エド・ストローは、今季F1開幕戦に10点ひとり、9点4人と比較的高得点をつけている。
 マクラーレンから今年F1に昇格、初レースで4番グリッドから2位を獲得したマグヌッセンに10点満点の評価がついた。
 デビュー戦でトップ2に入ったのはマグヌッセンを含めてこれまで9人しかいない。彼はプラクティスからいい走りを見せ、雨で難しいコンディションになった予選で4位を獲得。唯一マイナスと言えるのはスタートでの失敗だが、「彼はそのヒヤッとする瞬間をうまくしのぎ切って“最も恥ずかしいデビュー戦”となるのを回避、その後は完璧な走りをして“最高の初戦”へと変えてみせた」。
 9点と評価されたのはダニエル・リカルド、ルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、ダニール・クビアト。
 リカルド(2番グリッドからスタート、決勝2位でフィニッシュしながら燃料流量違反により失格)は過去数年高く評価されてきた優れた予選パフォーマンスを発揮、インターミディエイトでのベストラップは非常に素晴らしく、決勝の走りも文句のつけようがないものだったと評された。
 ハミルトン(予選1位、決勝リタイア)は、決勝ではトラブルで早々にリタイアしたが、予選では「トリッキーなコンディションでマシンをしっかり制御し、見事なラップで32回目のポールポジションを獲得した」。
 ロズベルグ(3番グリッド、優勝)は、予選結果は残念なものだったが、「レースパフォーマンスは完璧で、タイヤを作動領域に保ちつつ燃料をうまく管理して走った」。
 ルーキーのクビアト(7番グリッド、決勝9位)は、ヘルムート・マルコが常々称賛してきた精神力の強さを発揮、「Q3でコントロールを失った以外は、予選でも決勝でもミスをせず、速さも見せた」。
 ケータハムと契約して今年F1に復帰した可夢偉は予選Q2に進出し、14番グリッドを獲得。決勝では好スタートをしたものの、ブレーキトラブルによって0周リタイアに終わった。その可夢偉には7点が与えられている。
「金曜に(トラブルで)1周を走ったのみの小林が、ケータハムを駆りQ2に進出するなどと誰が考えただろう。その結果に1円だって賭ける者はいなかったはずだ」とストローは記している。
「しかし可夢偉はQ1を突破、F1から遠ざかっていた12カ月の間にもその粘り強さを全く失っていなかったことを証明した」
「(決勝)1コーナーでのクラッシュは、最初は大失態に見えたが、後にリヤブレーキのトラブルによるものだったことが判明。彼がフェリペ・マッサを避けることは不可能だった」
 英AUTOSPORTによる2014年第1戦オーストラリアGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル:6点
ダニエル・リカルド:9点
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
ニコ・ロズベルグ:9点
■フェラーリ
フェルナンド・アロンソ:8点
キミ・ライコネン:6点
■ロータス
ロマン・グロージャン:6点
パストール・マルドナド:6点
■マクラーレン
ジェンソン・バトン:8点
ケビン・マグヌッセン:10点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:8点
セルジオ・ペレス:5点
■ザウバー
エイドリアン・スーティル:7点
エステバン・グティエレス:4点
■トロロッソ
ジャン−エリック・ベルニュ:8点
ダニール・クビアト:9点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:6点
バルテッリ・ボッタス:7点
■マルシャ
ジュール・ビアンキ:6点
マックス・チルトン:6点
■ケータハム
小林可夢偉:7点
マーカス・エリクソン:8点
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2014年03月17日

FIA、2位入賞リカルド(レッドブル)に失格処分

FIA(国際自動車連盟)はオーストラリアGP決勝レース後に審議対象とされていたレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドの燃料流量について調査した結果、規定に違反していたとして失格処分とすることを正式に決めた。

これにより母国グランプリで大きな声援を受けたリカルドの2位入賞はなくなり、3位のマグヌッセン(マクラーレン)以下が順に繰り上がるレース結果となる。

今年から導入された規定では、決勝レース時に搭載できる燃料の総量が100kgに制限されると共にレース中の燃料流量も毎時100kg/hに制限されていて、これはモニタリング・システムによりFIAが常時監視できるようになっている。

なお処分を受けたレッドブル・レーシングではこれを不服として直ちに控訴している。
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2014年03月13日

2014年シーズンの新しいルール

レギュレーション変更により新しいルール満載の2014年シーズン。オーストラリアでの開幕戦を前にそれらのルールを少し解説しよう。

テクニカルルールの変更点

エンジン
2014年よりF1はハブリッド時代に突入し、従来の2.4リッターV8エンジンに替わり1.6リッターV6ターボパワーユニットが使用される。エンジンの回転数が18000回転から15000回転に減少したため、新しいパワープラントにはそれを補うための2つのERS(エネルギー回収システム)デバイスが搭載されている。1つはブレーキング時にエネルギーを回収するMGUーKで、もう1つはエキゾーストからの熱エネルギーを回収するMGUーHだ。ドライバーは1周あたり33秒間、161馬力の追加パワーを得られ、これまでのKERSとは異なりデバイスを使用する際にボタンを押す必要はなくなる。

メルセデス、フェラーリ、ルノーの3社がパワーユニットを提供している。

ギアボックス
ギアボックスは8速になり、シーズンを通してギアレシオが固定される。

空力
フロントウイングの幅が1800mmから1650mmに狭められた一方で、リアウイングは以前より浅くなり、下部ビームウイングが撤去された。DRSフラップは昨年より15mm広い65mmまで開放可能となった。

また、安全面を考慮してノーズの高さが引き下げられた。結果的にレギュレーションの解釈が分かれ、「アリクイノーズ」や「二股ノーズ」が議論を呼んだ。

燃料制限
各ドライバーが使用する燃料の量が1レースあたり100kgに制限される。昨シーズンと比較すると約50kg少なくなり、効率的な燃料の使用が求められる。


スポーティングルールの変更点

ダブルポイントシステム
F1史上最も不人気なルールの1つが最終戦でのダブルポイントシステムだ。2014年の最終戦であるアブダビGPで、ドライバーは通常の2倍のポイントを獲得することができる。例えば、優勝したドライバーは50p、2位は36p、3位は30pとなる。

このルールは、昨年、レッドブルがドライバーズとコンストラクターズチャンピオンシップで独走したことにより、バーニー・エクレストンが提案したものだ。

ペナルティポイント
ペナルティの判断基準があいまいなため導入されたのが、このペナルティポイントシステムだ。ドライバーは科せられたペナルティに応じてペナルティポイントを与えられ、それらはスーパーライセンスに記録される。シーズン中にペナルティポイントが12ポイントに達した場合、ドライバーに1レース出場禁止のペナルティが科せられる。

ペナルティポイントは12ヶ月間、スーパーライセンスに残り、その後、リセットされる。

5秒加算ペナルティ
些細な違反行為に対して5秒加算ペナルティが科せられる。ドライバーはピットストップ前にペナルティを受けなければならず、状況次第ではレースタイムに加算されることもある。

予選
2006年に導入されたノックアウト方式の予選スタイルは変更されないが、特に予選Q3でのアクションを改善するために些細な変更が施された。予選Q2は従来の20分から18分に短縮され、Q3は10分から12分に延長される。これにより、Q3での周回数が増えることが期待される。

また、Q3に進出したドライバーはQ2で最速タイムを記録した際に履いていたタイヤでレースをスタートさせることになる。昨年、レースに向けてタイヤを温存するためにQ3での走行を控えたドライバーが多かったが、新しいルールはそのような状況の改善を目的としている。

パーマネントナンバー
F1に参戦する全てのドライバーは2014年シーズンから固定のカーナンバーを使用する。ナンバー1はワールドチャンピオンが使用するため、各ドライバーは2から99までの番号の中から選択することになる。


新しいドライバー

2014年シーズンには3人のルーキードライバーが参戦する。

ケビン・マグヌッセン
マクラーレンからF1デビューを果たすマグヌッセンは21歳、デンマーク出身のドライバーで、同チームの育成プログラムのメンバーでもある。昨年、フォーミュラ・ルノー3.5を制した彼は、経験豊富なジェンソン・バトンのチームメイトを務める。

ダニール・クビアト
昨年、GP3を制したクビアトは、トロロッソとともにF1に参戦する。ロシア出身の彼はグリッド上で最も若い19歳で、2012年にはフォーミュラ・ルノー2.0アルプスでタイトルを獲得している。

マーカス・エリクソン
スウェーデン出身で23歳のエリクソンは、小林可夢偉のチームメイトとしてケータハムからF1デビューする。GP2で複数回の優勝経験があるエリクソンは、2009年に全日本F3、2007年にイギリスのフォーミュラBMWでチャンピオンとなった。


新しいチームメイト

レッドブル
世界耐久選手権に参戦することになったマーク・ウェーバーに替わり、ダニエル・リチャルドが今シーズンからセバスチャン・ヴェッテルのチームメイトを務める。

フェラーリ
5シーズンぶりにキミ・ライコネンがフェラーリに復帰し、フェルナンド・アロンソとともにワールドチャンピオン同士のドライバーラインナップを構成する。この最強の組み合わせは、同チームでは1953年のアルベルト・アスカリとニノ・ファリーナ以来となる。

その他の多くのチームがドライバーラインナップを入れ替えており、メルセデスとマルシアだけが昨年と同じ体勢で新シーズンに臨む。


新しいサーキット

2014年シーズンのレースカレンダーに2つの新しいサーキットが加わった。

ロシア
初のロシアGPを開催するのはソチ・インターナショナル・ストリートサーキットだ。冬のオリンピックの舞台となったオリンピックパークに設けられたストリートサーキットは1周5.853kmで、カレンダー上で3番目の長さを誇る。ロシアGPは第16戦として10月10日から12日にかけて開催される。

オーストリア
11シーズンぶりにオーストリアGPがF1に帰ってくる。1997年から2003年までA1リンクとして、1970年から1987年までエステルライヒリンクとしてグランプリを開催していたサーキットは、レッドブルリンクと名を改めて2014年の第8戦を開催する。
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2014年03月11日

オーストラリアGPのDRSゾーン

FIAはオーストラリアGPのDRSゾーンを発表し、昨年同様2カ所に設置されることになった。

DRS(ドラッグ・リダクション・システム)は、今シーズンも全てのセッションで指定された区域でしか使用することができず、レースでは計測ポイントを通過した際に前を走るクルマとタイム差が1秒以内であれば使用することができる。

今週末のオーストラリアGPでの計測ポイントはターン14の手前に設けられ、ホームストレートとターン2と3の間がDRS使用区域となる。

今シーズンからDRSのフラップは65mmまで開放可能となり、昨年より15mmも開放幅が広くなった。
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2014年03月05日

F1予選システム変更へ。“3戦得点2倍案”は却下

 F1チームが2014年F1において予選システムを変更することで合意に達した。その他の規則変更についても話し合いがなされている。

 これまでのレギュレーションでは、予選トップ10のドライバーたちはQ3で自己ベストタイムをマークしたタイヤで決勝をスタートしなければならなかった。
 そのため、決勝で自由にタイヤを選択できるよう、またタイヤを温存する目的で、Q3でタイムを出さないという戦略がしばしばとられていた。

 ファンが予選への関心を失うことを避けるため、ストラテジーグループは、チームとFIAに対し、ドライバーたちがQ3で上位グリッドを狙って積極的にアタックするためのアイデアについて話し合うよう求めていた。

 提案された予選システムは、Q3に進んだドライバーたちは、決勝にはQ2で使用したタイヤでスタートし、Q3では追加で専用タイヤが支給されるというもの。また、Q3で10人のドライバーたちが2回の走行を行えるよう、セッションが12分に延長され、Q1は20分から18分に短縮されるという提案もなされた。

 この案に関してF1ストラテジーグループが検討、その結果、同意に至ったと考えられている。
 FIA世界モータースポーツ評議会の承認を受けた後、この案は正式に規則に組み込まれる。FIA会長ジャン・トッドは予選規則変更を支持する発言を行っており、承認されるのは間違いないとみられる。


 また、プレシーズンテスト中、ルノーのパワーユニットにトラブルが多発したため、チームはエンジンのホモロゲーションの規則を変更することも話し合ったが、この案は却下された。

 バーニー・エクレストンが推し進めた“最終3戦ポイント2倍”の規則も反対に遭い、予定どおり最終戦のみポイントが2倍与えられることとなっている。
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2014年02月26日

予選方式の変更案、全チームの承認得る

今回の合同テストが行われたバーレーン・サーキットで、F1全チームによる会合が行われ、その席でFIA(国際自動車連盟)から提案されていた予選方式の変更が了承されたことがわかった。
まだWMSC(世界モータースポーツ評議会)の承認を得る必要はあるが、これにより2014年シーズンの予選は以下のような変更が行われる見通し。

・Q1の時間を20分間から18分に短縮
・Q3の時間を10分間から12分に拡大
・Q3進出、またQ2敗退のドライバーにも別途ソフトタイヤ1セットを供給
・Q3進出ドライバーの決勝レース・スタートタイヤはQ2で使用したものに
ラベル:予選方式 FIA WMSC
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2014年02月25日

F1開幕戦オーストラリアGPの放送スケジュール

フジテレビNEXTは、F1開幕戦オーストラリアGPの放送スケジュールを明らかにした。

 フジテレビNEXTでは、今年も金曜フリー走行から土曜フリー走行、公式予選、決勝レースまでの全セッション完全生中継するとともに、昨年から拡大された決勝放送枠を今年も継続、スタート30分前からサーキットの様子を現地から生中継する。

 開幕戦のオーストラリアGPは、時差プラス2時間のメルボルン、アルバート・パーク・サーキットで開催されるため、17時(現地時間)スタートの予選および決勝は日本時間の15時スタートとなる。

 フジテレビNEXTではこれらの模様を、予選は14時50分から(〜17時00分/日本時間)、決勝レースは14時30分から決勝直前生中継を開始し、14時50分から(〜17時50分)決勝本編の生中継に切り替える。

 金曜と土曜朝のフリー走行はいずれもセッション開始の5分前から。なお、日曜日の決勝レース前には、前日の公式予選の模様がリピート放送されることになっている。

 フジテレビは今年、『第4のテレビ』と称する日本初の24時間総合編成インターネット有料チャンネル『フジテレビNEXTsmart』のサービスを3月14日(金)から開始。PC、スマートフォン、タブレットなどのインターネット環境でもF1グランプリを楽しめるサービスをスタートさせる。

3月14日(金) 金曜フリー走行1 10:25〜12:10
3月14日(金) 金曜フリー走行2 14:25〜16:10
3月15日(土) 土曜フリー走行 11:55〜13:10
3月15日(土) 公式予選 14:50〜17:00
3月16日(日) 決勝直前生中継 14:30〜14:50
3月16日(日) 決 勝レース 14:50〜17:50

BSフジは、F1開幕戦オーストラリアGPから第3戦バーレーンGPまでの放送スケジュールを発表した。

 BSフジでは、今シーズンも全19戦の予選と決勝をオンエア。例年どおり、予選60分、決勝は1時間50分程度の放送枠が確保されている。

 開幕戦オーストラリアGPは、日本時間15時(現地時間17時)スタートの決勝を17時(日本時間)から放送。同じく15時からの予選は19時(日本時間)から放送されることになった。

 さらに、第2戦マレーシアGPと第3戦バーレーンGPの放送スケジュールも発表されており、時差マイナス6時間のバーレーンGPは予選・決勝とも翌日の放送となっている。
 
 番組のオープニング曲は2012年から使用されている『TRUTH』(T-SQUARE)だ。

■開幕戦オーストラリアGP
【予 選】3月15日(土) 19:00〜20:00
【決 勝】3月16日(日) 17:00〜18:50
解説:片山右京/実況:竹下陽平

■第2戦 マレーシア
【予 選】3月29日(土)24:00〜25:00
【決 勝】3月30日(日)23:30〜25:10
解説:片山右京/実況:馬場鉄志

■第3戦 バーレーン
【予 選】4月6日(日)12:00〜13:00
【決 勝】4月7日(月)22:00〜23:40
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2014年02月19日

ピレリ、ブランケットなし仕様のタイヤもテストへ

今週行われるバーレーン合同テストに、ピレリタイヤはブランケットなし仕様のプロトタイプタイヤを持ち込んでテストすることがわかった。

これは2015年からブランケット等のタイヤ温熱装置が禁止されることを受け、ピレリが新たに開発しているもの。
まだ実戦への導入まで時間はあるが、シーズン中に十分なテスト機会がないため、早くもテストを開始する意向とみられる。
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2014年02月17日

F1中継をPC、スマホ、タブレットで。『フジテレビNEXTsmart』3月14日開始

フジテレビは17日、3月14日(金)から日本初となる24時間総合編成のインターネット有料チャンネル『フジテレビNEXTsmart』のサービスを開始すると発表した。このサービスを使うと、インターネット環境でF1グランプリ中継などを楽しむことができる。

 この『フジテレビNEXTsmart』は、CS放送『フジテレビNEXTライブ・プレミアム』の編成内容のサイマル放送をベースにした24時間ライブストリーミングで、PC、スマートフォン、タブレットなどインターネット環境があれば、どこでも視聴可能な『第4のテレビ』としている。

 このサービスの開始により、2014F1グランプリの金曜フリー走行から決勝までの全セッション完全生中継が楽しめるほか、ブンデスリーガ、Jリーグヤマザキナビスコカップなど、スポーツ好きにとってはたまらないラインナップをリアルタイム視聴することが可能になる。

 さらにF1グランプリ中継では、決勝生中継終了から1時間以内に一定期間、繰り返し番組を視聴できる見逃し配信にも対応。今後F1以外にも見逃し配信番組は随時増やしていく予定だという。

『フジテレビNEXTsmart』の視聴料は、月額1,200円(税抜)。4月1日(火)からの有料課金サービスの開始に先がけて、3月14日(金)から3月31日(月)まではフジテレビオンデマンドの月額会員、およびスカパー!オンデマンドの会員向けに無料お試しキャンペーンを実施。両サービスの会員なら視聴できる。

 F1のインターネット視聴については、昨年から『F1 ON Zume』の提供がスタートするなど、多様化し始めている。いつでもどこでもF1中継を楽しみたいファンにとっては新たな選択肢となりそうだ。詳細情報はホームページ(http://fod.fujitv.co.jp/)まで。

『フジテレビNEXTsmart』概要
■サービス名称:フジテレビNEXTsmart(フジテレビネクストスマート)
■内容:CS放送『フジテレビNEXTライブ・プレミアム』の編成内容のサイマル(同時)放送をベースにした24時間ライブストリーミング
■視聴環境:インターネット対応デバイス(PC、スマートフォン、タブレット等)
■実施エリア:日本全国
■配信形態:24時間放送・ストリーミング方式(月額固定料金)
■サービス展開:フジテレビオンデマンド(http://fod.fujitv.co.jp/
スカパー!オンデマンド(http://vod.skyperfectv.co.jp/)他
■視聴料:月額1,200円(税抜)
■サービス開始日:
オンデマンド会員無料お試しキャンペーン 2014年3月14日(金)〜3月31日(月)
有料課金サービス開始 2014年4月1日(火)
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2014年02月16日

F1チームの集まりである『FOTA』、存続の危機

F1チームの集まりであるFOTA(フォーミュラワン・チーム・アソシエーション)が、存続の危機を迎えていると伝えられた。

これはイギリスの『テレグラフ』紙が報じたもの。
F1チームの総意をまとるめるためとして2008年に発足したFOTAだが、現在全11チーム中の7チームしか加入していないことからチーム全体としての意思決定に支障がある上、会長を務めていたマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン代表)がチーム離脱によりこちらの継続にも赤信号、加えて財政的な問題も浮上しているのだという。

現在FOTAに加入しているのはメルセデス、ロータス、マクラーレン、フォース・インディア、ウィリアムズ、マルシア、そしてケータハムの7チーム。
一方、レッドブルやフェラーリ、ザウバー、そしてトロ・ロッソの4チームは未加入となっている。
とりわけレッドブル&フェラーリという有力チームに背を向けられているため発言力を欠いている上、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏との折り合いが悪いことも活動にはマイナスとなっているという。
ラベル:FOTA
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2014年02月13日

ケータハムボスが離脱。F1チームにエール送る

ケータハム・グループのヘッド・オブ・オートモティブ、リアド・アスマットが同社から離れることを明らかにした。

 2010年にケータハムF1チーム(当時はロータス・レーシング)がF1デビューを果たすにあたり、アスマットはチームのCEOに起用され、約5年間にわたりケータハム・グループの成長のため尽力してきた。

「大変残念なことではあるが、新しいチャレンジを探すため、ケータハム・グループを去ることを発表する」とアスマット。

「これまでのすべての瞬間を楽しんできた。前に進もうと決心するのは、私のキャリアの中でも最も難しい決断だったが、新しい方向に進むべき時が来たと考えた」

「ケータハムで生涯の友が大勢できた。F1チームが初ポイントを挙げるときには私も皆に負けないぐらい大きな歓声を上げるだろう」
ラベル:ケータハム
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2014年02月12日

FIA ノーズに関するルール変更を検討

FIAは、2015年シーズンに向けてノーズに関するレギュレーションを改訂することを検討している。

今年、各チームは安全面を考慮して変更されたノーズのレギュレーションを様々に解釈し、それによって生み出されたノーズはファンから概ねネガティブな印象を受けてしまった。

FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、今後、このルールが変更される可能性を提案している。「最大偏差だけでなく最小偏差を規定し、車高に関して問題となっている表面を上げることによって均整美を保証することができる」と、ホワイティングはアウト・モトール・ウント・シュポルトに語った。

「さらにこれらの表面を後方に下げることもできる。それによって根本的な変遷を防ぐことができるはずだ」
ラベル:FIA
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2014年01月31日

レッドブルの新車『RB10』は“黒い”アリクイ

28日、ダブルタイトル4連覇中の王者レッドブル・レーシングが、2014年シーズンに投入するF1マシン『RB10』を発表した。

 2010年から4年連続でドライバーズとコンストラクターズの両選手権を制しているレッドブル。そのチャンピオンマシンを生み出してきた“空力の奇才”エイドリアン・ニューエイが今季の新レギュレーション、特に話題のフロントノーズにどのようなソリューションを見いだしてくるのかF1界全体が注目するなか、この日開幕する合同テストの舞台、ヘレス・サーキットで披露された。

 今年も、ディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ベッテルと、マーク・ウエーバーの引退によってジュニアチームのトロロッソから昇格を果たしたダニエル・リカルドがドライブする『RB10』は、タイトルスポンサーのインフィニティのロゴとお馴染みのレッドブルカラーをまとって登場。
 注目のノーズセクションは、一見するとこれまでのトラディショナルな形状を維持しているようにも見えるが、ノーズ先端はアリクイの鼻を思わせるような突き出た形状に。またその先端部分は縦にも一定の幅を確保しており、ここに何らかの意図も感じられる。チームはこの部分を黒いカーボン地で残し目立たないようにしている。

 チームは今年でF1参戦10周年を迎えるが、ニューエイ独裁体制の内側ではすでに有力スタッフの流出も目立ち始めている。彼らが、昨年から続くベッテルの連勝記録(9連勝)をさらに伸ばし、新時代のF1でも引き続きトップに君臨し続けることができるのかは、この『RB10』にかかっている。
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2014年01月30日

フォース・インディア、アリクイノーズの『VJM07』を披露

 フォース・インディアF1チームは28日、2014年シーズンを戦うF1マシン『VJM07』の実車を正式に披露した。

 今月22日に全チームのトップを切って新車のデジタル画像を公開していたフォース・インディア。ただ、そのとき公開されたのはサイドから映した1枚のみで、その全容は明らかになっていなかった。

 28日にヘレス・サーキットでお披露目された新車『VJM07』は、レッドブルも採用したノーズ中央の先端が突き出るようなアリクイ形状を採用。それを除くノーズ本体はモノコックからの幅を維持し、ウイングステーの幅も十分な開口を形成している。

 チームは今季、若く実力のあるふたり、ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスのコンビを走らせる。
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2014年01月29日

トロロッソの新車『STR9』が発表

スクーデリア・トロロッソは27日、2014年シーズンを戦うF1マシン『STR9』を発表した。

 今季は、ダニエル・リカルドのレッドブル昇格に伴い、昨年のGP3チャンピオンであるダニール・クビアトを抜擢したトロロッソ。レッドブルのジュニアチームという発足当初からのコンセプトを保ちつつも、中堅チームとしても確固たるポジションを築いてきた。

 そのイタリアチームは、昨年までフェラーリからエンジンの供給を受けてきたが、今年は大幅なレギュレーション変更に合わせて、レッドブルと同じルノーのパワーユニットを搭載、新シーズンを前に新たな体制も築き上げた。

 翌日に開幕する合同テストの舞台、ヘレス・サーキットでお披露目された『STR9』は、そんなチームの期待を背負って登場。ベルニュとクビアトによってアンベイルされたマシンは、今年もチーム伝統のカラーリングが施された。

 注目を集めるフロントエンドは、なだらかなアングルを維持してローノーズを形成しているが、先端は中央だけが突き出たかっこうに。一方、リヤエンドでは、ルノーのロゴが躍るサイドポンツーン後端がかなりきつく絞り込まれている印象だ。

「我々は新しいノーズと新しいサイドポッド、新しいウイングをデザインしなければならなかった」とテクニカルディレクターのジェイムズ・キーは語っている。
「サイドポッドはラジエーターのためにスペースを見つけなければならなかったので、過去のものよりも大きい。それでもチームは、エアロパフォーマンスを失うことなく配置するなど素晴らしい仕事をした」

 チームは、今月24日にイタリアのミサノで初走行をすでに終えており、明日28日にスタートするヘレステストには、初日から参加することにしている。
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2014年01月25日

フジテレビ、今年もF1全戦を完全中継。BSフジも

フジテレビは、2014年もF1世界選手権の全19戦をCS放送のフジテレビNEXTとBSフジで放送することを明らかにした。

 フジテレビでは、今年もCS放送のフジテレビNEXTで金曜フリー走行から土曜フリー走行、公式予選、決勝レースまでの全セッションを完全生中継、再放送と合わせて昨年までの放送形態を引き継ぐことになった。
 また、昨年フジテレビNEXTのエンディング曲を担当したUko(ユーコ)さんも、自身のブログで「Winged Victory」が今年も使用されることを報告している。

 さらに、BSフジでも全19戦の予選と決勝をオンエアする。こちらのオープニング曲は、2012年から使用されている『TRUTH』(THE SQUARE)となっている。

 2014年のF1は、3月16日(決勝)のオーストラリアGPで幕を明ける。
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2014年01月19日

ピレリ、F1タイヤ供給契約を2016年まで延長!

ピレリは、現地時間(以下、現地時間)16日、F1へのタイヤ供給契約を更新し、2016年までの3年間は単独サプライヤーとして留まると発表した。『ロイター』通信が伝えている。

 昨年10月、FIA(国際自動車)は将来的に行なう入札までの不確定の「移行期間」の間は、ピレリとの契約を継続すると語っており、今回の更新は予想されていた。当時は、ピレリは5年契約について交渉していた。

 またピレリは、タイヤテストを許可する競技レギュレーションの変更も発表した。この新レギュレーションは、計12日間の開幕前合同テストのうち1日をウェットタイヤのテストとして使用することを規定している。第2戦マレーシアGP(3月30日決勝)は熱帯スコールに見舞われることが多く、各チームは2014年タイヤを履いた新車をウェットコンディションでテストする必要がある。

 さらに、各チームはシーズン中に計8日間予定されているテストのうち1日をタイヤテストにあてることになる。ピレリは「8日間のシーズン中テストのうちいずれの1日も、少なくとも1チーム、最高でも2チームはピレリのエンジニアとのタイヤテストに集中する」と説明している。

 昨シーズンのピレリは消耗の速さで非難され、またタイヤバーストが頻発したことも大きな問題となり、シーズン半ばにタイヤ改修を余儀なくされた。ピレリはテスト不足に不満を訴え、最新のマシンで開発中のタイヤのテストができなければ撤退もありうると警告していた。

 以前のレギュレーションのもとでは、ピレリはプライベートテストを行なうことができたが、使用できるマシンは最低でも2年落ちでなければならなかった。そのため、ピレリは2010年型ルノーを所有し、テストしていた。また昨年、メルセデスが2013年型マシンとレギュラードライバーを用いてピレリと極秘テストを行なったことで、戒告処分を受けることにもなった。

 なお、2014年のF1マシンは旧型の自然吸気V8エンジンに代わり、ERS(エネルギー回生システム)装備の新型V6ターボエンジンを搭載するため、タイヤに対する要求も大きく変わってくる。しかし、今季はエンジンの信頼性が最大の懸念事項となるため、タイヤは以前よりも耐久性、安定感が高くなると予想されている。
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2014年01月17日

エクレストン、F1取締役の座から外れる。贈賄問題で

 F1の商業面のボス、バーニー・エクレストンが、贈賄の容疑で裁判を受けることが決定し、この件が片付くまではF1の取締役会のメンバーから外れることとなった。

 2006年、F1株がCVCに売却される際に、ドイツの銀行バイエルンLBの元リスク担当役員ゲルハルト・グリブコウスキーにエクレストンが賄賂を渡していたとして、ドイツの検察はエクレストンを起訴していた。
 ドイツ検察は16日、4月にエクレストンに対する法廷審問を行うことを明らかにした。

 これを受け、F1を所有するCVCが役員会議を行った結果、エクレストンが役員会のメンバーから外れることが決定した。ただしエクレストンは今後もグランプリレーシングに関する通常の業務を行うということだ。

「役員会と協議した結果、エクレストン氏は、この一件が終結するまで取締役のポジションから即時退くことを提案し、役員会はこれに同意した」と声明には記されている。
「役員会は、F1ビジネスおよびこのスポーツの最大の利益のためには、エクレストン氏が日常業務を引き続き行うべきであると確信している。しかし役員会による監視および管理を高めなければならない。エクレストン氏はこの取り決めに同意した」

 エクレストンは、自分は不正行為を行ってはいないと一貫して主張しており、木曜の役員会会合においてもその主張を繰り返したということだ。

 エクレストンが役員会から離脱することで、他のメンバーがF1の今後の方向性について直接的な指揮をとることになる。

 声明には次のように記されている。
「今後、重要な契約やビジネス上の取り決めの承認および調印の責任は、ピーター・ブラベック−レートマテ会長、ドナルド・マッケンジー副会長が担う」
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2014年01月14日

J.バトンの父ジョンが逝去 心臓発作か

 2009年王者ジェンソン バトンの父であり、パドックの人気者だったジョン バトンが、70歳で亡くなった。心臓発作と見られる。現地時間(以下、現地時間)13日、『ロイター』通信が報じた。

 J.バトンの代理人はリリースを通じ、フランス南部の自宅でジョンが亡くなっているところを、その友人が見つけたと明かしている。ドライバーや関係者が哀悼の意を表する中、マクラーレン代表のマーティン ウィットマーシュ氏は、「マクラーレンファミリーの、唯一にしてかけがえのない存在だった。F1キャリアが長いのでドライバーの父親には何人も会ったが、ジョンは誰よりも息子を深く愛していたと言っても差し支えないだろう。ジェンソンが子供時代にカートをしていた頃から、ずっとそばで支え、助け、資金を集めてきた。ジェンソンが成長するにつれ勝ち続けるようになっても、ジョンは変わらず最大の支援者としてそばにいたんだ」とその死を嘆いている。

 ジョン自身もラリークロスで成功を収めた経験があり、ルイス ハミルトンを含むほかのドライバーにゴーカートを用意したのもJ.バトンの父だった。F1では息子が参戦した249戦のほぼ全てに同行し、表に出ずチームホスピタリティでワイン片手にモータースポーツ談義に花を咲かせていた。

 J.バトンはウィリアムズからデビューした2000年、ゴーストライターが書いた自伝の中で「父がいなければモータースポーツの道には進まなかっただろうね。下積み時代から、僕がコースで楽しんでいる間、雨の中でも立ってくれていた」と語っている。
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2014年01月13日

M.ブランドル氏、ペイ・ドライバー増加を憂慮

元ベネトン等のF1ドライバーであるマーティン・ブランドル氏(54歳:イギリス)が、現在開催されている英『オートスポーツ・インターナショナルショー』で会見、近年F1で増加しつつある「ペイ・ドライバー」について言及した。

「ここ数年、確実に増えつつあるペイ・ドライバーについては正直憂えている。
例えばロータスのような戦闘力あるチームで起用されたマルドナドですらベネズエラ資金が期待されていることは間違いないんだ。
常勝レッドブルに最後まで立ち向かったロータスに置いてさえだよ。
ましてや有力な母体を持たない弱小チームにあっては、だ。
しかしそうしたことの主な原因は、現代のF1が高コストであるからに他ならない。
勝つためにはお金が必要で、そのためにスポンサーを持つドライバーが優先される。
しかしこんなことは明らかに間違っているよ」

1984年に当時のティレル・チームからF1デビューしたブランドル氏は通算158戦に出走、1992年のイタリアと1994年モナコの2位が最高位。
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2014年01月12日

FIA指定燃料流量センサー業者、「準備は万端」

今季2.4リッターV型8気筒から1.6リッターV型6気筒ターボ・エンジンへと大幅にレギュレーションを変更するF1では、同時にレース中に使用できる燃料の総量を100kgまでに制限することが決まっている。
これに伴い、FIA(国際自動車連盟)では指定した共通の「監視メーター」により厳格に管理する方針を明らかにしている。

その製造業者に指定された「ジル・センサー社」のマイク・ジル社長は、「FIAが要求する超音波燃料流量センサーの規格はとても厳しいもので、最後の1.5%のエラーを取り除くのにわれわれは冬の間大変な苦労を強いられた。
しかし今はもう万全。
最新の製品は完全にFIAの精度要件を満たし、みごとにその公認を得た。
性能ばかりでなくは、耐久性にも十分な自信を持っているよ」
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2014年01月11日

F1新カーナンバー発表!

FIA(国際自動車連盟)は、現地時間(以下、現地時間)10日、2014年のF1エントリーリストを発表。今季から各ドライバーは任意の数字をつけることになり、こだわりのカーナンバーが見られることになった。『ロイター』通信が伝えている。

 2014年の新レギュレーションのもとでは、今後、F1ドライバーはキャリアを通じて不変のナンバーをつけることになり、2〜99の間で任意に選ぶことができる。

 レッドブルの4連覇の王者セバスチャン ベッテルは、ディフェンディングチャンピオンとして今季も「1」をつけるが、今後タイトルを逃した場合は「5」をつけることを希望した。F1ファンの間では、1992年王者ナイジェル マンセルのナンバーとしてお馴染みで、当時は「レッドファイブ」として親しまれていた。

 マクラーレンのジェンソン バトンは、タイトルを獲得した2009年につけていた「22」を選択。イギリスでは「22」が2羽のアヒルに例えられることをふまえ、ツイッターを通じ、「2羽の小さなアヒルだ。クワッ、クワッ。最高の思い出だ。さらにいいことがあるのを期待している」とフォロワーに呼びかけていた。

 フェラーリのフェルナンド アロンソは、1996年の14歳当時、7月14日に14番をつけたカートでタイトルを獲得して以来、「14」を自らのラッキーナンバーとしており、カーナンバーにもこの数字を選んだ。またサッカーのレアル マドリーのミッドフィルダーで背番号「14」をつけている同姓のシャビ アロンソのファンだとも語っており、「再びラッキーかどうか見てみようよ」と話している。

 フォースインディアに復帰したニコ ヒュルケンベルグは、伝説のフェラーリドライバー、ジル ビルヌーブや伝説の王者アイルトン セナもつけていた「27」をつける。

 ロータスに移籍したパストール マルドナードは、不吉な数字としてこれまでF1で使用されなかった「13」を選択。しかし、一部の国では幸運の数字としても扱われている。

 なお、マルシャはまだ2人目のドライバーを正式に発表していないものの、ジュール ビアンキのチームメイトとしてマックス チルトンをエントリーリストに載せている。この結果、ドライバーが未定のチームはケータハムのみとなった。

2014年F1エントリーリスト(2013年コンストラクターズランキング順)
1.セバスチャン ベッテル(レッドブル)※チャンピオンでないときは「5」
3.ダニエル リカルド(レッドブル)
44.ルイス ハミルトン(メルセデス)
6.ニコ ロズベルグ(メルセデス)
14.フェルナンド アロンソ(フェラーリ)
7.キミ ライコネン(フェラーリ)
8.ロマン グロージャン(ロータス)
13.パストール マルドナード(ロータス)
22.ジェンソン バトン(マクラーレン)
20.ケビン マグヌッセン(マクラーレン)
27.ニコ ヒュルケンベルグ(フォースインディア)
11.セルヒオ ペレス(フォースインディア)
99.エイドリアン スーティル(ザウバー)
21.エステバン グティエレス(ザウバー)
25.ジャン-エリック ベルニュ(トロロッソ)
26.ダニール クビアト(トロロッソ)
19.フェリペ マッサ(ウィリアムズ)
77.バルテリ ボッタス(ウィリアムズ)
17.ジュール ビアンキ(マルシャ)
未定.マックス チルトン(マルシャ)
未定.未定(ケータハム)
未定.未定(ケータハム)
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2014年01月07日

F1エンジンメーカー創業者、B.ハート氏が死去

 F1エンジンメーカー、ハート社の創業者でエンジニアのブライアン ハート氏が、病気のため77歳で亡くなった。現地時間(以下、現地時間)6日、F1公式サイト『Formula1.com』が伝えている。

 B.ハート氏はレーシングドライバーとして一定の成功を収めたのち、1960年代後半からエンジン製造に取り組んだ。当初はF2マシン用のフォードエンジンの整備を行なっていたが、フォードのF2撤退以降は自社でエンジンを開発。その後、トールマン チームと提携し、1980年には欧州F2選手権でランキング1、2位を独占。翌1981年に、そろってF1へとステップアップした

 当初、F1では多額の予算を持つビッグチーム相手に苦戦を強いられたが、1983年にはトールマンとハートの『415T』1.5リッターターボエンジンは何度かポイント獲得を果たす。翌1984年はトールマン ハートを駆るアイルトン・セナが雨のモナコGPで伝説的な2位表彰台を獲得し、さらにイギリスGP、ポルトガルGPでも3位表彰台に食い込んだ。この年、ハートはRAMとスピリッツにもエンジンを供給している。

 ベアトリス ハースにもエンジン供給した1985年は、トールマン ハートのテオ ファビが初ポールポジションを獲得。しかし、ルノー、ホンダ、BMWなど大手メーカーとの開発競争の中で、ハートは徐々に規模を縮小し、翌1986年序盤にF1から撤退した。

 1993年、ハートはF1復帰し、ジョーダンに自然吸気3.5リッターV10エンジン『1035』を供給。翌年、ジョーダン ハートのルーベンス バリチェロがパシフィックGPで表彰台、ベルギーGPでポールポジションを手に入れる。1995年にはジョーダンがプジョーエンジンへと変更したため、ハートはフットワークと契約。最終戦オーストラリアGPで、ジャンニ モルビデッリがハートにとって最後の表彰台となる3位に入る。

 翌年もフットワークと提携したのち、1997年にはミナルディに供給したが目立った成績は残せなかった。その後、ハート社はトム ウォーキンショー レーシングに吸収され、F1から姿を消すこととなった。
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2013年12月25日

フェラーリ、エンジン開発においてホンダは有利と悩む

 フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、F1の1.6リッターV6ターボエンジンの時代に1年遅れて参戦するホンダは他のエンジンマニュファクチャラーよりも有利であるとの考えを示している。

 2014年からF1には1.6リッターV6ターボエンジンが導入され、ルノー、メルセデス、フェラーリの3エンジンメーカーが新たなチャレンジに直面する。ホンダは2015年にパワーユニットサプライヤーとしてマクラーレンと組み、F1活動を行うことを決定している。

 新規則導入と同時に新エンジンを走らせる3社はコース上の走行経験を1年分多く得ることができるが、一方ホンダはその時間を開発に使うことができる。

 フェラーリ代表のドメニカリは、3エンジンマニュファクチャラーは、来年の参戦に向けて2014年2月28日で開発をストップしなければならないが、ホンダのみはその後も開発作業を進めることができるため、ホンダのメリットは大きいと考えている。

「他のマニュファクチャラーと長時間にわたって話し合いを行ったが、解決法は見つからない」とドメニカリが述べたとEUROSPORT.COMが報じた。
「ホンダは(2014年には)まだ正式にF1に参戦しているわけではないので、開発を凍結するよう強いることはできない。また、閉鎖的な姿勢をとると、(F1参戦に)関心を持っているかもしれない他のマニュファクチャラーの意欲をそぐことになる」
「だが、2014年シーズンの間に他のマニュファクチャラーが見舞われるトラブルにホンダは対処することができ、それがアドバンテージになることは分かっている」

 ホンダF1プロジェクトの責任者を務める新井康久氏は以前、2015年からの参戦にはメリットもデメリットもあると述べていた。
「アドバンテージと考えられるのは、エンジンのデザインと開発に十分な時間をかけられることだ」と新井氏。
「他のチームが苦労したり問題を抱えたりするのを観察することができる」
「だが、そのチャレンジに彼らがどう対処し、パフォーマンスを向上させているのかは、外から見ることしかできない。彼らがどのようにそれをしているのかは、想像するしかないのだ」

[オートスポーツweb]
posted by Ayrton at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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