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2015年04月12日

マクラーレン、マレーシアGPでの進歩は「極めて大きい」

マレーシアGPでマクラーレン・ホンダが非常に大きく進歩したことが確認できたと、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは語った。

 マクラーレンとホンダのパートナーシップが今季復活したものの、苦しいスタートを切っており、2戦の中で完走を果たしたのは1度だけ(開幕戦オーストラリアのジェンソン・バトンの11位)、予選では一度もQ2に進出できていない。

 しかしブーリエは苦しんだ冬季テスト、あるいはオーストラリアと比較して、マレーシアではきわめて大きな進歩が見られたと述べている。
 マレーシア決勝では、フェルナンド・アロンソもバトンも後方集団の中で走ることができたものの、最終的にはパワーユニットのトラブルでリタイアに終わった。

「ポイントは獲得できなかった。確かにフォース・インディアの前を走ったが、我々が目指しているのはそこではない」とブーリエ。

「絶対的なパフォーマンスの評価はポールポジションや優勝を争うようになった時に行うことであり、今はまだその段階ではない。今はバルセロナテストとオーストラリアとの比較で評価しており、それに関しては非常に大きな違いが見られた」

「ドライバーはふたりともマシンバランスとドライバビリティにポジティブな感触を持っていた。それは非常に重要なことだ。この調子で前に進み続けなければならない」

 ブーリエは、パワーユニットの信頼性を改善していく必要があると認めている。

「よくなったのは確かだが、さらに一歩前進する必要がある。補助パーツの信頼性はダイナモ上で向上させることが可能だが、テストであまり走行できなかったため、これから細かい問題を解決していかなければならない」


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ホンダ「パワーユニットの問題でリタイア。速さが見えただけに残念」/マレーシアGP日曜

2015年F1マレーシアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは共にリタイアを喫した。

ホンダF1プロジェクト総責任者 新井康久
「フェルナンドは今日いいペースを発揮していましたが、ERSの冷却の問題により彼をリタイアさせなければなりませんでした。もちろん非常にがっかりしています」

「ジェンソンは接近戦が繰り広げられている集団の中で走っており、我々は何とかポジションを維持しようと努力しているところでしたが、彼のマシンにターボの問題が起きてしまいました」

「2台のリタイアは、コンペティティブなレースのコンディションの中でパワーユニットを酷使した結果であり、このサーキットで直面した高温のコンディションによるものではありません」

「トラブルについてさらに調査を行い、上海戦の前に改善するつもりです」
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2015年03月29日

マクラーレン「バトンやメカニックたちを称えたい」/F1オーストラリアGP日曜

2015年F1オーストラリアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは11位、ケビン・マグヌッセンはスタートできずに終わった。

レーシングディレクター、エリック・ブーリエ
「非常に困難な週末であり、前向きな要素を見つけるのは難しいが、それでもいくつかあるのは確かだ」
「何よりもまず、ジェンソンのマシンがレースを完走できたことは喜ばしい。彼は非常に優れた走りをし、何周にもわたってチェコ(ペレス)を巧みに押さえ続けた。そして56周を走り切り、大量の貴重なデータを我々にもたらしてくれた」

「しかしながら彼は一度ならず二度もレースウイナーであるルイス(・ハミルトン)にラップされてしまった。パフォーマンスに関して課題があることは明らかだ。一方でコーナースピードはなかなかよかったし、MP4-30の中に潜在能力があるのは間違いなく、今後ホンダと我々はそれを引き出すことができるだろう」

「ケビンは非常に不運だった。まだ詳細は不明だが、パワーユニットの問題により、スタートする前に彼のレースは終わってしまったのだ」

「最後に大事なことを言いたい。毎日懸命に作業にあたってくれているメカニックたちに感謝し、彼らをたたえたいと思う。彼ら全員が陰のヒーローであり、だからこそこの場を借りて彼らへの称賛の言葉をはっきりと口にしたい」

「2週間後にはマレーシア セパンでのレースに臨む。天候は極めて高温多湿であると予想される。この短い期間で調子が上向くと性急に予想するつもりはないが、できる限りあらゆる手段を使ってパフォーマンスと信頼性を向上させるために全力を尽くす。それは100パーセント断言できる」
posted by Ayrton at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | マクラーレン・ホンダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホンダ「完走は前進。一方で大きな課題も見えた」/F1オーストラリアGP日曜

 2015年F1オーストラリアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは11位、ケビン・マグヌッセンはスタートできずに終わった。

ホンダF1プロジェクト総責任者、新井康久氏
「ジェンソンが決勝で完走できたことはチーム全体にとって大きな前進です。しかし同時に、今日のパフォーマンスを見れば、競争力をフルに発揮するという目標を達成するには課題をクリアしなければならないことは明らかです」

「ケビンは本当に気の毒でした。彼にとって重要なレースだったのに、決勝で走れるパワーユニットを用意できなかったことが非常に残念です。ケビンの問題の原因については、マシンが戻ってきてエンジンカバーを外すまでは調べることができないので、これから徹底的に調査します」

「今は気持ちをマレーシアに向けています。高温多湿の環境でレースをするのは楽なことではありません。ヒートマッピングに取り組み、よりコンペティティブなデータセッティングを使用して前進することが目標となります」
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マクラーレン・ホンダ「これから雪だるま式に改善が進む」ジェンソン・バトン/F1オーストラリアGP決勝

アルバート・パーク・サーキットで行われた2015年F1オーストラリアGP決勝を終え、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンがコメントを行った。
■ジェンソン・バトン「いいスタート地点につけた」
決勝/11位
「今日はいい1日になったよ。まだこの先の道のりは長いけれど、いいスタート地点につけた。それに、レースも楽しめた。チェコ(セルジオ・ペレス/フォース・インディア)とは少しばかりバトルも展開できたしね。それに、今日は開発面でも本当に役立つものとなった。もし3周で終わっていたら、学べることなど何もなかったはずだ。レース距離を走り切れたことでものすごく多くのことを学ぶことができた」

「僕にとってもクルマに慣れるためのいいチャンスになったし、コックピットのなかで調整しながら、いろいろ試すこともできたよ。これからもたくさんの作業が必要だ。パワーやドライバビリティー、ダウンフォースやセットアップに関してね。でも、これで大きく前進させることができるよ。そして、ひとつの部分を改善することによって、雪だるま式に改善が進み始めるものなんだ」

「さらに前向きなこともあったよ。コーナーではフォース・インディアと同じくらいの速さがあった。コーナーを抜けるときのスピードもレッドブルやザウバーと同じくらいだったんだ」

「ここまで厳しい冬が続いていた。テストでの最長走行記録はほんの12周だったんだからね。だから、今日58周(※)を走り切ることができたのはいい進歩だった。やらなくてはならないことがまだ山のようにあるのが分かっているにしてもね。だけど、今日学んだすべてのことによって、次のレースに向けて改善できる部分が相当あるはずだ」

(※)実際には2周遅れだったため56周
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2015年03月08日

マクラーレン・ホンダF1密着:テスト最終日は30周。それでも開幕仕様パワーユニットに「信頼性の不安はない」と言い切る理由

 3月1日、2015年F1シーズンの開幕前テストが終わった。バルセロナ最終日、マクラーレン・ホンダがこなした周回数は30周。彼らが期待したとおりの走行ができなかったことは明らかだった。
 朝9時の時点でMP4-30は、まだジャッキアップされて作業台に乗った状態だった。ホンダ側スタッフが前日のオイル漏れへの対策を講じ終えたのが午前10時30分、そこからマクラーレン側のセンサーチェックが必要となり、午前のセッション終了直前に2周のインストレーションチェックを完了するのが、やっとだった。
 最終日には長めのランでレースを想定した確認テストを行いたい意向だったが、これによりテストプログラムは変更を余儀なくされ、3〜5周のランを繰り返してデータ収集に専念することとなった。午後は8回のコースインを行い、開幕までの1週間にファクトリーで最後の追い込みをするためのデータ収集を行った。
 新井康久F1総責任者は、100kgという燃料制限の下で行われる決勝レースで必要とされる様々なモード、つまりパワーベストや燃費ベスト、回生の様々な使い方などのマップセッティングが試しきれなかったと認める。
「長いレースの中では様々な状況が想定されますから、それぞれに合わせて、どのようなセッティングが必要かということをテストしておきたかったんですが、走行時間が限られてしまったので、その他のデータ収集を優先しなければなりませんでした。しかし、データはたくさん収集できていますから、マクラーレン側とも相談しながら用意していきたい」
 先週のMGU-Kに続いて今週はハイドロ系リーク、オイルリークに見舞われたホンダのパワーユニットには信頼性の不安が渦巻いている。だが、これはテストで様々な試験的パーツを搭載し、実走テストに充てたためでもある。つまり実戦仕様のパワーユニットが次々とトラブルを抱えているのではなく、最後の熟成作業を行うためのデータ取りをしたというわけだ。
 新井F1総責任者の「信頼性は確立できると自信を持っている」というコメントの理由は、そこにある。
「今週のテストで走らせたパワーユニットが、そのまま開幕戦にいくわけではありません。今週は様々なパーツを試して、うまくいったものもあれば、そうでないものもありました。開幕戦に向けた仕様を作り上げるうえで必要なデータを取っていたんです。そのデータを元に、これから日本に帰って開幕戦までに実戦仕様のパワーユニットを作り上げたいと思います。すでにピースはそろっていて、時間との闘いになりますが、信頼性の確立は可能だと思っています。信頼性が確保できないまま、開幕を迎えるつもりはありません」
 パワーユニットの熟成不足ばかりが不安視されるマクラーレン・ホンダだが、まだまだ車体側のセットアップも途上の段階にある。そういう意味では車体側もパワーユニット側もパフォーマンスの伸びしろはある。だからこそ、チーム内にはポジティブな雰囲気が漂っているのだろう。その伸びしろを開幕までに引き出せるのか、それとも数戦かかってしまうのか、それは時間との闘いだ。
 ジェンソン・バトンは言う。
「ホンダと一緒に仕事をして、印象的なことがふたつある。ひとつはドライバビリティの熟成度合いで、もうひとつは彼らの意志の強さだ。ここまでのテストはマクラーレン・ホンダの全員にとってものすごくタフなものだったけど、その間も彼らはパワーユニットを改善して開幕戦に間に合わせるために全開で努力し続けてきた。そしてシーズンを通して、さらに向上していくだろう。彼らは絶対にあきらめないからね。だから僕はホンダとのパートナーシップを愛しているんだ」
 その言葉には多少のリップサービスも含まれているだろうが、しかしそれはバトンからホンダに対するエールだと感じられた。シーズン開幕までに残された時間は決して多くはないが、そのエールに応え、そしてファンの期待に応えるべく、マクラーレン・ホンダは全力で戦い続けるだろう。
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2015年03月07日

マクラーレン・ホンダF1密着:最終確認のため、オイル漏れに慎重を期した3日目。初走行マグヌッセンはMP4-30に太鼓判

バルセロナF1合同テスト3日目の朝9時前、ホンダのナイトシフト(夜間担当)のスタッフ数名がサーキットを後にしていった。前日の最後に起きた電気系トラブルは「つまらない問題で、クルマが帰ってきてすぐに火を入れられたくらい」(新井康久F1総責任者)だという。MP4-30には2日目に101周を走破したパワーユニットがそのまま搭載され、3日目のテストに臨むことになったが、それ以外にもホンダのスタッフにはやらなければならないことがたくさんあったということだろう。
トラブルについて説明するブーリエと新井F1総責任者
 走行開始は午前9時45分と、やや遅れた。この日は先週の事故で療養中のフェルナンド・アロンソに代わってケビン・マグヌッセンがステアリングを握り、MP4-30に乗るのが初めてとは思えないほどスムーズに2〜3周ずつのデータ収集ランを繰り返していった。午前11時前には連続10周、7周とやや長めのランをこなしていき、12時過ぎにはソフトタイヤを履いてタイムアタックを行った。
 この段階で記録したのが1分25秒225というタイム。この時点では3番手であり、ほぼ同時刻にフェリペ・マッサがスーパーソフトで記録したトップタイムとの差は1.949秒だった。
「スーパーソフトとソフトの差はおそらく1秒弱だろう。今日の午前のコンディションとサーキットの粗さからスーパーソフトは、ややレンジを外れているから、それほど大きな効果を生まないんだ」
 ピレリのマリオ・イゾラの言葉を踏まえて考えれば、現時点でのマクラーレンとウイリアムズの実質的な差は1秒程度ということになる。メルセデスに対して約3秒の差があった2日目に較べると大きな前進だ。これは2日目に101周を走行して収集したデータ分析の効果であり、MP4-30の熟成が着実に進んでいることを示している。
 先日ジェンソン・バトンが「ここまで進歩してきたマシンに乗ってケビンがどう言うか楽しみだ」と話していたが、初めてMP4-30をドライブしたマグヌッセンは終始上機嫌で次のように評した。
「昨年型はフロントがピーキーで挙動予測が難しいマシンだったけど、このマシンは昨年型とはまったく違い、そこが安定している。(空力のあまり効かない)低速コーナーでも、ステアリングを切ったときのメカニカル面のフィーリングがとても良い。新車としては良い土台ができていると感じたよ」
 パワーユニット面でも、その仕上がりに驚いたという。
「ホンダは昨年のメルセデスとも異なる哲学で作られた完全に新しいパワーユニットなのに、この時点で、こんなにスムーズに走れたことに驚いた」
 しかし、午後に入って走行を開始、レースシミュレーションのスタートと同様にアウトラップでピットレーンに向かい、リヤタイヤをホイールスピンさせてウォームアップしながら通過して、スタート練習のためにピット出口へ向かおうとしたところで異変が発生した。オイル漏れが起き、そのままガレージに入り、3日目の走行は終了となった。
「少し早すぎる終了となってしまったが、マシンのかなり深い部分でオイル漏れが起き、その調査のために走行を止めてパワーユニットを取り外すことにした。明日さらにマイレージを重ねたいから、慎重を期しておきたかったんだ」と、マクラーレンのエリック・ブーリエ。
 ホンダによれば「リーク箇所はわかっているが、その影響が周囲のコンポーネントにどれだけ及んでいるかという分析が夜になっても続けられており、その結果を待って最終日に向けて換装しなければならないコンポーネントを判断する」という。開幕戦に向けた最終確認を行うために、バトンが走行するテスト最終日には完璧な状態でしっかりと走り込みたいからこそ、慎重を期したというわけだ。
「パワーユニットのシステム自体は、すでにレースをできるくらいの状態になっています。ただし実際にレースをするまでに、レースを想定した実走状態での確認やテストが必要なんです。パワーユニット自体はきちんと動いていて、明日はもっと良い走行ができると自信を持っています」
 新井総責任者の言葉どおり、テスト最終日には開幕戦に向けて可能な限りの準備を行ってもらいたい。
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2015年03月01日

ホンダはトラブル再発…アロンソ開幕戦欠場報道も 最終合同テスト初日/F1

F1世界選手権は26日、当地のカタルーニャサーキット(1周4・655キロ)で今季開幕前最後の合同テストが全4日間の日程で始まり、8チームから8選手が出走。103周を走ったフェリペ・マッサ(33)=ブラジル、ウィリアムズ・メルセデス=が、当地で行われた第2回合同テストを含む計5日間で最速の1分23秒500で1位になった。

 第2回テストまでの8日間でトラブルが相次ぎ、走行不足に悩まされたマクラーレン・ホンダはジェンソン・バトン(35)=英国=が出走するも、7周を走ったところでオイル漏れが発生。わずか1周のみの計測走行で1分31秒479の最下位に終わった。

 マクラーレン・ホンダは第2回テストの最終日(22日)にクラッシュしたフェルナンド・アロンソ(33)=スペイン=が、25日にようやく退院。今回のテストを欠場したことで、チームが「突風」と発表した事故原因や症状についてさまざまな憶測が飛び交う最終テスト初日となった。

 開幕戦・豪州GP(3月15日決勝)にアロンソが出場するかと尋ねられたロン・デニス・マクラーレン・テクノロジー・グループ会長兼最高経営責任者(CEO)=67、英国=は、英BBC放送に「(出場)しない理由は何もないはずだが、私は医者ではないので」と答えたことがさらに憶測を呼ぶ結果に。少なくとも出場を明言しなかったことで、堅実な報道で知られる通信社の中にも、「欠場の可能性は否定できない」と伝えるところもあった。
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2015年02月26日

アロンソが無事退院。最終テストは欠席/マクラーレン公式発表

22日の合同テストでクラッシュし、バルセロナの病院に入院していたフェルナンド・アロンソが、無事退院したことが明らかになった。
 25日、マクラーレンF1チームはアロンソに関する新たな声明を発表し、彼が事故から3日たった本日(現地時間25日)、入院先の病院を無事退院したことを明らかにし、さらなる休養をとるためにスペインの実家に戻ったことを認めた。
 またチームは、翌26日から始まる開幕前最後の合同テストに、アロンソが参加しないことも合わせて発表し、代役としてテスト兼リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンを起用することを決めた。
 なお、テストの走行スケジュールについては、初日にジェンソン・バトンが走ることは決まっているが、2日目以降については追って発表されることになっている。
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2015年02月24日

マクラーレン、事故の重大性否定。原因には触れず/F1バルセロナテスト4日目

バルセロナでのF1合同テスト最終日4日目、マクラーレンのフェルナンド・アロンソはクラッシュを喫し、病院に搬送された。幸いけがはなく、チームは「テストでよくある類のアクシデント」だったとして重要性を否定している。
 この日はアロンソが午前、ジェンソン・バトンが午後に走行する予定に変更されていたが、アロンソは21周目を走行中に長い高速コーナー、ターン3の出口でコース内側のウォールにヒットした。
 救急車によりメディカルセンターに搬送されたアロンソは意識があり医師と話ができる状態だったと伝えられたが、その後ヘリコプターで病院へと移送された。
 病院で予防措置としてCTスキャンおよびMRIスキャンを受けた結果、アロンソにけががないことが分かったが、衝突の際に脳震盪を起こしたため、用心のためこの日は入院することとなった。
 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、事故原因には触れていないものの、重要性は否定している。
「フェルナンドのアクシデントはテストでよくある類のものに過ぎない」とブーリエ。
「幸い彼は無事だが、アクシデントの際に脳震盪を起こしたため、予防措置として一晩入院しなければならなくなった。これは脳震盪を起こした際に採られる通常の(医療)行為だ」
「メディアの一部報道がインシデントの重大性を誇張しようとしているのは避けられない事態ではあるが、テストにおいては普通のアクシデントにすぎない」
 チームはダメージを受けたマシンのチェックに時間がかかるため、予定していたバトンの走行を取りやめ、4日間のバルセロナテストを切り上げることを決定した。
「マシンのダメージはさほどひどくはなかったが、衝撃のレベルから、ギヤボックスとパワーユニットシステムのチェックに非常に時間がかかる。分析に必要な時間を考えて、予定より数時間早いもののテストを終えることに決めた」とブーリエは述べている。
「チーム全体にとって厳しい週だった。だが来週バルセロナに戻り、これまで以上に努力する」
 この日、アロンソは20周を走行、1分27秒956でクラッシュの時点では5位に位置していたが、最終的に最下位9位となった。
 今回のテスト初日からマクラーレン・ホンダはMGU-Kのシールのトラブルに悩まされており、対策した新たなシールが21日夜に到着、22日の走行スタートは2時間ほど遅れた。
 次回テストは再びバルセロナで26日から開催される。開幕までにはあと4日間しかテストデーが残されていない。
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2015年02月23日

マクラーレン、対策失敗に「がっかり」部品を再度取り寄せ/F1バルセロナテスト3日目

バルセロナでのF1合同テスト3日目、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダMP4-30のステアリングを握ったが、トラブル対策のために導入したMGU-Kの新たなシールに再び不具合が発生、24周の走行にとどまった。
 テスト初日の19日、マクラーレンにMGU-Kのシールにトラブルが発生、問題再発を防ぐために再設計したコンポーネントを導入することとなった。
 改良されたシールは金曜に届いていたが、マクラーレンはそれを土曜から使用することを決め、実際に導入したところ、修正版のシールに再び問題が起こり、改めて対策を迫られることになった。
 マクラーレンは、「設計し直した」新しいシールを取り寄せ、テスト最終日の22日にはそれを使用して走ると述べている。
 21日、バトンは朝の走行中に突然マシンがシャットダウン、ターン7で車をとめた。その後コースに復帰はしたものの、限られた周回数しか走れず、セッション終盤にはピット出口付近でマシンを止めるアクシデントもあった。この日の周回数は24周、1分29秒151でバトンは最下位10位で今回のテストを終えることになった。
「期待外れの一日だった」とチームはこの日のテストを総括している。
「ダンプコンディションとなったため、空力テストを中心に行うことになったが、(初日に発生した)MGU-Kのトラブルを解決するために今日導入した修正版のシールに問題があったため、作業が妨げられた」
「困難な一日に追い打ちをかけるように、ピットストップ練習の間にインターミディエイトタイヤがパンクし、ピットレーンの出口周辺でマシンを止めることになった」
 またマクラーレンはMGU-Kのトラブルについて次のように説明している。
「午前中のセッションの後、木曜と同様のMGU-Kのトラブルが見つかり、マシンをガレージに戻した」
「徹底的にチェックした結果、MGU-Kへのパワーを限定した状態でテストを再開することを決めた」
「設計し直した新しいシールは今夜到着し、組み込まれる予定だ」
 22日の走行はフェルナンド・アロンソが担当、4日間のテストを締めくくる予定となっている。
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2015年02月22日

マクラーレン、ここまで最多の59周。トラブル対策へ/F1バルセロナテスト2日目

 バルセロナでのF1合同テスト2日目、フェルナンド・アロンソが今週初登場、マクラーレン・ホンダMP4-30で59周を走行した。
 初日はジェンソン・バトンが担当したが、パワーユニットのMGU-Kのトラブルにより21周で走行を中止することとなった。
 20日もトラブルの影響を受けることが確実だったため、チームはドライバースケジュールを調整し、急きょアロンソが乗ることとなった。
 アロンソはマクラーレンの1日の周回数としてはここまで最多の59周を走行、1分25秒961で全体の7番手となった。
 シーズンオフテストが12日間ある中で半分の6日間が終了、周回数に関しては20日は「これまでで最も実り多い日」だったとチームは述べているが、「3週間後のオーストラリアGP初日プラクティスまでにMP4-30とホンダのパワーユニットの準備を整えるためにはこれから大量の作業をこなさなければならない」とも認めている。
 チームは木曜、トラブルへの対策を完全に行うにはMGU-Kの改良パーツを投入する必要がありそのパーツが届くのは土曜になる見込みだと述べていたが、英AUTOSPORTによれば金曜の段階で新パーツの準備はできていたものの、他のコンポーネントの信頼性に懸念があったため使用しなかったということだ。土曜にバトンが走る際にはこのパーツを使用するものとみられる。
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2015年02月20日

マクラーレン・ホンダ、トラブルで午後の走行を断念。今後にも支障/F1バルセロナ合同テスト1日目

 マクラーレン・ホンダは、F1バルセロナ合同テスト初日朝の走行でパワーユニットのMGU-K(運動エネルギー回生システム)にトラブルが発生、午後の走行を断念するとともに今後のプログラムにも支障をきたしている。
 この日のマクラーレンは、午前9時(現地時間)のセッション開始からジェンソン・バトンが順調に周回を重ね、午前中に21周を走って全体の6番手タイムとなる1分28秒182をマークした。
 しかし好調にみえたMP4-30は、ランチブレイクを前にパワーユニットのMGU-Kにシールの不具合が生じ、チームはガレージで修復作業を強いられることになった。
 パワーユニットサプライヤーのホンダはトラブルを調査した結果、エンジンを載せ替える必要があることを明らかにし、さらに関連するコンポーネントが再設計されるまでは、トラブルが再発する可能性を拭い去れないと認めている。
 ホンダのF1プロジェクトを率いる新井康久氏は、「MGU-Kにシールの不具合が発覚したため、今朝の走行を中断しなければならなかった」とコメント。
「不具合が生じたパーツの問題はパワーユニットの載せ替えを必要とするもので、作業を効果的に行うためにもこの日のプログラムを終わらせることにした」
「潜在的な問題の再発を防ぐためには、再設計したコンポーネントを使う必要があるが、残念ながら改良パーツは土曜日まで手にすることはできない」
「したがって、明日の走行でも再び同じ問題に直面することになるかもしれない」
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2015年02月17日

マクラーレン、撮影日も苦戦か

マクラーレン・ホンダにはまだ苦しい道のりが続いているようだ。
開幕戦オーストラリアGPがちょうど1カ月後に迫った今、マクラーレン・ホンダはライバルたちに先駆けて2回目のプレシーズンテストが実施されるバルセロナに向かった。
テストが始まるのは19日(木)だが、16日(月)にはジェンソン・バトンをドライバーとしてマクラーレンが撮影用の走行を行っている。
アマチュアのカメラマンが捉えたMP4-30の走行の模様からは、シルバーにレッドの流線をあしらったカラーリングが継続されているのみならず、タイトルスポンサーの不在も続いている様子が見て取れる。
マクラーレンCEOのロン・デニスはイタリア『Autosprint(オートスプリント)』に「タイトルスポンサーシップが予算の40パーセントや50パーセントにあたるとあなた方が考えているなら、予算規模の大きなチームはコンセプトとして存続できないことになる」とコメントした。
「さらなる資金を引き込む考えを捨ててはいないが、ビッグネームを低価格でマシンに掲示するつもりはない」
月曜日のバルセロナを目にした人々は、MP4-30が苦戦する様子も報告している。
スペイン『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』はマシンが「どうにか半ダースほどのラップをこなした」と伝えた。
また、同じくスペインの『AS(アス)』紙には"一日がかりで2周した"という声が掲載されており、『Marca(マルカ)』紙はヘレステストから前進した様子は見られないと述べている。
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2015年02月12日

マクラーレン、バルセロナテストのラインナップを決定

マクラーレンは、来週19日から始まるバルセロナテストのドライバーラインナップを決定した。
 ジェンソン・バトンが初日と2日目にMP4-30をドライブし、フェルナンド・アロンソが残りの2日間を担当する。
 プレシーズン2回目のバルセロナテストは2月19日(水)から22日(日)の4日間にわたって行われ、最終テストは同じバルセロナ・カタルーニャサーキットで2月26日(水)から3月1日(日)まで行われる。
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2015年02月11日

来日会見で見えたマクラーレンとホンダの微妙な温度差

 フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの両スタードライバーにチーム代表のロン・デニスが来日、ステージには新車MP4-30のノーズを模倣したショーカーを展示し、さらには会場となったホンダ青山ビル前にはこれまでのホンダのF1活動の第1期〜第3期のクルマを1日限定で並べ(しかも昨年末の最終戦後のアブダビテストで走ったMP4-29H 1×1も含めて)、日本のF1メディアとファンにとって、これ以上ない"粋な"会見となった今回のホンダF1記者会見。会見の内容はともかく、まずはこの豪勢なおもてなしに今回のホンダのF1活動への強い決意と意気込みが感じられたが、同時にマクラーレン側の冷静さも垣間見えた。

 F1ファンならご存じのように、現在の開発状況について、ホンダのパワーユニットには不安の声が上がっている。MP4-30のシェイクダウンとなった2月頭のへレス合同テストではトラブル続出。昨年王者のメルセデスAMGが4日間で516周を走行したのに対し、マクラーレン・ホンダは熱害をはじめとしたさまざまなトラブルにより、初日6周、2日目6周、3日目32周、4日目35周の計79周に終わった。チャンピオンチームの15%しか走行できずに最初のテストを終えることになったわけだが、それでも、今回の会見でホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久氏はその不安を否定する。

「へレスでトップチームと同じようなラップ数を重ねながら、という期待をされていると思うのですけど、そう簡単ではない。パッケージを攻めたことによる熱の問題、いろいろな問題が出ました。出力よりもすべてのシステムが全部正常に動いていて、データ設定がきちんと思いどおりにいくのか確認をしていましたし、我々はラップラップタイム(4日間の総合ではトップタイムから約7秒差)に対しては、こんなものだろうと理解していましたので、何も心配していない。数字だけ見ると相当な差があるので大丈夫かと思われるでしょうけど、ステップはちゃんと通過できたと思っています」

 新井氏はへレステスト以前から、開幕戦に向けて「前の方のグリッドに並んですごいじゃないかと言われる。(レース後は)ひと言で終わりたい。『やりました』と」、というように自信のあるコメントを繰り返してきた。実際、ホンダのパワーユニットはサイズゼロとも言われるほどコンパクトで、MP4-30の絞り込まれたリヤエンドを見れば空力的恩恵が多そうなマシンであることは理解できる。

「エンジンとシャシーのパッケージで言えばポテンシャルは高いと思いますし、(パワーユニットは)これ以上、小さくしろと言われても無理なんじゃないかと思うくらいに攻めています」と新井氏が話すように、出力と信頼性はともかく、ホンダのパワーユニットのコンパクトさはライバルに大きなアドバンテージになり得る可能性がある。ここまで聞けば、マクラーレン・ホンダの開幕戦での期待が高まっていくばかりだが、今回の会見に出席したマクラーレン陣営のキーパーソンたちのコメントは、あまりにクールだった。

 具体的なリザルトへの期待を聞かれたロン・デニスは「いずれは独占的なポジションを築けるだろうし、成功するのは間違いない。時間の問題だ」とは言うものの、「昨年の時点で山の頂上にいたわけではない。そこまでは時間が掛かるし、まだ登山の準備段階にいる。過去の栄光には思いは馳せない」と、極めて現実的。
 
メディアから「いつ頃、勝てそうか?」との追い打ち質問にも、「どんなタイミングで勝ったとしても、『時間が掛かり過ぎだ』と言われるだろう(笑)」とはぐらかした。

 チャンピオン経験者のドライバーふたりも、シェイクダウンを終えた現段階で過度の期待は語らない。バトンはへレステストの感想でポジティブなコメントを残したが、「ポジティブだって言うのは、(パワーユニットではなく)人(スタッフ)がポジティブだということ」と釘を刺し、すぐに勝てるか? との問いにも「僕らのチームが最初から勝てると思うのは、他のチームに対してリスペクトをしていないことになる。F1は非常に競争が激しいスポーツで、ベストな自動車メーカーを相手に戦うわけだから、そんなに簡単に勝てるものじゃない。だからもう少し時間をかけて改良を進めてく必要がある」と過剰な期待を制した。

 アロンソにしても「信頼性のポテンシャルを確かめるところまで行ってなくて、今はまだ開発の確認段階。他のチームは1年先にそれをやってきて、彼らはレースをしながら問題を解決してきたけど、今は僕らがそれを行っていることになる。今シーズンは多少細かい問題が出てくるだろうし、それを解決しながら進むことになる」と、茨の道を覚悟している。百戦錬磨のドライバーふたりに、名門チームを率いるトップ、この3人に共通していることは「F1はそんなに甘い世界ではない」という認識だ。

 今回の会見でホンダ側の意気込みは十分に感じられた。だが、それと同時にマクラーレンとのニュアンスの違いも感じられた。お互い「勝利」、「チャンピオン」という目的は同じでも、少なくてもマクラーレンは、そこに至るまで長期的なプランで考えていることは明らかだ。マクラーレンのようないわゆる生粋のレース屋と違って、ホンダとしては当然、大企業としてのつらさもある。日本を代表する自動車メーカーのひとつとして初めから弱気なことは言えないだろうし、ファンだけでなく、株主を納得させるためにも開幕戦から勝利を目指すと言い続けなければならないのは理解できる。

 もちろん、開幕戦から誰もが納得のいく結果を残すことができれば、この不安はただの杞憂になるが……。ホンダとマクラーレン、この両者の今回感じた温度差は単に文化の違いと言える類いのものなのか。それとも、これがこの先を見据えた、生き馬の目を抜くF1界に生きる者のしたたかさなのかーー。
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2015年02月10日

アロンソとバトン「マクラーレン・ホンダの一体感を感じている」/F1記者会見

フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、マクラーレンとホンダの一体感を感じていると語り、アロンソもホンダのドライバーとして3度目のタイトルを獲りたいと、チャンピオン獲得への想いを口にした。
 昨年限りでフェラーリを去り、新たにマクラーレン・ホンダに加入したアロンソ。3度目のタイトルを狙うアロンソにとって、新たにホンダのパワーユニットを搭載する新生チームへの合流は大きなチャレンジとも言えるが、現役最高のドライバーと称されるアロンソのモチベーションに陰りはみられない。
 この日、ホンダの記者会見に姿を見せたアロンソは、ホンダファミリーの一員になれた喜び、そしてこれから待ち受けるチャレンジに高い意欲を示した。
「(マクラーレンとホンダ)の新しい時代の一員になれてうれしく思っている」
「このファミリーに加わることができてとてもエキサイトしているし、最高レベルのチームで戦えるのでアドレナリンが出ているよ」
「なかなか大変なチャレンジだが、皆さんを楽しませたいと思っている」
 アロンソは、先週のヘレステストでシェイクダウンを兼ねた初日と3日目の走行を担当した。彼は初日を6周で終えたものの、3日目の走行では32周を重ねており、ここまでの仕事ぶりにはある程度満足しているという。
「テストの第一印象は良かった。満足しているし、一体感があった」とアロンソ。
「チャレンジングだが、(開幕戦には)100パーセントの状態で臨みたいと思う」
「“ホンダ”で3度目のタイトルを獲りたいと思っているよ」
 また、第3期のホンダF1で唯一の勝利を挙げたバトンも、マクラーレン・ホンダの一員として戦うことを楽しみにしていると述べた。
「またホンダと一緒にできてうれしいし、エキサイティングな気分だ」
「ヘレス(テスト)ではいい感触を得ることができた。改善することができていたし、パッケージングに一体感を感じられたんだ」
「(開幕戦には)さらなる準備をして、万全の体制で望みたい。最良の結果を出したいと思っているよ」
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マクラーレン・ホンダが青山で会見「成功は間違いない」

ホンダは10日、都内でF1参戦に向けた会見イベント「Honda F1記者会見/McLaren-Honda 2015」を開催し、日本のファンへ意気込みを披露した。
 今年からマクラーレンのパワーユニットサプライヤーとしてF1に参戦するホンダ。2013年5月の参戦表明からおよそ1年半、いよいよ来月に迫った2015年シーズンの開幕を前に、ホンダ本社で記者会見を開き、23年ぶりに“マクラーレン・ホンダ”として挑む新シーズンへの意気込みを語った。
 この日の会見には、ホンダの伊東孝紳代表取締役社長をはじめ、F1プロジェクトの総責任者を務める新井康久氏も登場。さらに、パートナーを組むマクラーレンからグループCEOのロン・デニスに加え、レースドライバーのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンも来日、マクラーレン・ホンダを代表するメンバーが顔を揃えた。
 ホンダの伊東社長は「前回のテストではさまざまな課題が浮き彫りになったが、パワーユニットは最終仕上げに入っている。私たちの進化を発揮するときであり、新たな歴史の扉が開く」と語ると、続いて挨拶に立ったマクラーレン・テクノロジー・グループCEOのデニスも、「直面しているチャレンジは大きく、プレッシャーも大きいがチャレンジに挑む準備は整っている。1980年代のパートナーシップを再現し、少し時間はかかるかもしれないが必ずや近い将来ワールドチャンピオンを祝いたいと思っている。成功は間違いない。後は時間の問題だ」と力強く誓った。
 マクラーレン・ホンダは、先月29日に2015年シーズンに投入する新型マシン『MP4-30』を正式に発表。今月1日からはスペインのヘレス・サーキットで今年最初となる合同テストに臨んだ。チームは今後もバルセロナで行われる2回の合同テストでマシンを熟成した後、開幕戦の地、オーストラリアへと旅立つ。
 2015年のF1開幕戦オーストラリアGPは、3月13日(〜15日)にメルボルンのアルバートパーク・サーキットで幕を開ける。
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2015年02月08日

ホンダF1「問題解決し、次回テストでエンジンをアップグレード」

ホンダF1プロジェクト総責任者、新井康久氏は、ヘレステストではさまざまなトラブルに見舞われたものの、次回バルセロナテストにはそれを解決し、アップグレードしたパワーユニットで走行を重ねると語った。
 今週行われたヘレステストの4日間で、マクラーレン・ホンダMP4-30にはセンサー、オイルレベル、燃料ポンプといったさまざまなトラブルが発生、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは合計79周しか走ることができなかった。
 しかし新井氏は次回テストまでには問題を解決し、エンジンの性能を一歩向上させると語った。
「今週は何度も困難に直面しましたが、バルセロナでの次回テストまでに解決して走行を再開します」と新井氏は英国AUTOSPORTに対してコメントしている。
「新しいエンジンは一段階向上したものになります。物事を一歩一歩進めていきます。(レース用の)最終的なパーツも使用しますが、すべてではありません。いくつかテスト用のパーツも残っています。それについてはメルボルンの前に最終確認をします」
 新井氏はヘレスで発生したトラブルは根本的なデザインに関わるものではないとして、マクラーレン・ホンダは今シーズン強さを発揮できると自信を示している。
「大きなトラブルは全くありませんでした。非常にタイトなパッケージであるにもかかわらず、いくつかの点において有効性が確認できました。タイトなパッケージでありながらそれに起因する大きな問題は起こっていません」
 次回テストはバルセロナで2月19日から22日に開催される。
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2015年02月07日

マクラーレン・ホンダ、問題続出もタイム更新しテスト終了/F1ヘレステスト最終日

ヘレスでのF1合同テスト4日目最終日、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダMP4-30のステアリングを握り35周を走行、チームにとって4日間のベストタイムをマークした。
 最初の2日間、MP4-30はトラブルのためほとんど走行できず、初日担当したフェルナンド・アロンソも2日目のバトンもそれぞれ6周ずつの走行にとどまり、タイムも最下位だった。
 しかし3日目、マクラーレンは午前中から順調に走行、冷却水の圧力が低下したことで走行を打ち切ったものの、アロンソは合計32ラップを走り切った。
 翌最終日はたくさんの問題に阻まれながらも、バトンは何度かロングランを行い、その中で空力テストも実施した。インスタレーションラップの後、オイルレベルの小さな問題が発生し、1時間走行を中断。午後には燃料ポンプに起因するトラブルが起きたためにテストを打ち切った。このトラブルは燃料関係のスパーク/イグニッションの問題であったことが分かったが、詳細な原因は不明であり、分析のためにこの日の走行は打ち切られた。
 バトンのこの日の周回数は35周、1分27秒660のタイムで8人中8番手となった。
 マクラーレンは、ヘレステストでは序盤に期待したほどの距離を走行できなかったものの、役立つデータを大量に集めることができ、MP4-30が期待どおりのパフォーマンスを見せたことに満足していると述べ、「困難だったが期待を感じる週」だったと総括している。実作業上もマクラーレンとホンダのクルーが協力関係を改善していったという。
 次回テストはバルセロナで2月19日から22日に開催される。
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2015年02月06日

マクラーレン、32周走り切る。問題解決し最終日へ/F1ヘレステスト3日目

ヘレスでのF1合同テスト3日目、フェルナンド・アロンソが再びマクラーレン・ホンダMP4-30のステアリングを握り、チームにとってここまで最多の32周を走った。
 最初の2日間、MP4-30はトラブルのためほとんど走行できず、初日担当したアロンソも2日目のジェンソン・バトンもそれぞれ6周ずつの走行にとどまり、タイムも最下位だった。
 しかし3日目、マクラーレンは午前中から順調に走行、アロンソは合計32ラップを走り切った。
 前夜のメカニックたちの作業が報われ、セッションスタート直後にアロンソはコースイン、2周のインスタレーションラップと空力チェックを行った後、本格的にプログラム作業を開始し、コースに出るたびに連続周回数を伸ばしていった。
 路面が濡れているコンディションだったため、インターミディエイトタイヤでの走行だったものの、昼までにまずまずの距離を走りこんだ。
 しかし計測ランをスタートした直後にアロンソがマシンに異常を訴え、ガレージにマシンを戻し、冷却水の圧力が低下していることが分かった。問題を解決するにはパワーユニットを外さなければならず時間がかかるため、この日の走行はそこで終了となった。
 最終的にこの日のアロンソの周回数は32周、1分35秒553のタイムで8人中最下位だった。
 チームはこの日のトラブルは解決可能であるとして、テスト最終日にはバトンが問題なく走行を行えると述べている。
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2015年02月05日

マクラーレン・ホンダに再び問題。解決に時間費やす/F1ヘレステスト2日目

ヘレスでのF1合同テスト2日目、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダMP4-30で走行を行った。
 初日はフェルナンド・アロンソによりMP4-30のコースデビューが果たされたが、テクニカルトラブルのため周回数は合計6周にとどまり、タイムは1分40秒738で7人中7位という結果だった。
 2日の走行のためチームは前夜問題の修復にあたったものの、午前中の最初の走行で再びトラブルが発生した。エンジニアたちが問題解決を目指し、何度かインスタレーションランが行われたが、完全な解決には至らなかったため、ランチタイムの前に本格的な調査をすることを決定、それによって問題を引き起こしていた根本的な原因と考えられる小さな問題が見つかった。
 トラブルの処理に午後の走行時間のほぼすべてが充てられ、バトンはセッション最後に雨が降った後のウエットの路面で1周、それによって問題解決が確認できたという。
 結局バトンは6周走行、タイムは1分54秒655で、8人中ノータイムのダニール・クビアトを除く最下位の7位となった。
 テスト3日目は再びアロンソが走行を行う。
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2015年02月04日

マクラーレン・ホンダ、初日はトラブルで切り上げ/F1ヘレステスト1日目

マクラーレン・ホンダ、初日はトラブルで切り上げ/F1ヘレステスト1日目
2015年F1を戦うマクラーレン・ホンダMP4-30が、ヘレス合同テストの初日、フェルナンド・アロンソのドライブによりコースデビューを果たした。
 昨年テストカーMP4-29H/1X1をシルバーストンでシェイクダウンし、アブダビ合同テストで走らせてはいたものの、2015年の新車で走るのはこの日が初めてだった。
 午前中には順調にマシンを始動、1周のインスタレーションランを繰り返し、昼ごろには3周から成る走行を行った。
 しかしその後、テクニカルトラブルを時間内に解決することができなかったため、走行を再開することができず、この日にプログラムを切り上げる結果になった。
 結局アロンソは合計6周を走行、タイムは1分40秒738で7人中7位という結果だった。
 しかしホンダF1プロジェクト総責任者、新井康久氏はすでに問題は解決済みと述べており、テスト2日目の走行が期待される。月曜にはジェンソン・バトンがMP4-30を初めてドライブする。
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2015年01月29日

マクラーレン・ホンダMP4-30、正式発表!

F1に参戦するイギリスのマクラーレンは29日、2015年のF1世界選手権に投入する新型マシン『マクラーレン・ホンダMP4-30』を正式に発表した。

 アイルトン・セナらを擁し、1980年代後半から90年代前半にかけF1界を席巻した伝説の最強チーム、“マクラーレン・ホンダ”。その最速の遺伝子を受け継ぐ新生マクラーレン・ホンダの2015年型マシン『MP4-30』がついにそのベールを脱いだ。

 今年から日本の自動車メーカーであるホンダとワークス契約を結んだ名門マクラーレンは、これまで数々の最強エンジンを生み出してきたホンダ開発の新しいパワーユニットを搭載。早期の常勝復活を誓うチームは、現役最高のドライバーと称されるフェルナンド・アロンソをフェラーリから復帰させ、第3期のホンダF1で勝利を挙げたジェンソン・バトンとのチャンピオンコンビを実現、勝利への条件をすべて整えた。

 この日、公開されたニューマシンは、技術責任者が「理にかなった」デザインと語っていたとおり、ロータス同様に昨年の醜い突起を排したスタンダードなノーズを採用。モノコック前端から真っ直ぐに垂れ下がるスラントノーズとなった。
 また、注目のカラーリングは、長年チームのアイデンティティとなっていたシルバーを継承し、赤のラインを走らせた2012年までのカラーリングがベースとなっている。一方、昨年から不在の状態が続いているメインスポンサーは今回のマシンでも見られないが、サイドポンツーン周辺が黒塗りで覆われているなど、今後何らかのカラーリングが施されるようにも見える。

 チームは、昨年末の合同テストでホンダのパワーユニットを搭載した先行開発車両を初めて走らせたものの、電気系をはじめとする数々のトラブルでわずか5周しか走ることができず、タイムを計測することはできなかった。
 また、今年に入ってからは、シーズン中のパワーユニットの改良が認められることになったが、新規参入のホンダにはそれが適用されない事態にも陥った。彼らは、FIAとの交渉でなんとか他の3メーカーの“平均値”内で開発を許されることになったが、昨年ライバルを圧倒したメルセデスや、すでに1年の経験があるフェラーリやルノーといった既存メーカーと比べれば、信頼性の面で絶対的な経験値が足りないのも事実だ。

 しかし、過去2年、勝利から遠ざかっているマクラーレンも、レッドブルの4年連続王座を支えた空力スペシャリストを獲得するなど技術部門を強化、ホンダF1の総責任者を務める新井康久氏も今月はじめに「全部対策はできた」とのコメントを発表している。
 1992年以来となる“マクラーレン・ホンダ”の復活。その戦いには日本のみならず、世界中のファンが熱い視線を注いでいる。まずは、2月1日から始まる合同テストの走りに注目が集まる。

■エンジンのダウンサイジング化に新たな挑戦を見いだしたホンダ
 今年からF1に復帰するホンダは、これまでの単なるエンジンメーカーではなく、新たにパワーユニットサプライヤーという新しいかたちのチャレンジを決めた。その背景には、環境技術を指向したエンジンのダウンサイジング化がある。2013年5月にF1参戦を表明したホンダの伊東孝紳代表取締役社長は、今回の参戦の意義を次のように語っている。
「ホンダは、創業期よりレース活動を通じて、技術を研鑽し、人材を育んできました。自動車メーカーとして環境領域をはじめ一層の技術進化が求められる中、F1という四輪レースの頂点にも環境技術が大幅に導入されることを踏まえ、自らの技術を世界で試し磨くために、この度、参戦を決断しました。コーポレートスローガンである『The Power of Dreams』を原動力に、世界中のファンの皆様のご期待にかなうよう努めてまいります」

 F1は、2014年からそれまでの自然吸気2.4リッターV8エンジンに代えて1.6リッターV6ターボエンジンを採用、それに2種類のエネルギー回生システムを加えたパワーユニットを導入するなど、エンジンのダウンサイジング化をはじめとした環境技術を導入している。ホンダは、こうした技術への挑戦が、内燃機関のさらなる効率化やハイブリッドシステムといった先進のエネルギーマネジメント技術を常に追求、将来技術の開発や技術者の育成などに大きな意義があると捉え、参戦を決意した。
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2015年01月28日

マクラーレン、テストは暫定カラーを使用か

2月1日(日)のテストで、マクラーレンは黒一色のカラーリングでHondaパワーの2015年マシンをデビューさせるつもりかもしれないとスペイン紙『Marca(マルカ)』が伝えている。
27日(火)、戻ってきたフェルナンド・アロンソがHondaロゴの入った真新しい白のレーシングスーツに身を包んだ画像が『Twitter(ツイッター)』で公開された。
同じ日にジェンソン・バトンもシーズン前のメディア対応で今季のユニフォームを着ていたが、それは昨年彼とケビン・マグヌッセンが着ていたものとほぼ同じで、違いは数カ所だけだった。
すぐに気づくのは、『Hugo Boss(ヒューゴ・ボス)』だけでなく、『Santander(サンタンデール)』のスポンサーロゴまでなくなっていること。
マクラーレンがひそかに何かを用意しているのではないかとイタリア誌『Autosprint(オートスプリント)』は推測している。
同誌によれば、マクラーレンは"メディア発表を2回"行う可能性があるといい、29日(木)に公開されるMP4-30は"名前を伏せた暫定カラーリング"になるとのことだ。
そして、2度目の発表会で本物の2015年レース仕様が明らかにされるのではないかとオートスプリントは述べている。新たにHondaパワーを搭載する彼らは、見慣れたシルバーの外観を捨てて、新たなカラーリングに生まれ変わるといわれている。
マルカ紙も、ヘレステストでは黒のカラーリングが使われるとの情報をつかんでいるという。しかし、アロンソが26日(月)に意味深なツイートをしており、そこにはマクラーレンの伝統カラーであるオレンジの2台のマシンが写されていた。
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2015年01月20日

CNN、マクラーレン・ホンダと複数年契約を締結

マクラーレンは20日、CNNインターナショナルと2015年以降の複数年契約を締結したと発表した。
 国際的なニュースチャンネルの世界的リーダーであるCNNインターナショナルが、マクラーレン・ホンダF1チームの新たなパートナーになる。
 20日、マクラーレン・テクノロジー・グループは、CNNインターナショナルと2015年以降のパートナー契約を結んだことを発表し、新生マクラーレン・ホンダとして2015年シーズンに挑むF1チームを、同社が支援することを明らかにした。
 今回、両者が結んだ契約は複数年におよぶもので、今シーズンからCNNのロゴがマクラーレン・ホンダMP4/30のフロントウイング翼端版に掲げられることになる。
 ホンダのパワーユニットを搭載するマクラーレンの2015年型マシン『MP4/30』は、1月29日(木)にオンラインで発表される。
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2015年01月15日

ホンダのF1パワーユニット凍結問題、FIAが再考に同意

FIAは今週ホンダと会談を行い、ホンダに今シーズン中のパワーユニット開発を許可するかどうかを検討することに同意した。
 FIAは昨年末、パワーユニットのホモロゲーションの期限がレギュレーションに明記されていないとの指摘を受け入れ、メルセデス、フェラーリ、ルノーが2015年シーズンに開発を続けることを許可した。しかし今年から参戦するホンダに関しては、昨年のライバルたちと同様に2月28日を期限とし、シーズン中のアップデートを禁止するのが公平な措置であるとの見解を示した。
 マクラーレンとホンダはこれに不満を持ち、月曜、ホンダの代表者がF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングと会い、エンジン凍結規則に関する話し合いを行った。
 会合の詳細は明らかになっていないものの、FIAがこの問題を再考することに同意したといわれている。
 今後もホンダとFIAの話し合いは続くものとみられる。ホンダの望みどおりFIAが譲歩するという保証はないが、ホンダがライバルたちと同様に今シーズン、32のトークン(開発点数)の使用を許される可能性もある。
 しかしライバル3社は新パワーユニットを導入した昨年、シーズン中の開発は全く許されておらず、今年ホンダがシーズン中のアップデートを許可されれば彼らは不満を訴えるかもしれない。
 BBCは、ホンダが不公平であると主張する理由のひとつとして、2014年は1シーズン1台あたり5基のエンジンを使用できたが、今年は4基しか許されないという状況を挙げている。また、来年ホンダに許可される開発トークンは他のマニュファクチャラーと同様の25で、32トークンではないとの指摘もなされている。
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2015年01月09日

マクラーレン・ホンダ、新車『MP4/30』の先行画像を公開

マクラーレンが、2015年のF1マシン「MP4/30」の先行画像を公開した。
 今年からホンダのパワーユニットを搭載し、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの新しいコンビで常勝復活を目指す新生マクラーレン・ホンダが、2015年に投入する注目の新車MP4/30のファーストショットをリリースした。
 7日にマクラーレンの公式Twitterに投稿された画像は、カーボンパーツに「MP4/30」の刻印がなされただけのものだが、新車を待ちわびるファンにとっては、新車への想像がより膨らむものとなっている。
 またシャシー名称も、近年踏襲してきた形とは違い、かつての黄金時代と同じように“スラッシュ”(MP4“/”30)に変更されている点も興味深い。(ちなみにスラッシュが使われていたのは、マルボロカラー最後のマシンとなったMP4/11シリーズまで)
 すでにチームは、MP4/30がFIAのクラッシュテストをすべてクリアしていることを明らかにしている。
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2014年12月23日

ロン・デニス代表、「マクラーレン・ホンダは成功が使命」

現在のF1レギュレーションにおいては実質的にライバルより1年遅れての参入となるホンダ・エンジンだが、再びパートナーを組むこととなったマクラーレン・グループのロン・デニス代表はその成功に使命感を漂わせた。
「われわれの歩む道が簡単なものではないことはわかっている。
しかしマクラーレン・ホンダにはかつて大成功を収めたスピリットがある。
われわれの目標は今年のメルセデスAMGチームのような他を圧倒する支配的な勝利で、その自信もある。
ただそうした成功は短時間で成し遂げられるものではない。
レースに勝つことはとても難しいし、ましてやシーズンを支配することはさらに困難なこと。
それでもわれわれは全員が現実的な見通しを持ってこれに挑んでいるんだ」と、マクラーレン総帥。
かつてマクラーレン・ホンダは16戦中15勝という圧倒的な成功を収めた歴史(1988年:セナ&プロスト)があるが、現在の状況でその再現が困難なことはデニス氏自身誰よりもわかっている筈だ。
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2014年12月15日

マクラーレン・ホンダ、リカバリープランを実行中。トラブル解決目指す

マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、アブダビテストでマクラーレン・ホンダMP4-29Hに発生した問題を解決するためのリカバリープランを現在実行中だと語った。
 2015年からスタートするマクラーレン・ホンダの新時代に向け、ホンダのパワーユニットを搭載したテストカー、マクラーレンMP4-29Hの初テストが、最終戦アブダビGP後の合同テストで行われた。
 しかし初期トラブルに見舞われ、マシンは2日間を通してわずか5周しか走れず、タイムを記録することができなかった。
 テストの後、ブーリエは、マシンをファクトリーに戻して徹底的な調査を行うと述べており、本格的なテストを始める前に“撮影日”を利用して再度走行の機会を作る可能性も否定しないと述べた。
 11日に行われた2015年ドライバー発表会において、ブーリエは、現在電気系のトラブルを解決するための作業を続けていると語った。
「1週間、懸命な作業を続けてすべてを調べ上げ、リカバリープランを実行している」とブーリエ。
「問題はひとつではない。ハードウエアの問題によってソフトウエアの誤ったコードが生み出された。そのためまずは、ソフトウエアシステムの修正のためにハードウエアシステムの問題を見つけなければならなかった」
「すでにこの作業の一部は完了しており、これを確認するためにダイナモでさらにテストを行っていく」
posted by Ayrton at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マクラーレン・ホンダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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