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2013年11月30日

ロータス グロージャンとマルドナドのラインナップを発表

ロータスは、2014年シーズンのレースドライバーにロマン・グロージャンとパストル・マルドナドを起用することを発表した。2011年シーズンにウィリアムズからF1デビューを果たしたマルドナドは、3シーズンを過ごしたチームを離れて来年、グロージャンとコンビを組む。

「2014年に向けてロータスに加入することは僕にとって素晴らしい機会だ」と、マルドナドは語った。「自分のF1キャリアをプッシュさせるために変化を望んでいたことは隠すまでもない。コンペティティブな来シーズンを過ごすために、ロータスは最高の機会をオファーしてくれた」

「レギュレーションとクルマが劇的に変わるから、新鮮なスタートを切る絶好のタイミングだ。黒と金を身にまとってレースをするのが待ちきれないよ」

一方、F1でのフルシーズン2年目を終えたグロージャンはチーム残留に満足している。「来シーズンもロータスF1チームでドライブできることが正式に発表されて非常に嬉しいよ」と、グロージャンは語った。「これまでのシーズンは僕にとって非常に満足のいくものだった。協力して働くことができたし、エンストンのみんなが最後の最後まで戦い続けるモチベーションを持っていた」

「来年のクルマがとても楽しみだよ。シーズン開幕戦のオーストラリアに向かう前にプレシーズンテストでトラックに出るのが待ちきれないよ」


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2013年11月28日

メルセデス、ブラウン離脱と新体制を正式発表

 メルセデスAMGペトロナスF1チームは、28日、2013年末をもってロス・ブラウンがチームプリンシパルのポジションから退くことを正式に発表した。

 ブラウンのメルセデス離脱の可能性は数カ月前から報じられていた。

 チームの主要株主の間で話し合いがなされた結果、ブラウンはチームのリーダーシップをエグゼクティブディレクター(ビジネス)のトト・ウォルフとエグゼクティブディレクター(テクニカル)のパディ・ロウに引き渡すことを決めたと、チームは述べている。

 ブラウンは2013年12月31日をもって正式にチームを離れるということだ。

 ブラウンは、チームにとって適切なタイミングで職を退くことが重要だったとして、2014年に向けてチームは強力なポジションに立っており、その成功に貢献できたことを誇りに思うと述べている。

 2013年、メルセデスはコンストラクターズ選手権においてレッドブル・レーシングに次ぐ2位を獲得した。
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2013年11月15日

マクラーレン、新人K.マグヌッセンの来季起用を発表!

 マクラーレンは、現地時間(以下、現地時間)14日、来季のドライバーとして新人ケビン マグヌッセンを起用し、ジェンソン バトンとのラインナップで戦うことを発表した。『ロイター』通信が伝えている。

 チーム代表のマーティン ウィットマーシュ氏は「2014年のマクラーレンのF1レースドライバーとして、ケビンがジェンソンに加わることを喜んでいる」と来季のラインナップについて明らかにした。

 前日13日、セルヒオ ペレスがわずか1年でマクラーレンを離れることを自らのツイッターを通じて発表していただけに、K.マグヌッセンの起用は予想通りととらえられた。

 K.マグヌッセンは21歳のデンマーク人。マクラーレンからF1デビューするルーキーは、2007年のルイス ハミルトン以来となる。L.ハミルトン同様、K.マグヌッセンも下位カテゴリー時代からマクラーレンの支援を受けており、今季はフォーミュラ・ルノー3.5シリーズのタイトルを獲得した。

 父ヤンは元F1ドライバーで、1995年に1戦のみマクラーレンから出場、1997年にはスチュワートから参戦した。しかしデビュー当時は注目されたものの、すぐさま第一線から退いている。

 K.マグヌッセンは自らのF1デビューに「すごくうれしい」と喜びを表わし、「小さい子どものころからずっと、マクラーレンでドライブするのが僕の夢だった。マクラーレンのF1ドライバーになるという目標を達成するために、人生のほぼ毎日を捧げていたと言っても過言ではないよ。みんなの期待を裏切ることはしない」と、意気込みを語っていた。

 チームメイトとなるJ.バトンは、2009年F1王者で来季がマクラーレンでの5シーズン目となる。2014年は現行の自然吸気2.4リッターV8エンジンに替わり、ERS(エネルギー回生システム)搭載の1.6リッターV6ターボエンジンが導入されるなど、大幅なレギュレーション変更が行なわれるが、J.バトンの豊富な経験がチームに貢献すると期待されている。

 K.マグヌッセンは「ジェンソンは、間違いなく理想的なチームメイトだよ。もちろん、すごく速いだけでなく、とても経験豊富で技術面でもかなり優れている。彼はF1ワールドチャンピオンだ。いつの日か僕がなりたいと願っているものだ。彼からできる限り多くのことを学びたいと強く誓っているよ」と、J.バトンを自らの目標に掲げていた。

 M.ウィットマーシュ代表は、K.マグヌッセンについて「彼がF1マシンをテストするときはいつもすごく速いし、とても丁寧だった。そして彼のフィードバックは、一級品だったよ」と高く評価している。
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2013年11月12日

ウイリアムズ、マッサとの複数年契約を正式発表

フェラーリやマクラーレンと並ぶF1の名門、ウイリアムズF1チームは11日(イギリス現地時間)、現フェラーリドライバーのフェリペ・マッサと契約で合意し、2014年シーズンはマッサとチーム2年目のバルテッリ・ボッタスという新しいラインナップで戦うことを正式に発表した。

 チームの声明によれば、マッサとは複数年の契約で、彼の加入に伴いパストール・マルドナドが離脱することも明らかになった。ただ、マルドナドを通してウイリアムズを支援しているPDVSAとの契約、およびマッサのスポンサーとされるブラジルの石油企業ペトロブラスについては、一切触れられていない。

 チーム代表のフランク・ウイリアムズは、マッサの“経験”が複数年契約を結ぶ一番の要因になったと語っている。
「2014年のドライバーラインナップを確かめることができるとともに、フェリペをウイリアムズのファミリーに迎え入れることができてうれしく思っている」
「彼は特別な才能を持ち、コース上では真のファイターだ。我々のストーリーが新たな章を切るにあたり、彼は豊富な経験をもたらしてくれる」

 マッサは、ウイリアムズでレースをするのが夢だったと語り、過去に多くのブラジル人ドライバーがウイリアムズで活躍してきたことを挙げた。マッサは、アイルトン・セナ、ネルソン・ピケ、アントニオ・ピッツォニア、ルーベンス・バリチェロ、ブルーノ・セナに続くウイリアムズ6番目のブラジル人ドライバーとなる。

「ウイリアムズは、F1史上最も成功したチームのひとつであり、重要なチームだ」とマッサ。
「幼い頃、僕は常にウイリアムズ、フェラーリ、マクラーレンでレースをするのを夢見ていた。こうしてフェラーリで時間を過ごした後、F1のもうひとつの象徴的なチームと契約できてうれしいよ」
「最高のブラジル人ドライバーの何人かがウイリアムズでレースをしていたのを覚えている。チームとの強い国家的なつながりを強化できたこともうれしく思う」

「2014年は大幅にレギュレーションが変わる。チームがこの難しい時期から前進する努力において、僕の経験が助けとなって役立つことを望んでいるよ」

 長い低迷期にあるウイリアムズは、昨年のスペインGPでマルドナドが初優勝を飾ったものの、今シーズンはFW35が再びパフォーマンス不足を露呈、未だ1ポイントと苦しんでいる。
 チームは今季途中にパット・シモンズをチーフテクニカルオフィサーに起用し、来季からはエンジンをメルセデスにスイッチする。
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2013年11月11日

ロータス、ライコネンの残り2戦欠場を発表

ロータスは10日(日)、キミ・ライコネンが2013年シーズン残りの2戦を欠場すると発表した。

ロータスがライコネンの報酬を支払っていない件と、ライコネンとチームとの関係が冷え切っているという報道で、F1第18戦アメリカGPと最終戦ブラジルGPの欠場のうわさはすでに広まっていた。

しかし、ロータスはライコネンの欠場を背中の手術のためだとしている。実際、ライコネンはF1第13戦シンガポールGPを痛みと闘いながら走っていた。

ライコネンのマネジャー、スティーブ・ロバートソンは、ライコネンがザルツブルクで手術を受けると『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に明かし、「専門家の推薦に基づく決断」と説明している。

また同紙はライコネンの背中の痛みは、第17戦アブダビGPで再発しており、鎮痛剤無しでは眠れないほどの状態までに悪化していると伝えている。

「もう手術を遅らせるわけにはいかない。来シーズンを万全な状態で臨むためには、今この問題を解決しておく必要がある」

ライコネンは来シーズン、古巣のフェラーリへ移籍する事が決まっており、残り2戦の欠場はロータスとの関係の終わりを意味している。

「キミがF1に復帰してから、ロータスで実りある2シーズンを過ごした。このような形でロータスとの関係が終わってしまうのは残念だ」とロバートソンは付け加えている。

ライコネンの代役はリザーブドライバーのダビデ・バルセッキが務めると予想されているが、ロータスは代役の発表を「いずれ」行うとしている。
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2013年10月29日

確信犯のドーナツターンにスチュワードから『お灸』

インドGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、27日(日)に行われた決勝レース終了後、マシンを規定のパルクフェルメに移動させなかったとしてレッドブル・レーシングに対し2万5千ユーロ(約337万5千円)の罰金を科したことを明らかにした。

レギュレーションではチェッカーフラッグを受けたマシンは速やかにピットレーンに戻りそのままパルクフェルメに移動することが規定されているが、同チームのセバスチャン・ベッテルはメインストレートに戻って派手なドーナツターンを繰り返したもの。
ベッテルはこれがルール違反であることは最初から口にしていて、チャンピオンを決定したことによる意図的な行動であったことを窺わせていた。
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2013年10月23日

ホンダエンジンがベンチテスト開始! マクラーレン首脳「最高の瞬間だ」

 マクラーレンのマネージングディレクター、ジョナサン ニール氏は2015年からチームに供給されるホンダエンジンのベンチテストが始まったことを明らかにし、「最高の瞬間だ」と喜びを表した。現地時間(以下、現地時間)22日、F1公式サイト『Formula1.com』が伝えている。

 今年5月、マクラーレンは2015年からホンダのパワーユニット供給を受ける複数年の技術提携を結んだことを発表した。J.ニール氏は、すでに1基目のホンダエンジンが組み上がり、ベンチ上でテストを行ったことを認め、「新しいエンジンに火が入る音を聞くのは、いつでもいいものだよ。チーム全体にとって最高の瞬間だし、みんなにとって満足な瞬間だ。ホンダは最初のエンジンを作り、組み立て、動かすのに全力を尽くした」と、ホンダの労をねぎらった。

 しかし「妊娠を比ゆに使うと、最初の9カ月に集中し、それからハードワークが始まるときだとようやく気づくのにちょっと似ている。我々は動くもの(エンジン)を持っているが、エンジン、ERS(エネルギー回生システム)、バッテリー技術、その周りで動く全システムという点で、競争力の高いパワーユニットを開発できるように一緒にやらなければいけない作業が途方もないということに、うつつをぬかしていない。特に我々マクラーレンに関しては、2年間で2倍の作業をやることは、とても大がかりなプロジェクトだ。しかし、我々はそのことにワクワクしているよ」と、2014年は引き続きメルセデスエンジンを使用するため、今後は膨大な作業が待っていることを強調していた。

 さらに「しかし、一年のこの時期、年末までわずか数週間の現時点ではメルセデスと協力し、そのエンジンを組みつけ、そしてエクソン モービルとの燃料と潤滑油の開発プログラムにすべての作業は集中している。来年はじめに向けて、高パフォーマンスのパッケージ、信頼性の高いパッケージを作り出せるようにね」と、2014年シーズンに向けて、現在はメルセデスとの共同作業に重点を置いていることを明らかにした。

 先日、マクラーレンはレッドブルから空力開発責任者のピーター プロドロモウ氏を獲得することを明かした。話題となっているP.プロドロモウ氏のマクラーレン加入時期について、J.ニール氏は「ピーターはすばらしい男で、彼ら(レッドブル)の組織の中で中核をなしている。レッドブルが早めに彼を(契約から)解放する気持ちがあるとは思えない。明朝にも彼が最初の仕事を始めてくれたらうれしいけど、我々はレッドブルの立場を全面的に尊重する。我々が他の組織から誰かを採用するときと同様にね。ピーターは現時点で彼らの仕事の中で重要な役割を果たしているし、我々は彼をここに迎えるのを楽しみにしている。1年を通して何が起こるかは誰にもわからないけど、タイミングはレッドブルのものだし、決めるのは彼ら次第だ。マクラーレンじゃないよ」と、あくまでレッドブルとの契約を尊重すると訴えた。
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2013年10月16日

マクラーレン・ホンダにレッドブル空力ボスが加入

 レッドブル・レーシングの空力開発責任者、ピーター・プロドロモウがマクラーレンに移籍することが明らかになった。しかし加入は現在の契約が2014年末に終了した後になるものとみられている。

 韓国GPの際にマクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、再び勝てる体制を作り上げるため、技術部門の大幅な変更を行うべく動いており、今後大きな動きがあると述べていた。

「まだ発表していないことがいくつかあり、それが発表された際には大きな注目が集まることだろう」とウィットマーシュ。

 プロドロモウは2006年にレッドブルに加入する以前にはマクラーレンで空力責任者を務めており、マクラーレン時代から現在のレッドブルのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイと共に働いていた。


 マクラーレンのマネジングディレクター、ジョナサン・ニールは、ホンダからパワーユニット供給を受ける2015年に向けて勝てる体制を作るため、プロドロモウ以外にも新たなメンバーを起用する予定であると語っている。

「我々はピーターを獲得した。彼がチームに加入してくれるのを非常に楽しみにしている」
「我々が現在行っている活動はこれだけではない。今年を通してさまざまな活動を行ってきた」
「チーム強化のために、他にも行っていることがある。2015年にホンダと組むにあたり、このチームをF1のトップに今後も位置付け、勝てる体制を作るため、我々は一連の活動を行っている」

 レッドブルはプロドロモウを契約終了前に手放すつもりはないと述べており、彼がマクラーレンに加入するのは2015年からになりそうだ。

「彼を契約終了前に手放すようなことはない」とレッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは述べている。
「彼は現在の契約期間が終了するまでは我々のチームの一員だ」
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2013年09月12日

フェラーリ、ライコネンとの2年契約を発表。アロンソと王者コンビ

フェラーリF1チームは11日、新たにキミ・ライコネンと2年契約を結び、2014年からの2シーズンをフェルナンド・アロンソとライコネンのラインナップで戦うと正式に発表した。

 フェラーリがついにライコネンの復帰を決断した。それも、チームが絶対的なエースと認めるアロンソのチームメイトとしてだ。
 いずれにせよ、これで2014年のフェラーリは、ダブルワールドチャンピオン(2005年、2006年)のアロンソと、フェラーリドライバーとして最後(2007年)にタイトルを獲得したライコネンという、夢のチャンピオンコンビを実現させることになった。アロンソは2016年末までの契約を有している。

 一方、2006年から8シーズンを過ごしてきたフェリペ・マッサは、チームの発表を前に自ら今シーズン限りでの離脱を表明し、今後は他のF1チームに新たなチャンスを求めることを明らかにしている。

 また、現在ライコネンが所属するロータスも、彼に代わる新たなドライバーを獲得する必要に迫られることになった。現時点では、フェラーリの候補リストにも挙がっていたザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが有力視されている。
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2013年09月11日

F.マッサ、今季限りでのフェラーリ離脱を表明! K.ライコネン古巣復帰の可能性高まる

フェリペ マッサが、現地時間(以下、現地時間)10日、今季限りでフェラーリを離脱することを表明した。この結果、ロータスのキミ ライコネンが来季フェラーリに復帰する可能性が高まってきている。『ロイター』通信が伝えている。

 この日、F.マッサはツイッターとインスタグラム(画像共有アプリ)を通じ「2014年以降は、もうフェラーリをドライブしない。一緒に経験したすべての勝利、すばらしい思い出に対しチームに感謝したい。来年からは、より多くのレースで勝て、チャンピオンシップに挑戦できるマシンを与えられるチームを見つけたい」と、フェラーリを去ることを明言した。

 今のところフェラーリ側からコメントはないが、ルカ ディ モンテゼモーロ社長はドイツのフランクフルト・モーターショーで記者からの質問を受け、「今日はF1の話はしない。私はあるドライバーに復帰してもらえるように説得するし、明日、シューマッハと話すよ」とジョークを交え、K.ライコネンの話題を避けた。

 ワールドチャンピオン7回のミハエル シューマッハは現在44歳で、メルセデスから3年間F1復帰したが、昨年末に完全引退した。もちろん来季のドライバー候補ではないが、現在33歳のK.ライコネンが候補であることは間違いない。

 先週末の第12戦イタリアGP終了後には、すでにフェラーリとK.ライコネンの契約は結ばれていると噂されていたが、ザウバーのニコ ヒュルケンベルグも候補に入っていると見られている。一方、ロータスはまだK.ライコネン残留を望んでいると語っていた。

 古巣復帰が広く噂されるK.ライコネンは、2007年にフェラーリでワールドチャンピオンに輝いたが、2009年末にフェルナンド・アロンソにシートを譲るためにWRC(世界ラリー選手権)に転向した。

 しかし、K.ライコネンはポスト・シューマッハ時代の最初のチャンピオンであり、またフェラーリにタイトルをもたらした最後のドライバーでもあることから、熱狂的なフェラーリファン「ティフォシ」の間で絶大な人気を誇っている。

「Iceman(アイスマン)」のタトゥーを腕に入れているK.ライコネンは、冷静な性格で知られている。自分以外のことに興味がなく、無口で、メディア関連のイベントを欠席することも少なくなく、言葉よりもドライビングで自らを表現してきた。

 パドックでの心理戦にも動揺を見せることなく、2009年末にフェラーリとF1から離れたときも後味の悪さを残さず、2012年にWRCからF1復帰したときはそのブランクをまったく感じさせなかった。

 しかし、F.マッサの代わりにK.ライコネンが加入し、F.アロンソのチームメイトとなると、フェラーリとしては久しぶりに2人のワールドチャンピオンをチームに抱えることになる。

 1950年代にはチーム創設者のエンツォ フェラーリが、アルベルト アスカリ、ジュゼッペ ファリーナの2人のイタリア人チャンピオンを擁していた。しかし、L.ディ・モンテゼモーロ社長は、過去に「ひとつの鶏小屋で2羽の雄鶏」を飼うことに反対すると明言していた。

 1990年にはアラン プロストとナイジェル マンセルがフェラーリでチームメイトとなったが、N.マンセルがチャンピオンとなったのはウィリアムズに復帰した1992年だった。そして、1996年のミハエル シューマッハ加入以降は、明白なナンバー1体制を築いてきた。

 一方、F.マッサは2008年にドライバーズランキング2位に食い込んだが、この年以来、優勝からは遠ざかっている。今季の表彰台もわずか1度だが、ここ数年はF.アロンソの忠実なチームメイトを務めてきた。

 F.マッサの去就については過去数シーズンつねに話題に上ってきたが、今回は自ら引き際を明らかにしたかたちになった。もしF.マッサがF1シートを失えば、来季はブラジル人ドライバーがグリッドからいなくなる可能性もある。

 なお、F.アロンソは前日9日にツイッター上で「僕はフェリペをとても尊敬している。僕たちはフェラーリに最大限のものをもたらすため、4年間、懸命に頑張ってきたし、親しくしていた。チームがどんな結論を下しても、僕にとってはいいことだし、フェラーリにできる限り最高の結果をもたらすため努力を続ける」とF.マッサに敬意を払いながらも、チームの決定を受け入れると語っていた。

 多くのドライバーが夢見るフェラーリのレギュラーシートが空くことは、めったにない機会で、イタリアのメディアでは大きな話題となっている。

 しかし、イタリアGPのレース後、フェラーリのチーム代表、ステファノ ドメニカリ氏は「我々はすべての要素をテーブルに広げている」と語り、簡単には結論は下されないと付け加えていた。
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2013年09月04日

マクラーレン チーム創設50周年を祝う

マクラーレンチームが誕生したのは今からちょうど50年前。1963年9月2日にブルース・マクラーレン・レーシングが創設された時だった。ニューマルデンの小さな作業所からスタートしたチームは、今や最新技術が結集されたウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センターを操るまでに成長しており、F1の歴史において最も成功を収めたチームの1つになった。

1966年のモナコGPでデビューを果たしたブルース・マクラーレンのチームは、2年後にスパ・フランコルシャンサーキットでF1初優勝を飾る。この50年で獲得したタイトルはドライバーズが12回、コンストラクターズが8回で、734レースで182勝を挙げている。また、155回のポールポジションと152回のファステストラップも記録している。

「マクラーレンは一人の男の夢から始まり、それは2000人以上の人々の希望と夢を網羅するほど成長している。これまでに達成したあらゆるものと比較した時に、我々が行う全てのものがそれらを上手く反映するよう弛まぬ努力を続けたブルース・マクラーレン同様に彼らも努力している」と、マクラーレングループ代表のロン・デニスは語った。「我々の50周年記念は、マクラーレンの従業員一人一人が歴史と文化のある組織の重要な一員であることに気づく機会を与えるだろう」
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2012年11月01日

窮地に追い込まれた(?)小林可夢偉(ザウバー)

かねて噂に上がっていたヒュルケンバーグ(フォース・インディア)のザウバー・チーム入りが正式決定。
これで来季シートが危うくなったとみられるのがわれらが小林可夢偉だ。
まだもう一つのシートは決まっていないとはいえ、そこには現在同チームのテストドライバーであるエステバン・グティエレス(20歳:メキシコ)の昇格が有力とみられているからだ。
同チームではメキシコからの多くのスポンサーをもたらせていたセルジオ・ペレスの離脱が決まったものの、同じメキシコのグティエレスがレースドライバーとなれば多くのスポンサーは残留が期待されているもの。
新しくチーム代表の座に就いたモニシャ・カルテンボーン/CEOは「かねてヒュルケンバーグのパフォーマンスに注目していた」と期待を語るが、これまでの実績では獲得ポイント、表彰台等、明らかに小林可夢偉のほうが上の筈。
残るシートの発表について、チームはまだその期日を明らかにしていない。
FMotorsports F1
ラベル:ザウバー
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2012年10月30日

レッドブル ヴェッテル4連勝もウェーバーにトラブル

レッドブルのセバスチャン・ヴェッテルはインドGP決勝でポールトゥウィンを飾り、4連勝でドライバーズチャンピオンシップでのリードを13ポイントに広げた。その一方で、マーク・ウェーバーはKERSにトラブルを抱え、フェルナンド・アロンソに2位を奪われた。

セバスチャン・ヴェッテル(決勝1位)
「全体的にとても良いレースだったし、結果には満足しているよ。スタートは上手くいったけれどマークはもっと良いスタートを切ったからターン1で接近したんだ。でもターン3では上手くコーナーを抜けることができたから、僕が前に出たんだ。差を広げることができたけれど、それが重要だった。ソフトタイヤはとても良い感触で、コンペティティブだったよ。思った以上に走り続けることができたけれど、ある段階でカバーしなければならなくなった。今日のマクラーレンとフェラーリはハードタイヤを履いた時に速かったから、彼らとの差を開くことが重要だった。終盤はクルマから火花が散ったけれど、今週末は火花を散らすクルマが多かったから、僕たちもそうなっただけだよ。僕たちにとって最高の1日だったし、重要なステップになったよ」

マーク・ウェーバー(決勝3位)
「KERSにトラブルを抱えたから、何とかしなければならなかった。クルマにどんな影響が出ているのか見ている人たちにとっては分かりづらかったかもしれない。ストレートでのパワーはもちろん、ブレーキバランスやそれに関することをやりくりしなければならなかったからね。KERSを復活させるためにみんなが助けてくれたり無線で話し合ったりした。さらに、1ストップレースでは右フロントをロックさせる機会が多かった。フロントタイヤは非常に重要で労らなければならなかったから、それが多少リズムに影響したけれど、できるだけ冷静さをキープしようとしたんだ。全体的に自分のドライブにはとても満足しているよ。もう少し上のポジションでフィニッシュする必要があったけれど、今日は仕方がなかったよ」
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2012年10月22日

ザウバー、すでに来季ドライバーを決定か

 ザウバーが2013年のドライバーラインナップをすでに決定したのではないかとの報道がなされている。
 ブラジルのO Estado de S.Paulo紙の報道としてYallaf1.comが伝えたところによると、GP2ドライバーのルイス・ラジアが「ザウバーと交渉してきたが、最近彼らはスタンスを変え、もう可能性はないと言った」とコメントしたという。
「つまり彼らはドライバーふたりを決定したということなんだろう」
 今季F1復帰を狙うセバスチャン・ブエミは、スイスのBlick紙に対し、「ザウバーがドライバーを求めていないのは本当に残念だが、僕にとってはフォース・インディアの可能性が出てきたといえる」と述べている。
 ザウバーのセルジオ・ペレスは来季マクラーレン入りを決めた。フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグはフェラーリ入りの可能性がなくなった後、ザウバーと契約を結んだといわれている。
 小林可夢偉が残留できるかどうかは明らかになっておらず、スポンサーであるテルメックスの意向でメキシコ出身のルーキー、エステバン・グティエレスがレースドライバーに昇格する可能性もささやかれている。
 一方、ヒュルケンベルグが抜ける場合フォース・インディアに空席ができるため、多くのドライバーたちが交渉中であるといわれている。これまで可夢偉、ブルーノ・セナ、シャルル・ピック、ジュール・ビアンキ、ギド・バン・デル・ガルデ、パストール・マルドナドなどの名前が候補として挙げられている。
[オートスポーツweb]
ラベル:ザウバー
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2012年10月18日

ポルシェ、F1復帰プロジェクトを否定

 ポルシェがF1参戦に向けて動いているとの報道がなされたが、同社はこれを否定した。
 今週、Auto Motor und Sportが、ポルシェにとってル・マン復帰はF1参戦への「ウォームアップ」に過ぎないと報じた。同誌は、ポルシェはF1経験を持つスタッフを集め、ファクトリーに最新設備を整え、ポルシェのドライバーたちがマクラーレンを訪れてシミュレーターを使用したと伝えた。
 しかし通信社SIDの報道としてmotorsport.comが伝えたところによると、ポルシェのモータースポーツスポークスマンであるオリバー・ヒルガーが17日、次のようなコメントを発表したということだ。
「これは完全に推測にすぎない。我々はF1への野心を持っていない」
「我々はル・マン、そしてワールドスポーツカーチャンピオンシップの活動を行おうとしている。何の変更もない」
 F1経験を持つスタッフを雇い入れた理由として、優れたスタッフを見つけたければ当然F1から探す必要があったというだけだと、ヒルガーはコメントしている。
[オートスポーツweb]
ラベル:ポルシェ
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2012年10月16日

ポルシェがF1復帰に向けてスタッフをリクルート中との報道

ポルシェがF1参戦に向けて動いているとのうわさがあるとドイツのAuto Motor und Sportが報じた。
 Yallaf1によると、フォルクスワーゲンのブランドであるポルシェにとってル・マンへの復帰はF1参戦への「ウォームアップ」にすぎないかもしれないとAuto Motor und Sportが伝えたということだ。
 同誌は、ポルシェがF1経験を持つメンバーを集めており、現在参戦中のチームからの引き抜きも考えていると記している。
 ポルシェはバイザッハのファクトリーを風洞を含め最新の設備を備えるモータースポーツファクトリーとして築き上げているという。またポルシェのドライバーたちはマクラーレンのシミュレーターを使用しているとも伝えられている。
「こういった費用は本当にル・マンのためだけのものなのか、F1関係者たちは疑問に思っている」とAuto Motor und Sportは記している。
 マクラーレンは1983年から1987年までポルシェエンジンを使用し、1984、1985年にはF1コンストラクターズタイトルを獲得した。
 来年からマクラーレンはメルセデスに対してF1エンジン使用料を支払わなければならなくなる。
[オートスポーツweb]
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2012年09月18日

ザウバーピットに招待&マシンにファンの名前を掲載/F1日本GPプレゼント企画

 今年のF1日本グランプリで小林可夢偉が所属するザウバーF1チームのピットに招待されるという超スペシャルなプレゼント企画の存在が明らかになった。
 今季絶好調のザウバーC31と鈴鹿を得意とする可夢偉の活躍で、母国表彰台の期待も高まる10月7日決勝のF1日本グランプリ。そんな多くのファンが楽しみにする鈴鹿決戦を前に、可夢偉が所属するザウバーF1チームから日本のファンにスペシャルプレゼントが届けられることになった。
「ザウバーF1チーム応援キャンペーン」と題されたスペシャル企画を実施するのは、名古屋の人気FMラジオ局「ZIP-FM」だ。9月17日(月)と23(月)の2週に渡ってスペシャル企画の内容が番組内で紹介され、合計2名が当選するプレゼントの応募案内が明かされることになっている。
 気になるプレゼントの内容は、10月4日(木)にザウバーF1チームのピットに企画の優勝者と2位の合計2名(同伴者それぞれ1名)を招待するというもので、その場には可夢偉も登場する予定だという。
 さらに、優勝者の名前は、可夢偉が乗るザウバーC31のヘッドレスト部分にステッカーで掲載されるというかなりビッグな内容のプレゼントになっている。
 この企画は、「ZIP-FM」で月曜から木曜の19:00〜23:00にオンエアされている「レディオキック」内の「鈴鹿サーキット・モータースポーツインデックス(20:20−20:30)」にて紹介。応募はホームページ上のエントリーフォームに登録するというかたちで行われる。
 詳しい応募方法などの詳細については「ZIP-FM」のホームページを参照してほしい。
[オートスポーツweb]
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2012年09月17日

マクラーレン、ザウバーのペレスに接触

 マクラーレンが、ザウバーのセルジオ・ペレスに接触を図ったと報じられている。
 英デイリー・メールの報道としてF1 Timesが伝えるところによれば、ルイス・ハミルトンとの契約をなかなかまとめることができないマクラーレン側が、ハミルトンのマネジメントを手がける「XIX Entertainment」に“裏をかかれない”ためにも、ペレスをはじめとする数人の候補をリストアップして彼らの動きを牽制しているという。
「22歳のザウバードライバーに対するマクラーレンからのアプローチは、チームがハミルトンのマネジメントの(交渉の)戦略に苛立っているという徴候だ」と同紙はレポートしている。
 さらに同紙は、今回の動きが「結末の始まり」を意味していると伝えている。
「ハミルトンは、マクラーレンの息がかかったペレスという亡霊によって、未来の選択権が彼自身の手から離れていくことに気づくかもしれない」
 ペレスは、マクラーレンのライバルであるフェラーリの若手育成プログラムのメンバーの一員だ。
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2012年08月29日

ザウバーC31は今季F1のベストマシンとの評価

 ザウバーの2012年F1マシン「C31」に対し、他チームから非常に高い評価が与えられている。
 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ザウバーC31は「おそらく今季F1の中でベストのマシン」であると述べた。
 セルジオ・ペレスは今季すでに2回表彰台に上っており、評価が高まったが、彼がタイヤをうまく使えるのはマシンがいいからだと、ジェンソン・バトンは述べている。
「“タイヤの使い手”はペレスではなくマシンだ」とバトンが語ったとmotorsport.comが伝えた。
「僕と彼がそれぞれ自分のマシンを走らせたら、僕らのタイヤの方はあっという間に終わってしまうだろう」
 チームプリンシパルのペーター・ザウバーは6月に、2012年のマシンC31はザウバーの歴史の中でベストのマシンであると述べていたが、最近再びBlickに対してその主張を繰り返し、本来なら勝てるはずだと語った。
「我々のマシンは非常に速く、ほぼどこのサーキットでもいいパフォーマンスを示す。我々には勝てる速さがあるのだ」とザウバー。
「本来ならもっとずっとたくさんのポイントが取れたはずだ」
 11戦終了時点でザウバーは80ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権6位につけている。
[オートスポーツweb]
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2012年08月26日

人気上昇ザウバー、「基本は来季も現行ドライバー」

他チームから「今季の傑作マシンはザウバー『C31』」と評されるなど、人気上昇中のザウバー・チーム、すでにヘイキ・コバライネン(ケータハム)が自ら名乗りを挙げるなどドライバーの人気を集めているが、来季のドライバー・ラインナップについて「基本は現行ドライバー」との姿勢をみせた。
これは同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOが語ったもので、「私たちのチームは基本的に1年ごとに体制を考えているので、来季についてはまだ白紙。
とはいっても、現在の二人のドライバーに不満を持ってはいません。
彼らは共にとてもいい仕事をしてくれていますし、来シーズンのドライバーを決めるのはまだ先のことになりますが、基本的にはこの二人がベースになると思っていますよ」とコメントした。
ペレス&小林可夢偉共にフェラーリで名前が挙げられたこともあるが、当然そのカギを握るのはマッサ自身の去就次第ということになるだろう。
FMotorsports F1
ラベル:ザウバー
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2012年08月19日

FIAも把握、フォルクスワーゲン・ザウバーが2015年から誕生か

 ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、2015年からザウバーとともにF1に参入する計画を立てていると報じられている。motorsport.comが伝えた。
 先月、ザウバーのボスであるペーター・ザウバーは、ジュネーブ・モーターショーで、フォルクスワーゲン会長のマーティン・ヴィンターコルンと会合を持ったことを認めた。
 これについてCEOのモニシャ・カルテンボーンは、「それだけのことです。他に何も言うことはありませんし、今後さらに協議をする予定はありません」と否定する発言を行っている。
 しかし、ドイツのスポーツ紙ビルトは、かつてBMWと組んでグランプリ優勝を果たしたザウバーと巨大自動車メーカーのフォルクスワーゲンが提携し、2015年からF1に参入する計画を立てていると伝えている。
 レポートでは、フォルクスワーゲンが重要な自動車市場と捉える中国、アメリカ、ロシアおよびブラジルでの存在感を強化することを望んでいるとされ、FIAもすでにフォルクスワーゲン-ザウバーの計画を把握しているという。
 またザウバーは、ドイツ・ヴァイザッハにあるポルシェ・モータースポーツ・センターでF1シャシーの設計に関与することを切望しているという。同紙は、フォルクスワーゲンが単にザウバーをF1参入の「踏み石」と位置づけているとの見方も伝えている。
[オートスポーツweb]
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2012年08月07日

ザウバー、フェラーリと袂を分かつ可能性も

 ザウバーF1チームのCEO、モニシャ・カルテンボーンは、2014年以降もフェラーリエンジンを使用し続けるかどうか、まだ定かではないと語った。2014年からF1エンジンは1.6リッターV6ターボに変更される。
 フェラーリとのかかわりが深いザウバーだが、現在のエンジン契約は2013年末で切れ、それ以降のことは決定していないとmotorsport.comが伝えた。
「もちろん最初に今のエンジンパートナーと話をします。私たちには長い提携の歴史がありますし」とカルテンボーンはmotorsport-total.comにコメントしている。
「でも何も決まっていません。彼ら(フェラーリ)自身も状況についてそれほど明確には分かっていないと思います」
 クレイグ・ポロックが率いるPURE社は2014年に向けてF1エンジン計画を進めていたものの、資金面の問題により開発プロジェクトを停止している。現在F1に参戦しているコスワースは、エンジン規則が変更する前に撤退する可能性が高いと推測されている。そうであれば、ザウバーのエンジンパートナーとしての選択肢は、フェラーリ、メルセデス、ルノーの3社に限られることになる。
「私たちにとっては財政面の問題が非常に重要だということは明らかにしています」とカルテンボーンは述べている。
「エンジンに多額のお金を払うような時代に戻りたくはありません」
 一方カルテンボーンは、ザウバーがフォルクスワーゲンと提携するとのうわさを否定した。
 チームプリンシパルのペーター・ザウバーは、先月、フォルクスワーゲンの会長に会ったことを認めている。
「それだけのことです。他に何も言うことはありません」とカルテンボーン。
「今後さらに協議をする予定はありません」
[オートスポーツweb]
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2012年07月01日

「引退」を延期か、ペーター・ザウバー氏

ザウバー・チームの創始者で、現在もなお毎レース一線に立つペーター・ザウバー氏はかねて70歳までには現場を離れる意向を示してきたが、これが撤回されるかも知れない。
これはオーストリア・ザルツブルグの『セアブス・テレビ』が報じたもので、「期日を決めた訳ではないけれど、元気なうちは一生現場に入るのを好むかも知れない」とのことだ。
チームを売却したBMWが突然のF1撤退で、いったん離れた現場に戻ったものの資金的にも人的にも大きな苦労を強いられたザウバー氏はチームの立て直しに傾注、幸いペレスがメキシコから豊富なスポンサー資金を持ち込み、人的にはモニシャ・カルテンボーンさんを運営責任者としてCEOに据えるなど将来への路線を敷いた。
また今季はマレーシアGPであわや優勝というところまで迫るなどチームの戦闘力も確実にアップしていて、とても「テレビでレースを観戦するなんて考えられない」状況のようだ。
なお1943年生まれのザウバー氏は来年の10月に70歳を迎える。
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2012年05月29日

レッドブル ウェーバーがシーズン6人目のウィナーに

レッドブルのマーク・ウェーバーはモナコGP決勝でポールトゥウィンを飾り、今シーズン6人目のウィナーとなった。9位からレースをスタートさせたセバスチャン・ヴェッテルは5つ順位を上げて4位を獲得している。

マーク・ウェーバー(決勝1位)
「信じられない1日だよ。この場所は本当に素晴らしい思い出を与えてくれるね。レース中、ものすごく集中しなければならない部分がいくつかあったけれど、自分たちのポジションを最大限に生かすことができた。今朝、友人がテキストメッセージを送ってくれて、『ここを支配しているのは君で、最前列にいて支配するのは君だ』と言っていて実際にそうしたけれど、あっという間に追いつかれてしまった。ピットストップのあたりで重要な場面があったけれど、面白かったよ。セバスチャンのタイヤはかなり温まっていて、その時彼は速かった。僕はそうすることができなかったけれど、彼がピットに入るともう一度ニコに集中してレース終盤までリアを労ったんだ。そして雨が降ってくると本当にきつかったよ。でも、僕たちには冷静さと豊富な経験があったし、ピットウォールのチームワークは最高だった。今回のレースはやりづらかったけれど、それでももう一度やり遂げることができたんだ」

セバスチャン・ヴェッテル(決勝4位)
「今日は表彰台を獲得できればよかったのにね。スピードはあったけれど、結局戦略が逆なだけでリーダーたちと同じになってしまったよ。古いタイヤを履いていたから非常に厳しかったけれど、いいラップを刻んで8秒も縮めることができたから力強かった。その後トラフィックにはまり、モナコではパスするのが難しかった。昨年僕が、そして今年マークが証明したようにね。リーダーたちが2ストップ戦略を使うことを期待していたけれど、残念なことに僕の後ろでキミが大きなギャップを作ったから、最初のストップの後でリーダーたちがクリーンラップを走ってしまったんだ。それが彼らの助けになり、僕たちにとってはより厳しい状況になってしまったけれど、9位からスタートし、パスするのが難しい場所だということを考えると、5つのポジションアップはいい結果だよ。マークと3年連続で優勝したチームにとっては本当に素晴らしい1日だったね。感動したよ」
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2012年05月22日

火災のウイリアムズ、無事モナコの準備が整う

 ウイリアムズは、F1スペインGPで火災に見舞われたものの、今週末のモナコGPに向けて準備を整えることができたことを明らかにした。
 スペインGPでパストール・マルドナドが優勝を獲得してから約2時間後、ウイリアムズのガレージで火災が発生、インフラとIT機材のほとんどがダメージを受けた。
 多数のチームがウイリアムズに対し、機材の提供などを申し出ており、チーフオペレーションズエンジニアのマーク・ジランは、他チームに対する感謝の意を表し、自らのチームのスタッフの努力を褒め称えた。
「モナコに向けた準備は、先週日曜のガレージでの火災による影響をいくらか被った」とジランは述べている。
「しかし、ファクトリーやサプライヤーがダメージを受けた機材やマシンパーツを補充するため、超人的というほかないほどの努力をし、これによって火災の影響は軽減された」
「他のチームが寛大にもサポートを申し出てくださったことに対しても感謝したい。F1に存在する素晴らしいスポーツマンシップ、チーム間にある高いレベルの仲間意識が改めてはっきりと示された」
 スペインでの勝利によって今季ウイリアムズには勝つ力があることが証明され、ジランはモナコでもいい結果を残せることを期待している。
「今回のグランプリにはさらなるアップグレードが導入されるため、引き続きそれなりの進歩を果たせることを期待している。いい週末を送るのを楽しみにしている」
ラベル:ウイリアムズ
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2012年05月17日

モニシャ・カルテンボーン/ザウバーCEO、チーム株式取得

6日(水)、ザウバー・チームは同チームのモニシャ・カルテンボーン/CEOが全体の3分の1にあたるチーム株式を取得したことを発表した。
残りについては引き続きペーター・ザウバー代表とチームのグループ関連会社が保有する。
これについてザウバー代表は、「2009年、BMWが突然撤退するという最も苦しい時期に彼女はチーム生き残りのため献身的に仕事をしてくれた。
彼女に株式を持ってもらうことは、チームの連続性を提供する意味で当然の成り行き。
今後できるだけ長くチームの運営にあたって欲しいと思っている」と語った。
インドで生まれたカルテンボーンさんはオーストリアに移住、法律を学び弁護士になると共に同国の国籍を取得。
ザウバー・チームの株主だったフリッツ・カイザー・グループに就職したことからF1に関わることになり、当初チームの法的部門を管理する立場にあったが、大きな変革はBMWが突然F1からの撤退を表明してチームが「放り出された」時。
これを機に取締役となってチーム全体の運営をみる立場になり、現在F1では珍しい女性のCEO(最高経営責任者)としてチームの信頼を得ている。
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2012年05月08日

メルセデス、F1撤退報道を否定

 メルセデスがF1撤退に近づいているとの報道がなされているが、メルセデス側がこれを否定した。
 ワークスチームとしてのF1参戦から3年目の今年、メルセデスは優勝を成し遂げたが、Sky Sportsによると、The Times紙が同チームはF1から撤退することになりそうだと伝えたということだ。
「メルセデスはF1撤退の危機に直面している。(F1の)株式上場が完了した時、F1をコントロールする新たな重役会におけるシートがメルセデスに与えられないからだ」とThe Times紙は伝えている。
「フェラーリも、グランプリレーシングに参入してから比較的日が浅いレッドブルも、F1のチーフエグゼクティブであるバーニー・エクレストンから重役会におけるシートを約束された」
「メルセデスの元パートナーであるマクラーレンにも席が与えられており、先月中国で現代F1での初優勝を記録したメルセデスのみが他から孤立させられている」
 これに対し、メルセデス側はF1撤退の危機にあるという報道を否定した。スポークスマンはSky Sportsに対して次のように語っている。
「現在、商業権所有者と話し合いをしているところだ。そのため今はコメントできない状況であることをご理解いただきたい」
 メルセデス・ベンツ・モータースポーツバイスプレジデントのノルベルト・ハウグはAuto Motor und Sportに対して「この報道には全く真実がない」とコメントしたと、motorsport.comが伝えている。
[オートスポーツweb]
ラベル:メルセデス
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2012年05月01日

ザウバー、英プレミアのチェルシーFCとスポンサー契約を発表

 ザウバーF1チームは、英国プレミアリーグの名門サッカークラブ「チェルシーFC」とパートナーシップ契約を結んだことを正式に発表した。
 チームは、先の中国GPでマシンのエンジンカバーに「Out of the Blue」の文字を掲げてビッグスポンサーとの契約を示唆すると、次のバーレーンGPでは、エンジンカバーの文字を「True Blue」へと変え、パドックの好奇心をさらに刺激した。
 こうした動きに対し、ヨーロッパの一部メディアは早くからチェルシーFCの名前を挙げていたが、契約は「True Blue」のマイレージサービス名称を持つアメリカ大手の低価格航空会社ジェットブルー航空が有力視されていた。
 しかし、ザウバーは30日(月)、ロシアの富豪ロマン・アブラモビッチが所有するチェルシーFCとのパートナーシップを発表し、「Welcome Chelsea FC」のロゴをエンジンカバーに掲げたマシンの画像を公開。チームは、このカラーリングのお披露目が次の第5戦スペインGPになると認めた。
「過去にこうした形のパートナーシップはF1とサッカーの間には存在していませんでしたが、我々には多くの共通性と考えられる相乗効果があります」と、ザウバーCEOのモニシャ・カルテンボーンはコメントしている。
「いずれにしても、我々は国際的なレベルで最高のチームスポーツです。ザウバーF1チームとチェルシーFCは、スポーツ面と商業面で同じトピックを持ちあわせており、互いにこの分野のエリアを強化したいと考えています」
「我々はこの機会を発展させることを楽しみにしています。また、チェルシーがチャンピオンズ・リーグの決勝に進出したこともお祝い申し上げたいと思います」
 一方、チェルシーのロン・グーレイCEOは次のように述べている。
「これはサッカークラブをF1チームと結びつけるこれまでにない革新的なパートナーシップだ。世界最大の2つのスポーツをまとめ、それぞれのファンを結びつけるだろう。 既存のチームで4番目に古い歴史を持つこのスイスチームがチーム自身の理想を完璧に表すものだと、我々は感じた」
「チェルシーがプレミア・リーグのチームとして20年目のシーズンを祝うこの1年を、ザウバーもF1チームとして祝うことになった。若い才能の育成から成功のための絶えまぬ努力は、それぞれの運営において多くの哲学を共有する。ザウバーの育成開発の哲学は、F1で最高のドライバーを何人も輩出してきた。これは、アカデミーを通して若いフットボール選手の才能を育成するという我々の献身を映しだすものだ」
「世界で最も魅力的な2つのスポーツを結びつけることが共通のビジョンだ。我々はザウバーF1チームと密接に働くことを楽しみにしており、残るF1シーズンでの彼らの幸運を祈っている」
 今回の契約により両社は、チームレベルにおいてビジネスおよび競技面のパフォーマンスを強化する相乗効果に取り組み、具体的には、マーチャンダイジングの企画販売とスポーツ科学における知識を共有するという。また、ザウバーのロゴはチェルシーFCのスタジアム広告のほか、インタビューボードなどにおいて掲出されることになると見られている。
 またチェルシーFCも、プレミア・リーグと比べてより国際的なF1のテレビ放映から多くの利益を得られるとしており、特にアジアや、セルジオ・ペレス(メキシコ)の活躍に沸くラテンアメリカのファンを取り込むことができるとしている。
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2012年04月03日

ザウバー「予算制限導入でF1は面白くなる」

ザウバーF1チームは、来シーズンからでもF1に新たな予算制限を導入すべきだと主張している。
 F1のボス、バーニー・エクレストンは先月、チームが予算を厳しく制限すればF1の将来がより安定するだろうと示唆した。
 ザウバーのCEOモニシャ・カルテンボーンは、ザウバーチームはその考えを支持するとし、できるだけ早く新たな予算制限が取り入れられることを望んでいると語った。
「リソース・リストリクション・アグリーメント(RRA)によって私たちはその方向に踏み出しました。これは大きな一歩でした。ですがもちろん理想からは遠い状態です」とカルテンボーンはF1公式サイトのインタビューにおいて語っている。
「これを次のステップに発展させなければなりません。将来のF1は、予算制限の下ですべてのチームがそれぞれ望むことをする状態であるべきだと私は考えています。チームはそれぞれ異なる強みを持っているのです」
「たとえば私たちのチームは、優れたインフラ、優れた風洞を持っているので、それを利点として活用することができます。他のチームには他の強みがあります」
「チームがそれぞれ、このビジネスとスポーツにおいて異なる戦略を用い、異なるアプローチをとることで、F1がより面白くなると私は考えています」
 来シーズンに向けて新たなコンコルド協定が結ばれるため、2013年は予算制限を導入する完璧なタイミングであると、カルテンボーンは語っている。
[オートスポーツweb]
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