チーム ロータスは、現地時間(以下、現地時間)31日、オンライン上でプレゼンテーションを行ない、2011年型F1マシン『T128』を発表。
チーム首脳陣はコンストラクターズランキング7位を目標に掲げた。『ロイター』通信が伝えている。
『T128』はロータス レーシングとして活動した昨年同様、伝統のグリーンとイエローのカラーリングをまとっているが、マシンデザインは昨年よりもよりアグレッシブなものとなっている。なお、今季から使用が解禁されるKERS(運動エネルギー回生システム)は搭載していない。
テクニカルディレクターのマイク ガスコイン氏は「今年のマシンははるかに現代的なデザインだ。実際にこのマシンは中団を走れるだろう。かなり自信はあるし、大きなステップアップだ。そして、チーム ロータスをグリッド先頭へと連れ戻すプロセスの始まりなんだ」と自信を見せた。
さらにM.ガスコイン氏は「普通は昨年のパーツの多くを持ち越したり、活用する機会があったりするものだが、2011年型マシンへ持ち越したパーツはほとんどない。実質的には昨年のマシンとまったく違うように見える。現代的な感覚が多く取り入れられている。そして、我々の将来のマシンの基礎でもあるんだ」とマシンがほぼ完全な新設計であることを強調した。
ドライバーは昨年と同じく、ともにF1優勝経験のあるヤルノ トゥルーリとヘイキ コバライネンが務める。
J.トゥルーリは「去年はただ完走することだけを目指していた。今年はポイント圏内でのフィニッシュを目指すことになるだろう。でも、僕たちが手に入れたパッケージがあれば、達成可能なはずだよ」とポイント獲得を見すえていた。
往年の名門チームのブランドを復活させ、昨年誕生した新チームの中では最高の成績を残したロータスだが、ポイント獲得は果たせなかった。
しかし、チーフ オペレイティング オフィサーのキース ソーント氏は今季は30〜40ポイントの獲得を希望しており、コンストラクターズランキングに関しては「6位、7位、8位の間に大きな差があるとは思わない。他のチームがどうなるか次第だが、7位は可能かもね」と目標を掲げた。
一方、チーム代表のトニー フェルナンデス氏は「コース外のことに多くの焦点が当たっていたが、再びレースのことを話せるようになってワクワクしている」と開幕を待望している。
なお、グループ ロータスがタイトルスポンサーとなったロータス ルノー(前ルノー)との名称使用権をめぐる裁判は、3月末にロンドン高等裁判所で予定されており、それより前に行なわれる開幕戦バーレーンGP(3月13 日決勝)ではロータスを名乗る2チームがグリッドに並ぶことになる。
[ISM]
posted by Ayrton at 20:49|
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