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2015年04月12日

アロンソ、マクラーレンで引退の意向を示す

AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)元世界王者のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は9日、問題を抱えてはいるものの、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)でキャリアを終える意向を示した。

 フェラーリ(Ferrari)を去り、高額の複数年契約で今季からマクラーレンに復帰したアロンソは、今季第3戦中国GP(Chinese Grand Prix 2015)への準備を進める中、引退前に他のチームへ移る考えについて否定した。

 合同テストでのクラッシュにより開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)を欠場し、第2戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)では途中リタイアとなってしまったアロンソは、「あと何年になるにせよ、F1で15年、16年、17年間くらい過ごせば十分だ」と語った。

「恐らくはフェラーリの時と同じで、そこで人生の一部に幕を閉じることになるだろう」

 スペイン出身で33歳のアロンソはまた、引退後にチームのマネジメントに関わるつもりはないと主張している。

 アロンソは、「マクラーレンでキャリアを終える」とし、「マネジャーになるつもりはないし、もう十分だ。僕らスポーツマンというのは闘志を持っているから、勝負の世界は好きだけど、年齢やこれまで成し遂げてきたことを考えると、別の道を模索することになるだろう」という考えを明かした。

「幸運にも年間王者になれたし、多くのGPで勝利を収めてきた。だから今はトロフィーを獲得することよりも、自分やチームの仕事に対する喜びと誇りの方が大きいと感じることがある。人生には優先順位が変わる境地に到達する時がくるのさ」

 アロンソは、2005年と2006年にルノー(Renault)でF1選手権連覇を果たすと、2007年に移籍したマクラーレンでは、ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)とチームメート同士で衝突するという苦い経験を味わっている。【翻訳編集】 AFPBB News
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ベッテル「子どもの頃の夢がかなった。勝因は高温」フェラーリ日曜コメント

2015年F1マレーシアGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは優勝を獲得した。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「「Grande gara, bella macchina!」(「最高のレース、美しいマシン」の意)」
「ついイタリア語を使ってしまって申し訳ない。でも今日は僕にとって特別な日なんだ。何と言っていいか分からない。言葉にならないよ。子どものころからのひとつの夢がかなっただけでなく、たくさんの夢が一緒になったような感じがする。表彰台の上でドイツとイタリアの国歌が流れるのを聞き、見下ろすとメカニック、エンジニアをはじめチームの皆がいる……最高の瞬間だった」

「チームの雰囲気は前からよかったけれど、さらにどんどんよくなっている。今日大事なのはこの瞬間を共に楽しみ、祝うこと。僕はこれまで頻繁にチームを移ってはこなかったけど、新しいチームで勝つとほっとするね。フェラーリに加入して以来、心から歓迎してもらっているのを感じているし、協力し合って状況を改善するべく努力している」

「いつも言っているようにポテンシャルは大きい。冬の間にこれほど大きく前進できたことを確認できて嬉しい。(ドライバーがひとり変わったし)バックグラウンドで大きな変化があった。そういうときには簡単にはいかないものだけど、皆がポジティブな面を見ていた」

「去年とは比べられない。去年も(レッドブルの)マシンは優れていたけれど、僕がうまく力を引き出せなかった。フェラーリに来て、最初からいい感触を持っていた。今日は特別な日だ。僕自身もチームも優勝したのは久しぶりだからね」

「毎戦同じポジションに立ちたいけれど、現実的に考えないとね。メルセデスは今日は少し苦戦したが、彼らのパッケージは素晴らしい。僕らは1戦ごとにギャップを縮めていき、彼らのすぐ後ろの位置に常にいられるようになることを目指す」

「メルセデスは(今日は)高温に苦しんでいたのだと思う。予想していた以上にね。逆に僕らは予想していたほどは苦しまなかった。その両方の要素によって、僕らが強さを発揮して彼らを正々堂々と負かすことができたんだ」

「次のレースはまた違うタイプのサーキットで行われる。ここよりかなり涼しいコンディションになるだろう。メルセデスは当面は暑いコンディションで苦労するだろうけど、(中国では)力を発揮するはずだ」

「彼らは常に最速だ。でも今日、僕らは彼らの弱点を利用することができた。次も全力で戦い、どこまでやれるか見てみたい」
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2015年03月11日

ファン・デル・ガルデ ザウバーに勝訴 ザウバー ファン・デル・ガルデの判決に控訴

2015年のレースドライバー契約に関してザウバーに法的措置を講じていたギード・ファン・デル・ガルデは水曜日、オーストラリアのヴィクトリア州最高裁判所から勝訴の判決を受け、チームは彼をレースに出走させるように命令された。
ファン・デル・ガルデはすでにスイスの仲裁機関からの指示を得ており、ヴィクトリア最高裁判所の判決はそれに沿うものとなった。
最初の公聴会は月曜日に行われ、水曜日の朝、クロフト裁判官より判決が下された。クロフト裁判官によると、ファン・デル・ガルデの申請は受理され、強制執行されるという。
ファン・デル・ガルデの弁護士は、今週末でのレースに向けて彼が「準備が整っており、レースができる状況にある」と説明しており、シート合わせの段取りを組むためにザウバーの責任者と面会することを希望している。
ザウバーは、ギード・ファン・デル・ガルデにレースシートを与えるように指示したヴィクトリア州最高裁判所の判決に控訴することを決定した。
ファン・デル・ガルデは、2015年のレースドライバー契約を結んでいたにもかかわらずチームがそれを破ったことに法的措置を講じていた。
水曜日の午前に下された判決の中で、クロフト裁判官は、ファン・デル・ガルデにはザウバーでレースをする資格があり、それは「数日後にメルボルンで行われるオーストラリアGPだけでなく2015年のF1シーズン全てに適用される」と述べている。
ザウバーは安全性を最優先に考慮し、この判決に控訴している。
控訴裁判所はザウバーの申請を水曜日の午後に受理し、木曜日の午前9時30分からメルボルンで再び審理を行う。
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2015年03月09日

アロンソ開幕戦オーストラリアGPを欠場。重篤化リスク回避のため

マクラーレンは3月3日のプレスリリースで、フェルナンド・アロンソが開幕戦オーストラリアGPを欠場し、ケビン・マグヌッセンが代役を務めることを発表した。
 アロンソは2月22日、スペインのカタルニア・サーキットで行われていたテストの際、ターン3のインにクラッシュし、病院に搬送された。アロンソには大きな怪我はなかったものの、脳震盪を起こして自力でマシンから脱出できず、3日間入院。その後のテストでも、ドライブの予定をキャンセルしていた。
 リリースによれば、アロンソの主治医は「アロンソには医学的問題となる症状は全くない」としながらも、「脳震盪を起こしたアスリートの場合、“セカンド・インパクト・シンドローム※”の可能性を最小限にすることが、通常の医学技法である」と指摘。「オーストラリアGPに出場してはならない」と忠告したという。
 アロンソはそのアドバイスを受け入れ、オーストラリアGPに出場しないことを決断。よって新生マクラーレン・ホンダの初戦は、ジェンソン・バトンとマグヌッセンの手に委ねられることになる。
 アロンソの主治医は、アロンソは健康であり、レースをする準備ができていると認めているという。そして、第2戦マレーシアGPでの復帰に向け、トレーニングも再開したという。チームも、「主治医の忠告とアロンソの決断を完全に支持する」と声明を出している。
 今季のF1開幕戦オーストラリアGPは、3月13日(金)に開幕。15日(日)に決勝レースを迎える。
※セカンド・インパクト・シンドローム=脳震盪を受けた場合、脳が完全に回復する前にに再び強い衝撃を受けると、重篤な後遺症が残ったり、最悪の場合命に関わる危険性があると言われている。
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2015年02月18日

スーティルに日産からル・マンに参戦のうわさ

ル・マンのシートを獲得することでエイドリアン・スーティルはトップドライバーとしての面目を保てるかもしれない。
昨年後半、彼は自分と2015年の契約を持ちながら、フェリペ・ナッサーとマーカス・エリクソンをレースドライバーに選んだザウバーに対して法的措置も辞さない構えを見せていた。
しかし、その後32歳のドライバーの動向は聞こえてこない。
アメリカで新たに誕生するハースF1チームとのうわさもあったが、彼らが参戦するのは2016年だ。
スイス紙『Blick(ブリック)』のロジャー・ブノワは、生まれ変わったマノーがスーティルの選択肢になるかもしれないと述べている。
しかし、彼はこうも述べた。「それよりも、エイドリアン・スーティルは日産から世界耐久選手権(WEC)に出ることを好むだろう」
日産は今年、トップカテゴリーであるLM P1(ル・マンプロトタイプ1)クラスに参戦し、アウディ、ポルシェ、トヨタとともに戦う。
ル・マン24時間レースには3台体制、9人のドライバーで臨むと発表されているが、シートにはまだ3つの空きがある。
「(2015年に)何をするかは言えない」と最近スーティルは語っていた。「でも、F1の他にもカテゴリーがあるのは事実だよ」
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2015年01月03日

フランク・モンタニー、コカインの陽性反応でレース人生の危機に

 かつてスーパーアグリF1チームからF1に参戦した経験をもつフランク・モンタニーが、検査の結果コカインの陽性反応が出たため、モータースポーツキャリアの危機に立たされているとフランスのレキップ紙が伝えた。
 モンタニーは2006年にスーパーアグリのテスト/レースドライバーを務め、その後はスポーツカーレース等でも活躍。2014年からは、新たにスタートした電気フォーミュラ、フォーミュラEにアンドレッティ・オートスポートから参戦していた。
 しかし、フランスの新聞レキップによれば、モンタニーは11月に開催されたフォーミュラE第2戦マレーシアの後、検査を受け陽性反応が出たため、いかなるレースにも参加できなくなり、マシュー・ブラバムが第3戦ウルグアイに参加。モンタニーは今後いかなるレースにも、最終的に認可なく出場できない状況だと言う。
 レキップは、モンタニーが「モータースポーツでのキャリアはたぶん終わったと思う」と語ったと伝える。
「(マレーシアでの)レースの後、検査の話をしてきた男に会った。頭の中ですぐ理解したよ。ああ、これは終わったって。恥ずかしいことをしてしまった」
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2015年01月02日

ジェンソン・バトン、道端ジェシカとハワイで挙式

マクラーレンF1チームのジェンソン・バトンが、婚約者の道端ジェシカさんと結婚したことが明らかになった。
 バトンは1日、自身のTwitterに「Happy New Year from Mr & Mrs Button!(バトン夫妻より、明けましておめでとう!)」と書き込み、2008年から交際してきたジェシカさんと結婚したことをファンに報告した。
 イギリスのメディアによれば、結婚式は今週ハワイのマウイ島で、家族や友人出席のもと行われたという。
 ジェシカさんも、バトンと同様のコメントをTwitterにつぶやくとともに、公式Facebookでも日本のファンに結婚を報告している。
「私事ですが、2014年12月29日にかねてより交際を重ねてきましたF1ドライバーのジェンソン・バトン氏と結婚したことをご報告させていただきます」
「お互いに成長していくなかで、これまで以上に結束し合い、素晴らしい家庭を築いていきたいと思っております」
 バトンは今季、フェルナンド・アロンソとともに新生マクラーレン・ホンダをドライブ。その活躍により一層期待が高まっている。
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2014年12月30日

事故から1年…シューマッハー氏回復報道を代理人が牽制

元F1王者のミヒャエル・シューマッハー氏(45)=ドイツ=がフランスでの休暇中にスキー事故に遭い、意識不明の重体になってから29日でちょうど1年が経過する。同氏の代理人であるサビーネ・ケーム氏は28日、「深刻な負傷だけに、それ相応の回復状況となっており、これからも長い時間と厳しい戦いが求められている」とコメント。一部のメディアで伝えられた楽観説を牽制した。

 ことの発端はこの日、フランスのパリジャン紙が、1984年から88年までF1に出場したフィリップ・ストレイフ氏(59)=フランス=とのインタビュー記事を掲載し、「会話をするには至っていないが、身近な人を認識するようになってきた」「まっすぐに座る訓練をしているところで、長期的には松葉杖をついて歩けるようになるかもしれない」などと、具体的な回復状況を伝える談話を掲載したこと。同紙はストレイフ氏をシューマッハー氏の長年の友人として紹介し、コメントはシューマッハー氏夫人のコリンナさんや、国際自動車連盟(FIA)医事委員長のジェラール・サラン教授らから得た情報だと報じた。

 しかし、ケーム代理人はこの報道に反論し、ストレイフ氏はシューマッハー氏の親しい友人とはいえず、コリンナさんやサラン教授から情報を得た事実はないと説明。「ストレイフ氏は、私たち(シューマッハー氏の家族や代理人)と何の連絡も取り合っていない」と語った。

 シューマッハー氏は今年6月に、事故が起きたフランスにある病院から自宅のあるスイスの病院に転院したのち、9月に退院。現在は自宅でリハビリを続けている。11月にはF1での初王座20周年を記念して、公式ホームページが再開された。
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2014年12月19日

マクラーレン・ホンダで覚悟を決めたアロンソ

フェルナンド・アロンソは、新生マクラーレン・ホンダで成功をつかむためなら、多少の時間もいとわないと語った。
 今月11日、マクラーレンF1チームは、2015年のレースドライバーとして今年14年限りでフェラーリを離脱したアロンソの加入とジェンソン・バトンの残留を発表した。
 来年34歳を迎えるアロンソは、フェラーリ時代になし得なかった自身3度目のチャンピオン獲得を目指している。彼は、2015年から新たにホンダのパワーユニットを搭載する新生マクラーレン・ホンダが、再び勝者に返り咲くと確信している。
「僕がここにいるのは勝つためだけど、いきなり最初から勝つということではない」と、アロンソはSky Sportに語っている。
「長期的な関係のなかで勝利するためにここにいるんだ」
 アロンソは、成功を手にするまでにたとえ時間がかかったとしても、途中でチームを見捨てるようなことはないと言う。
「仮に、僕らに学習する期間が必要になったとしても、僕はここで共に働くことを約束するよ」
 マクラーレンのボスであるロン・デニスは、アロンソと結んだ3年契約に途中解除を可能とする条項はないと、BBC Sportに語っている。
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2014年12月12日

アロンソ マクラーレンとの接触は1年前

マクラーレン復帰が決定したフェルナンド・アロンソは、チームから1年以上前にオファーを受けていたことを明らかにした。

「とてつもない情熱と決意を持って今回のプロジェクトに参加する。僕たちが望む結果を達成するのに時間が必要かもしれないことを知っていながらね。それは僕にとって全く問題がないんだ」と、アロンソは語った。

「この1年間で様々なオファーをもらった。興味を示したいくつかのチームの現在のパフォーマンスを考えると、そのうちのいくつかは非常に魅力的だった」

「でも1年以上前、マクラーレン・ホンダが接触してきて、加入を誘ってきた。非常に積極的なものだったよ。長い間F1を支配したパートナーシップが復活するからね」

「僕をエキサイティングな復活した提携に加入することを可能にしてくれたマクラーレン・ホンダの度重なるオープンな願望、忍耐、決意はこの決断を下す最大の要素になったけれど、共通の目標と可能性を共有するという最も重要な要素を忘れてはいけない。自信に満ちた非常にしっかりとした未来が待っているんだ」

「マクラーレンとホンダの上層部の人たち全員と綿密な話し合いを行い、イギリスと日本にある素晴らしい施設を見学した。マクラーレンとホンダは、長期的で成功に満ちた提携になることが確実な初期の過程にあることが明確だった。その通りになるように100%努力するつもりだ」

「この実現に向けて懸命に戦ってきた人々の粘り強さに感謝したい。努力、犠牲、忍耐、信頼という僕にとって常に上手くいっている方式に基づいて、全ての人やチームに結果をもたらすために自分の持てる力の全てを捧げるつもりだ」

「僕たちには時間がある。希望も必要な資源もある」
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2014年12月09日

ハミルトンが年間最優秀ドライバーに選出/英オートスポーツ・アワード

 7日にイギリスのロンドンで開かれた『オートスポーツ・アワード 2014』で、メルセデスのルイス・ハミルトンが国際レーシングドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
 この『オートスポーツ・アワード』は、イギリスのモータースポーツ専門誌「オートスポーツ」の読者投票で選ばれる栄えある賞で、今年はメルセデスベンツが後援。イギリスの最優秀若手ドライバーには、マクラーレンのF1マシンのテスト機会も与えられる。
 このアワードで最も優れたドライバーに贈られる国際レーシングドライバー・オブ・ザ・イヤーには、今季F1で11勝を挙げ、2度目のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンが選出された。彼は、シーズン最終戦までタイトル争いを繰り広げたチームメイトのニコ・ロズベルグやドライバーズ選手権3位のダニエル・リカルド、同4位のバルテリ・ボッタス、インディカー・チャンピオンのウィル・パワー、今年3度目のル・マン制覇を達成したアンドレ・ロッテラーといった他の候補を抑え、英国コンペティション・ドライバー・オブ・ザ・イヤーとのダブル受賞を果たした。
 また、レーシングカー・オブ・ザ・イヤーでもハミルトンをチャンピオンに導いたメルセデスW05が選ばれた。このカテゴリーには、WEC世界耐久選手権でドライバーとマニュファクチャラーの2冠を達成したトヨタTS040や、今季のWTCC世界ツーリングカー選手権を席巻したシトロエンCエリーゼWTCC、初シーズンでマルコ・ウィットマンをDTM王者に導いたBWM M4 DTMなども候補にあがっていたが、F1で19戦16勝と圧倒的な強さをみせたメルセデスW05が栄えある賞を獲得、エンジニアリングディレクターのアルド・コスタがトロフィーを受け取った。
 ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、トロロッソのダニール・クビアトが受賞。来年からセバスチャン・ベッテルの後任としてレッドブルをドライブするクビアトは、今季、開幕戦を含む5度の入賞のほか、初開催の母国ロシアGPで予選5番手を獲得するなど非常に印象深い活躍をみせ、同じルーキーのケビン・マグヌッセンや来季のトロロッソドライバーに指名されたマックス・フェルスタッペン、GP2初参戦でランキング2位の活躍をみせたストフェル・バンドーン、ヨーロッパF3チャンピオンのエステバン・オコン、NASCARのカイル・ラーソンらを抑えた。
 イギリスの若手ドライバーのなかで今シーズンの実績と今後の活躍が最も期待されるドライバーに贈られるマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードは、16歳でBRDC F4チャンピオンに輝いたジョージ・ラッセルが受賞した。
 彼には、BRDC(英国レーシング・ドライバーズ・クラブ)の正規会員資格が与えられるとともに、アライのカーボン製レーシングヘルメット『GP-6RC』、賞金10万ポンド(約1890万円)、そしてマクラーレンのF1テストの機会が与えられる。
 なお、モータースポーツへ多大な功績を残した人物に贈られるジョン・ボルスター賞には、ブラバムやマクラーレンでチャンピオンマシン輩出した伝説のF1デザイナー、ゴードン・マーレイが選ばれている。
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2014年12月01日

トロロッソ サインツ・ジュニアをレースドライバーに起用

トロロッソは、フォーミュラ・ルノー3.5チャンピオンのカルロス・サインツ・ジュニアを2015年シーズンのレースドライバーに起用することを発表した。
サインツ・ジュニアはレッドブルのジュニアドライバーとしてフォーミュラ・ルノー3.5を制した初のドライバーとなり、彼は来年、マックス・フェルスタッペンとともに新人同士のラインナップを組むことになった。
「トロロッソとドライブできることを本当に嬉しく思う」と、2度のワールドラリーチャンピオンのカルロス・サインツを父に持つサインツ・ジュニアは語った。
「レッドブルの若手ドライバープログラムの一員になって以来、これが目標だったから、僕を信頼してくれたレッドブルに感謝したい」
「今年、ワールドシリーズ・バイ・ルノーで成功に満ちたシーズンを送り、今はF1へのステップアップを楽しみにしているよ」
「昨年、トロロッソとテストをしたけれど、チーム内の雰囲気が好きだった。来年、ヘレスでの最初のテストでコックピットに乗り込むための準備を整えるために、今後の数ヶ月間で努力するつもりだ」
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2014年11月25日

ハミルトン「1度目の王座より嬉しい。ニコを称えたい」

 2014年F1アブダビGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝してタイトルを獲得した。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「言葉にならないよ。ひとつ言いたいのは、ここに集まってくれたファンの皆への感謝の気持ちだ。フラッグやキャップ、そういったものすべてが僕の力につながった。家族やチームにも感謝したい。チームは1年間信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれた。彼らがいなければ、僕は今日ここに立っていないだろう。(今年のタイトル獲得が)僕にとってどれほど大きな意味を持つか、説明するのは難しい。1度目のタイトルよりも重要だ。今初めてタイトルを取ったような気がする。本当に幸せだよ」
「僕の人生の中で最も素晴らしい日になった。2008年は人生の中で特別な年だけど、今の気持ちはその時をはるかに上回るものだ。今までで最高の気分だよ」
「信じられないような1年だった。このチームに入った時、間違った選択だと言われた。でも去年と今年、僕らは大きく前進した。現実とは思えない。感謝しなければ」
「チームのおかげで今日の決勝でいいスタートを切ることができた。ロケットみたいだったね! 僕のキャリアの中で一番いいスタートだったと思う。それでトップに立てた。レースの前にはアプローチに関していくつか選択肢があった。僕が後ろなら最初のピットストップまで状況を見ていくつもりだった。でも前なら、レースをしなければならないと思っていた。僕らはマシンを決勝に合わせていた。予選は完璧ではなかったが、一番重要なレースに向けて準備を整えていたんだ」
「シーズンを通してニコ(・ロズベルグ)は強力だった。僕らは1997年に会って、当時はいつも、『同じチームで世界タイトルを争えるようになれば最高だね』と話していた」
「彼は今日素晴らしい仕事をした。クルマが速さを発揮できない状態になり戦えないと知って残念だった。彼は潔く僕のところに(祝福に)来てくれた。本当にプロフェッショナルだと思う。『すごくいい走りをしたね』と言ってくれた。それは彼も同じだ。1年を通して彼は最高の走りをしてきたし、特に予選は素晴らしかった」
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2014年11月11日

ロズベルグ「満足。USと違いハミルトンにチャンスを与えなかった」

2014年F1ブラジルGPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは優勝を獲得した。

ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
「最高の週末だった。3日間通してとてもいい感触を持てた。オースティンは本当に期待外れで、そこから学ぶ必要があったが、うまくやり遂げたと思う」
「ペースのコントロールがうまくいき、ルイス(・ハミルトン)をあまり近寄らせなかった。彼は素晴らしい走りをして、常にすぐ後ろでプッシュしてきた。でも彼がスピンしたため、少しリラックスして、スティント終盤に向けてタイヤを少しセーブすることができた」
「完璧にうまくいった。また僕らチームは1−2フィニッシュを成し遂げ、素晴らしい一日になった。フェリペ(・マッサ)がホームレースで表彰台に上ったのもよかったね。今週末、ブラジルのファンは僕らを熱心に応援してくれたし彼らにとっていい一日になった」
「アブダビで最高のフィナーレを迎えるのが楽しみだよ。自分はやれると100パーセント確信しているけれど、フェリペかバルテリ(・ボッタス)、あるいはルイス自身からの助けが必要なのは分かっている」
「オースティンの日曜は辛いものになってしまったから、改善しなければならなかった。(アメリカの)レースではいい仕事ができなかった。でも今日はうまくやれたから満足している。ルイスにオーバーテイクのチャンスを与えないよう、ギャップを保つ必要があった。オースティンと違ってうまくいったのでよかったと思う」
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2014年11月04日

ハミルトン「イギリス人F1最多勝をとても誇りに思う」

 2014年F1アメリカGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝を獲得した。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「ここはレースをするのに最高の場所だ。週末を通して熱心に応援してくれたファンに心からの感謝の気持ちを伝えたい」
「ここで優勝することができて本当に嬉しい。最高のマシン、最高のチームと共に素晴らしい走りをすることができて特別な気分だ」
「チームはシーズンを通して見事な仕事をしてくれている。レースの現場に来ているスタッフにもファクトリーにいるスタッフにも心からお礼を言いたい」
「予選で発生した問題を修正することができて本当によかった。そのおかげで全力でプッシュすることができた」
「(ニコ・ロズベルグに対する)オーバーテイクについて話すと、ニコにできるだけぴったりついていって、インに飛び込めるタイミングを待っていただけだ。このサーキットでは前のマシンにぴったりついて走ることができる。簡単でないことは確かだけどね。リスクについて見極める必要があるけれど、うまくやれると感じた。ニコの前に出た後は、レースをコントロールするだけでよかった」
「イギリス人ドライバーの中でのF1最多勝記録を達成したことをとても誇りに思う。でもこれほど早く記録を達成できたのはすべてチームと今年のマシンのおかげだ。シーズン10勝目を挙げた気分は……最高、のひと言だよ!」
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2014年10月29日

ビアンキの事故、ブレーキ・バイ・ワイヤに疑いの目

先の日本GP決勝レースで起きたジュール・ビアンキ(マルシア)のアクシデントについて調査しているFIA(国際自動車連盟)の事故調査委員会は、いわゆる『ブレーキ・バイ・ワイヤ・システム』にも疑いの目を向けていることを明かした。
今シーズン、大きくマシン・レギュレーションが変更されたF1はパワーユニットだけでなくERS(エネルギー回生システム)を用いた制動システムにも新たな技術が導入されている。
ブレーキ・バイ・ワイヤ・システムは減速時に蓄えたエネルギーをブレーキング時にも活用するため、電気信号を用いてブレーキをコントロールするもの。
各チーム共に初の試みである上に、マルシアなど非力な下位チームにとってはまだ十分な開発がなされていないとの指摘もある。
今回のビアンキのアクシデントでは、このシステムにトラブルがあった場合も原因として考えられるということだが、まだその詳細は明らかでない。
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2014年10月21日

ロバート・クビサ、さらなる手術でF1復帰に光明

2006年に当時のBMWザウバー・チームからF1デビュー。
3戦目には早くも3位表彰台に乗るなど将来のチャンピオンも嘱望されたロバート・クビサ(29歳:ポーランド)だが、本人のF1復帰の希望はいまだ実らず、現在はWRC(世界ラリー選手権)参戦を続けている。
関係者によれば、現在も負傷した右手の動きが制限されるため、繊細な操作を必要とする現代のF1ステアリングホイールを扱うのは困難とされている。
しかしクビサはこのほど取材を受けたイギリス『スカイスポーツ』に対し、次のように語っている。
「医療の世界は日進月歩で進化しているんだ。
これまで不可能だったことだって、その後可能になったことだってある。
だからこのシーズンが終わったらまた医師と新たな手術について検討する予定なんだ。
もっと指の動きとかが自由になれば、またF1にだって乗れると確信しているからね。
少なくとも僕自身はF1復帰を断念したことなんかない。
いくつかの幸運に恵まれれば、またF1で僕の姿が見られるかも知れないね」
F1時代、クビサは2008年のカナダGP(BMW)で念願の初勝利を記録している。
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2014年10月15日

ビアンキの容体変わらず。家族がファンや仲間のサポートに感謝

日本GPでのクラッシュで重傷を負ったジュール・ビアンキの現在の容体について、家族の代理で所属チームであるマルシャF1チームが声明を発表した。
 ビアンキは今も三重県内の病院で集中治療を受けており、7日には「深刻ではあるが安定」した状態であると発表された。
 ロシアGP後の14日、チームは再び声明を発表、容体に変化がないことを伝えた。
「ジュール・ビアンキのご家族の要望を受け、四日市の三重県立総合医療センターとの協力の下、マルシャF1チームはジュールの病状に関し、以下の情報を発表する」と声明には記されている。
「過去9日間、ジュールとご家族は極めて厳しい日々を過ごしてきた。鈴鹿での事故の結果、医療上の多くの困難に立ち向かわなければならず、ジュールが頭部負傷によるびまん性軸索損傷を被ったため、依然厳しい状況が続いている」
「ジュールは四日市の三重県立総合医療センターの集中治療室におり、深刻だが安定した状態にある」
 また、チームは、ファンや関係者たちからの応援のメッセージにビアンキの家族が深く感謝しているとも伝えた。
「ビアンキのご家族は、大勢のファンとモータースポーツ関係者たちからの思いと祈りに励まされている。特に、ソチのロシアGPにおいて示された応援と愛情は、病院にいるジュールのご両親、親族、友人にとって大きな慰めになった」
「ご家族は今後も適切な時期に医療上の情報をお知らせする」
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2014年10月13日

ハミルトン「この勝利をビアンキに捧げたい」

2014年F1ロシアGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝を獲得した。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「いい一日だったし、最高の週末だった。この素晴らしいチームの仕事に貢献できたことを誇りに思う。メルセデス・ベンツのため初のコンストラクターズタイトルを獲得できたのは大きな功績だ。イギリスとドイツのスタッフにお祝いを言いたい。僕らが歴史を刻んだんだ」
「今日はレースを通してタイヤをうまく管理しなければならなかった。燃料の管理はそれほど大変ではなかった。マシンの感触は素晴らしくて、それほどプッシュする必要がなかった」
「終盤にニコ(・ロズベルグ)が2番手に上がってきた時も、彼のタイムに合わせて走ればよかった」
「ロシアの週末は本当に楽しかった。素晴らしい場所だ。シーズンここまでの中で最も好きな場所のひとつだから、初開催のレースで勝てて本当に嬉しい」
「ファンも素晴らしかった。これほど多くのファンがいるとは知らなかった。グランドスタンドを観客が埋め尽くしていて、皆楽しんでいるんだ」
「オーガナイザーもレイアウト、路面、イベントそのものに関し、とてもいい仕事をした。彼らに敬意を表する」
「今週はずっと、ひとりの人物のことが僕の心を占めていた。それはジュール(・ビアンキ)だ。もちろん僕らチームは興奮と幸せに満ちている。でも今週末はマシンに乗り込むたびに、彼とご家族のことを考えていた。毎日彼のために祈っている」
「意味があるかどうか分からないが、この勝利を彼とご家族に捧げることができれば嬉しい。どんなものであれ、ポジティブなエネルギーが助けになることを願っている。チーム全員でポジティブな気持ちを彼に送ろう。ポジティブなエネルギーは実際に存在するのだから」
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2014年10月07日

ハミルトン「優勝を喜ぶよりも祈っている」

 2014年F1日本GPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは1位、ニコ・ロズベルグは2位だった。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「何よりもジュール(・ビアンキ)のことを考えている。仲間がけがをしたときには他のことは重要でなくなる。彼のために祈っている。このことに比べるとレースの結果は全く重要じゃない」
「ニコと僕は激しく戦い、プッシュし合った。必死に攻めていたためにDRSをオフにするのが遅れてターン1で一瞬まずいことになった。でも幸いコースに戻ってこられたよ」
「レースの間ずっと難しいコンディションだったけれど、今日はニコより僕の方が速かったから、序盤は楽についていくことができた。前のクルマについていってオーバーテイクをするのは、このコースでは簡単ではない。でも彼が最終コーナー立ち上がりでミスをしたので前に出ることができた」
「その後はアプローチを変え、タイヤに気を使い最後までリードを維持することに集中した」
「でも繰り返しになるけれど、こういったことは今日は重要じゃない。ジュールのことを思っている」
posted by Ayrton at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月06日

元F1ドライバーのアンドレア・デ・チェザリス、バイクの事故で死去

 元F1ドライバーとして知られるアンドレア・デ・チェザリス氏が、イタリアにてバイクの事故で亡くなった。享年55。
 イタリアの報道によると、10月5日、チェザリスはローマで事故に遭い、ほぼ即死だったという。
 チェザリスは1980年から1994年までF1に参戦。1980年はヨーロッパF2を戦い、第13戦カナダGPでアルファロメオからF1デビュー。1981年にマクラーレンで、初めてフルシーズンのシートを手にした。
 しかし、勝利を挙げるには至らず、クラッシュが多いことから『壊し屋』の異名をとり、1シーズンでマクラーレンを離脱。1982年にはアルファロメオに復帰、その後はリジェ、ミナルディ、ブラバム、リアル、スクーデリア・イタリア、ジョーダン、ティレル、ザウバーと数多くのチームを渡り歩き、214戦にエントリーした。
 1982年はロングビーチでキャリア唯一、当時最年少記録のポールポジションを獲得。1983年のベルギーではレースをリードし、ファステストラップを記録。ベルギーでは、1991年に新興チームのジョーダンで一時2位を走行するなど、速さを見せた。
 1993年のティレルを最後にシートを失ったが、1994年に出場停止となったエディ・アーバインの代役としてジョーダンから出走。また、モナコGPで大事故に遭ったカール・ベンドリンガーの代役でザウバーのシートを得たが、F1でのキャリアは第14戦ヨーロッパGPが最後となった。
 通算成績は表彰台5回、ドライバーズランキングのトップ10入り3回、ポールポジション1回、ベストリザルト2位。
 記録以上に記憶に残り、『壊し屋』のイメージとは裏腹に長くF1界に独自のポジションを築いた愛されるキャラクターだった。
posted by Ayrton at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マルシャ、ビアンキの事故についてリリースを発表

5日に行なわれたF1日本GP決勝中に大クラッシュを喫したジュール・ビアンキ。所属するマルシャF1チームが、事故後はじめてプレスリリースを発表した。
レース終盤の42周目にターン7(ダンロップコーナー)でエイドリアン・スーティル(ザウバー)がコースオフ。そのマシンの撤去中にビアンキがコースオフし、作業していた重機車に激突した。急行したFIAのメディカルチームに救出されたビアンキは、すぐに救急車で四日市市にある三重県立総合医療センターに搬送。検査の結果、頭部にダメージを受けていることが判明し、緊急手術を受けた。
その後は様々な報道があるようだが、情報が錯綜している模様。手術が成功したのか否か、また、ビアンキの容態に関する正式な発表はまだない。
今回マルシャはリリースを通して、今後の彼の容態については、家族の意思を最優先に尊重して対応していくことを明らかにし、各国メディアへの理解を求めた。
「日本GPで起こったジュール・ビアンキの事故について、まずは彼も我々チームも非常に難しい時間を過ごしましたが、皆様からの多大なるサポートに感謝しております。私たちは今後のビアンキの容態に関する情報について、家族の意思を最優先に尊重した上で発表していきます。今後も三重県立総合医療センターと連携し、彼らが適切だと判断した時に、改めて皆さまにご連絡します」。
またビアンキの家族をサポートするためマルシャF1チームと、彼の育成プログラムに携わりエンジン供給もしているスクーデリア・フェラーリのスタッフが病院に残ることも明らかにされており、今後の正式な情報発信は家族の意思を通してチームから発表されることになりそうだ。
posted by Ayrton at 22:45| Comment(0) | TrackBack(1) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月04日

ベッテルが今季末でレッドブル離脱!

今シーズンをもってセバスチャン・ベッテルがレッドブルを離脱することになった。レッドブルはトロ・ロッソドライバーであるダニール・クビアトをダニエル・リカルドの来季チームメイトに起用することを認めている。
フェルナンド・アロンソのフェラーリ離脱が確実視される中、ベッテルはアロンソの後任として跳ね馬入りする可能性が高い。
ベッテルが獲得した4度の世界タイトルはいずれもレッドブルと共に成し遂げたものだが、今年は新たにパートナーに迎えたリカルドが活躍する一方で苦戦を強いられている。ベッテルのフェラーリ移籍はこれまでも幾度となく報じられており、レッドブルとの関係が終了することでさらに可能性が高まった。
レッドブルは4日(土)に発行した声明の中で「セバスチャン・ベッテルが2014年シーズン末でインフィニティ・レッドブル・レーシングを離れることを通知してきた。過去6年を通してインフィニティ・レッドブル・レーシングでとてつもない役目を果たしてくれたセバスチャンに心から感謝したい」と述べている。
「2009年のチーム加入以来、セバスチャンはインフィニティ・レッドブル・レーシングと共に38勝を挙げ、44回のポール獲得に加えて、ドライバーズ選手権を4度、コンストラクターズ選手権を4度、合計8回のワールドチャンピオンシップ制覇を成し遂げた。レッドブルのセカンドチームであるスクーデリア・トロ・ロッソにおけるセバスチャンの活躍を含めれば、合計して39勝、45回のポール獲得に増える」
「セバスチャンのキャリアの次なるステージでの活躍を祈ると共に、われわれは次世代のレッドブルドライバーに空席がもたらされる今後に興奮を覚えている。レッドブル・ジュニア・プログラムにおいては、セバスチャン・ベッテルはもちろん、チームに加わって初年度ながら3勝をマークするダニエル・リカルドなど、多くの才能を育ててきた」
「2015年は同じくジュニアプログラム出身の若手有望株であるダニール・クビアトをチームに迎えることをお知らせする」
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2014年09月30日

マックス・フェルスタッペン、日本GPでフリー走行デビュー

 スクーデリア・トロロッソは、来季のレースドライバー契約を結んでいるマックス・フェルスタッペンが日本GPの金曜フリープラクティスで走行することを明らかにした。フェルスタッペンがF1レースウイークエンドに参加するのはこれが初めてとなる。
 フェルスタッペンは鈴鹿でのFP1デビューを目指し、スーパーライセンスの申請を行っていた。29日、トロロッソは、FIAからスーパーライセンスが発給されたため、フェルスタッペンは日本GPの金曜プラクティス1回目にジャン−エリック・ベルニュのマシンに乗ると認めた。
 グランプリウイークエンドへのデビューが決まったフェルスタッペンは、次のようにコメントしている。
「グランプリのプラクティスセッションで初めて走ることになり、とても楽しみだ。来年に向けていい準備になる。数カ月前にはこうなることを想像もしていなかった。早くもフリー走行で走れるなんて夢みたいだよ」
「鈴鹿は初めてじゃないんだ。メインサーキットの隣にあるトラックで開催されたカートレースに出場したことがある。父は鈴鹿で何度もレースをしている。『簡単なコースじゃない。最初はてこずるぞ』と言われた」
「僕にとって貴重な経験になる。短い時間だけどクルマに乗り、チームスタッフとの作業に慣れて、来年に向けた準備をすることができる。記録を作るために走るのではなく、経験を積むために走るんだ」
「シミュレーターで鈴鹿を走ったので、多少それが役立つだろう。実際にコースを走る以上に役立つ経験はないけどね」
「1時間半の走行時間をもらえたので、いい仕事をしたいと思っている。自分自身のためにもチームのためにもね」
 マックスは元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンの息子で、FIAヨーロッパF3選手権に今年初参戦し、ここまでの27戦で8勝を挙げ、ランキング2位に位置している。
 来年フェルスタッペンは17歳でF1史上最年少ドライバーとしてデビュー、20歳のダニール・クビアトのチームメイトを務めることになる。
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2014年09月24日

ロズベルグ「ステアリングトラブルで今年一番辛い一日に」

 2014年F1シンガポールGPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグはリタイアを喫した。
ニコ・ロズベルグ 決勝=リタイア
「レース前にガレージにいた時点からステアリングホイールの問題が出ていた。グリッドから動き出せなかった時は本当に辛かった。ニュートラルの状態から抜け出せなかったんだ」
「ピットレーンからスタートした後、僕にできたのはギヤを変えることだけだった。ステアリングホイールの機能が作動せず、ハイブリッドパワーもDRSも利用できなかった。おかしなことにギヤパドルは使えたけれど、一度に2速シフトアップし、4速と6速が使えなかった。ブレーキバランスがおかしかったが変更できなかったので、最適なブレーキングができなかった」
「無線のようにシステムも復帰し、状況が変わることを期待していた。でも再度ステアリングホイールを交換した後、リタイアすることを決めた」
「僕にとっては今年一番きつい一日だった」
「少なくともチームにとってはルイス(・ハミルトン)が優勝できたのはいいことだったけどね」
「チームに再び信頼性のトラブルが起きた。何が起きたのか分析し、いろいろなことをすべてベストの状態に整える必要がある。今年の僕らの課題は信頼性だからね」
ラベル:メルセデス
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2014年09月23日

ハミルトン「首位に復帰するためどうすべきか分からなくなった」

2014年F1シンガポールGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝を獲得した。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「モンツァで勝った後、シーズン終盤戦をこれほど競争力の高いマシンと共にスタートできて本当に嬉しい」
「ニコ(・ロズベルグ)が上位で走っていたら相当熾烈なレースになっただろう。ふたりとも速さがあったからね」
「序盤はとても順調だったが、セーフティカー出動によって問題を抱えることになった」
「自分がどうすべきなのか迷った。そのスティントをできるだけ長く引き伸ばそうとしていたが、チームからは27秒(のギャップ)が必要だと言われた。あと6秒必要だったのにタイヤがだめになり始めた」
「プッシュし続けるのか、ペースを落としてタイヤを労わった方がいいのか、分からなかった。でも幸い目標を達成することができ、ピットに入った」
「セブ(ベッテル)の後ろでコースに復帰した。彼らは2回ストップで走り、タイヤは使い込んだ状態であることは分かっていた。バックストレートで仕掛けたよ。ギャップがほとんどなかったから、他の場所を選んでもよかったかもしれないね。でも幸い追い抜くことができた」
「ニコがリタイアしたので、理想的なリザルトとは言えない。僕らは信頼性の問題を克服する必要がある。それでもファクトリーのスタッフが最高のマシンを用意してくれたのは確かだ。皆、素晴らしい仕事をしてくれた。2週間後の日本GPに向けてさらに努力し続けるよ」
posted by Ayrton at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月10日

ロズベルグ「ハミルトンの速さが最悪のミスを呼んだ」

 2014年F1イタリアGPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは2位を獲得した。
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「今週末はルイス(・ハミルトン)の方が速かったから、彼はこの勝利にふさわしい」
「もちろんとてもがっかりしている。ターン1でロックアップし、タイヤのフラットスポットを避けるために(エスケープロードに)まっすぐ行くことにした。それでリードを失ったんだ」
「ルイスが速いペースで後ろから迫ってきた。そのためペースを上げなければならず、それがミスにつながった。最悪のミスだ。それによってリードを手放すことになった」
「モンツァはローダウンフォースでシーズンの中で最も高速なサーキットだ。そのためブレーキングが相当難しい。これは言い訳ではなく、事実を述べているだけだ」
「ここでは(ブレーキングが)最大の課題であり、残念ながら決勝中に2回ミスをしてしまった」
「もちろんがっかりしているが、2位で大量にポイントを手に入れることができたので、悲惨な結果とは言えない」
「明るい面にも目を向けなければ。ルイスとのポイント差は7点しか縮まらなかった。もっとずっと悪い結果になっていた可能性もあった。それにオーストリア以来のワンツーを達成できて、チームにとって素晴らしいリザルトだ。チームのために喜んでいるし、この素晴らしいシルバーアローを用意してくれた皆に感謝したい」
posted by Ayrton at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月09日

ハミルトン「プレッシャーをかけチャンスを待った」

 2014年F1イタリアGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは優勝を獲得した。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「今週末素晴らしいパフォーマンスを発揮したチームを祝福したい。ワンツーを成し遂げたいと願い、それを今日実現できた。皆にとって重要な結果だ」
「僕にとっては難しいレースだった。フォーメイションラップでローンチシーケンスにエンゲージするボタンが機能せず、グリッドについた時にも同じことが起きた。経験したことのない問題だった。できるだけ早く発進しようと試みて、なんとか大量にポジションを失わずに済んだ。今まで経験したことがないから、何が起きたのか分からない」
「終盤チームから(タイヤを持たせるためニコ・ロズベルグにあまり)接近しないよう言われたけれど、経験からそれはいいやり方じゃないと分かっていたので別の方法を選んだ」
「マシンの感触はよかったし、かなり差を詰めていたんだ。その前のスティントでタイヤが古くなった段階でニコに接近した時には、彼についていくのが難しかった。だからスティント序盤にしかチャンスはないのは分かっており、そのチャンスをつかんだ」
「彼をオーバーテイクするためにプッシュした。それによってチャンスがもたらされるからだ。プレッシャーをかければ、チャンスが訪れると分かっていた」
「優勝できてとても嬉しい。シーズン終盤戦に向かうにあたって勢いを取り戻せたと感じる」
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2014年09月01日

ボッタス、移籍よりウイリアムズ残留を選択

 バルテリ・ボッタスは、2015年の正式契約に向けウイリアムズとの交渉が進んでいることを認めた。
 ボッタスはウイリアムズのテストドライバーを経て2013年に同チームからF1デビュー。2年目の今年はチームの復調と共に第12戦終了時点ですでに4回の表彰台を獲得している。
 ウイリアムズはボッタスとの間に来年のオプション契約を有しており、正式に契約を結ぼうとしている。
 今年の活躍によっていくつかのチームがボッタスと長期的な契約を結ぶことを望んでいるといわれているが、ボッタスは今のところウイリアムズを離れるつもりはないと語った。
「今は他に目を向ける理由は見当たらない」とボッタス。
「でもまだ話す段階ではない。正式発表の時まで待つべきだ。話せる時が来たら話すよ」
 昨年はわずか5ポイントしか獲得できずランキング9位に沈んだウイリアムズだが、メルセデスのパワーユニットに変えた今年は速さを見せ、第12戦終了時点でランキング3位のフェラーリからわずか10ポイント差の4位に位置している。
 2015年には大きな規則変更がないことから、ウイリアムズは今の好調さを維持できるとボッタスは考えている。
「このチームはまだピークに達していないと思う。正しい方向に進んでいるから、今年よりもっと向上するはずだ。だからここで続けるのが正しいと確信しているんだ」
posted by Ayrton at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月30日

ロズベルグ ベルギーGPでの事故責任を認める

メルセデスは、ベルギーGPでルイス・ハミルトンと接触したニコ・ロズベルグが事故の責任を認め、謝罪したことを明らかにした。
メルセデスの声明文は以下の通りだ。
「トト・ウォルフ、パディ・ロウ、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトンが今日、ベルギーGPでの一件について話し合うためにブラックレーにあるメルセデスAMGペトロナス本社の役員室で面会した」
「ミーティングの中で、ニコはベルギーGP決勝の2周目で起きた事故の責任を認め、判断ミスについて謝罪した」
「本件について適切な懲戒処分が科せられた」
「メルセデスベンツは、今後も熾烈で公平なレースに貢献し続ける。なぜなら、それはワールドチャンピオンシップを制覇する正しい方法だからだ。チーム、ファン、そしてF1にとって素晴らしいことだ」
「ルイスとニコは、トラック上でチーム同士で接触してはならないというチームのナンバー1ルールを理解し、受け入れている。あのような事故が二度と認められないことが明確にされた。しかし、ニコとルイスは我々のドライバーであり、我々は彼らを信じている。彼らは今後も2014年FIAフォーミュラワン世界選手権に向けて自由にレースをし続ける」

メルセデスのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは金曜日、ベルギーGPでの接触事故についてブラックレーにあるファクトリーで話し合いを行い、声明文を発表した。
ロズベルグとハミルトンはスパ・フランコルシャンでのレースで2周目に接触事故を起こし、ロズベルグはフロントウイングを、ハミルトンはリアタイヤを破損させた。1ー2必至と言われていた両ドライバーだったが、事故の影響でロズベルグは2位、ハミルトンはリタイアに終わり、エグゼクティブディレクターのトト・ウォルフとパディ・ロウも交えた話し合いが行われた。
ロズベルグは事故の責任を認めてハミルトンとチームに謝罪し、自らの判断ミスが原因であると述べた。
ニコ・ロズベルグのコメント
「スパでのベルギーGP以降の数日間、レース中の出来事について考えることやチームと話し合いを行うことに多くの時間を費やした。事故について後悔していることをすでに伝えていたが、今日、トト、パディ、ルイスとの打ち合わせを終えて、もう一歩踏み出して、それが自分の判断ミスであると言いたい」
「接触してはいけないということが僕たちにとって最大のルールだったけれど、まさにそうなってしまった」
「その判断ミスについて、ルイスとチームに謝罪したい。また、ベルギーでレースをリードする争いが見られなかったファンに対しても謝りたい」
「ルイスと僕は、どのように互いにレースをするかについてより明確な指示をもらった。ドライバーとして、チームやこのスポーツのファン、パートナー、メルセデスベンツに対してクリーンなレースをする明らかな責任がある。その責任を深刻に受け止めている」
「アブダビでのファイナルラップまで、トラックの上でも外でも熾烈で公平な競争があるシーズンを締めくくるのを楽しみにしている」
ルイス・ハミルトンのコメント
「今日、僕たちはチームとして集まり、意見の相違について話し合った。ニコと僕の両方がミスをしたことを認め、どちらが悪いのかを指摘して言うことが間違っていると感じている」
「チームとしてこの状況から立ち上がることが重要だ。僕たちは共に勝利を収め敗北を喫しているので、チームとして更に強くなるだろう」
「厳しい時期を過ごし、意見の相違があるけれど、僕とニコには協力し合うための強固な土台が今でも存在している」
「僕たちには最高のチームがあり、今日のレースで見られる最高のクルマを僕たちに提供するために骨身を惜しまず働く人々の最強グループがある。それを忘れないことや、彼らにふさわしい結果をもたらすことが重要だ」
「トトとパディは今日、公平で互いを尊重するやり方でレースをしなければならないことを明確に伝えた。ファンはシーズン終了までクリーンな戦いがみたいだろうし、僕たちもみんなにそれを提供したい」
「ここから厳しい道のりになると思うけれど、今までのチャンピオンシップは今僕がいるところより更に遠いところで争われていた。チームや家族、ファンのために、もっと多くの優勝を飾るために全力を尽くすことを約束する」
posted by Ayrton at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | F1ドライバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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